超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


SPONSORED LINK

時代とともにお絵描きをする環境も進化してるよね。

時代とともにお絵描きをする環境も進化してるよね。


最近は家に帰ったら30分だけイラストを描くという生活習慣に切り替えている。僕の年末の生活というのはこんな感じであり、正月の年賀状イラストメインで12月は暮れていく。ここんところ体調は非常に良いし、生活リズムも整っている。11月ごろからメンタルの状態は非常に良い感じだ。この間に色々と生活や習慣を整えるようにしてまいりたい。


年賀状イラストは玲と真輝の二人を巫女装束で描くという感じである。あの二人は神道系の流れを汲んでる霊媒師なので、ちゃんとした仕事をする時は巫女装束なのである。正月イラストを描くとなると晴れ着も考えたけどやっぱり巫女装束だよな。や、2人の世界観の設定とかも色々とあるんだけど、それを全部長々とかたると今日のエントリーでは足りない。


まー、絵を描くのが久々すぎてクリスタの使い方とか全部頭から吹っ飛んじゃってるよ。僕はお絵描きツールで使ってるのが一番長かったのはWindowsの「SAI」で、そっちのキーバインドとかツールの配置は完璧に覚えてるのだけど、最近からMacに趣旨変えをしたのでお絵描きツールもクリスタを使うようになった。


クリスタは確かに多機能だし、いろんなツールをストアから購入して使ったりとかもできるのだけど、どのペンを使えばいいとか設定のオススメはどれかなどの情報があまりにもネットに多すぎて、自分の手にはまだ馴染んでない感じである。3Dのデッサン人形とかは確かにすごくいいと思う。


最近の僕のお絵描きの手順としては、まずは描きたいアイディアが決まったらクリスタのストアで印象に合う3Dモデルを探す。それっぽいものを見つけたら自分でちょこちょこと人形を直して3Dモデルをカスタマイズしたりもするけど、基本的には1からモデルを作るのは手間が大きすぎるから外注した方が効率的だよな。


二人のポーズの組み合わせなんかは3Dモデルを使わないとまぁ難しい。僕は属性的に百合属性なので、女の子二人がキャッキャうふふをしてるポージングなどを好んで描くのだけど、複数人の人物を画面で構築して下書きを書くというのは感覚だけでは不可能な芸当である。


この辺り、お絵描き技術でもテクノロジーの進化はすごいよなーと思う。僕はそれほどレベルの高いイラストを描けるという訳ではないが、絵を描いてきたキャリアについては無駄に長くて、中学生の頃に漫画家に憧れて漫画模写とかをやりまくってた時からずっとイラストを描いてきた。ちなみに10年進化録っぽいものを作ってみたのだけど、2003年ごろからの絵柄の変化としてはこんな感じで変わってきた。



#年賀状 10年以上描いても進化しない録 - 椎野樹のイラスト - pixiv


ちゃんとした破綻してない人体構造を描けるかどうかというのは、お絵描きでの脱ビギナーのラインとも言えるところであり、この辺りは僕は結構微妙ではあるがそこまで違和感のない人体構造を描けるところまではちゃんと修行した。これの練習方法はHUNTER×HUNTERの冨樫さんがジャンプのどこかで書いてた談話を参考にしたのだけど、ポーズカタログと500枚入りのA4コピー用紙の束を買ってきて、ひたすらポーズカタログを模写しまくったのである。


この方法だと服を着た人物の絵が描けなくてつまらないので、ニッセイのカタログをコンビニから取ってきてその中のモデルの写真に関しても模写しまくっていた。多分、500枚入りのA4コピー用紙束を全部使い尽くすことはできなかったけど、半分ぐらいはポーズカタログと写真模写のスケッチをして描きつぶしたと思う。それで一応、手なりでもそれほど破綻してない人体構造が描けるようになったのである。


まだ、インターネットが発達してない時代の絵描きというのはこんな感じで人体構造をちゃんと描けるようになるためにひたすらラフスケッチを描きまくって体に覚えさせるという修行みたいなことをしてたのである。最近だと、テクノロジーの進歩によりこういう人体構造を理解してなくても3D人形を使ってそれほど破綻してない人物画が描ける。


最近だとイラストのアイディアを考える時はピンタレストを使う。ありゃお絵描きのアイディアを練るためのスクラップ帳を作るために非常に使える。イラストのアイディアを考える方法というのは人によりそれぞれあるだろうけど、僕の場合だとピンタレストで構図とかポーズとか服装のディティールなどを複数枚のイラストからちょこちょことパクって、それらを自分の手で再構成して完成品のイラストを仕上げるという手法を使うのである。


うるさ型の人であれば人の絵をパクって絵を描くのは許さん! と怒るかもしれないけど、漫画の神様の手塚治虫の漫画入門でも手塚さんはいろんなパーツを組み合わせて漫画を作ろうというやり方で漫画を描いてたのであり、創作の世界ではこんな風にいろんな類似の作品からパーツだけ抜き出して換骨奪胎で自分の作品を作り直すというのは伝統ある方法である。


こういう路線で考えるのならば、僕はAIを使うのもありなんじゃねーのと思うのだけど、どうもこういうのは世間の風潮がうるさくて大きな声では言えない。クリスタにAIでのサポートツールを入れようとしただけで大炎上であり、この界隈ではAIイラストの地位向上というのがいつになるかは分からんが、僕はAIイラストが流行ったとしても自分の手でイラストを描くのが楽しいのであり、そこんところは機械に奪わせるつもりもないですけどね。

プライバシーポリシー免責事項