超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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保守と革新のバランス

保守と革新のバランス


沖縄は相変わらずの雨である。だるいし、頭が痛いし、気分が全く上がらん。しょうがないので朝にコンビニでシュガーレスレッドブルを買って飲んで、空元気を出して頑張ってるところである。


明日から4連休だからかろうじてなんとか頑張ることができる。むしろ、明日が休みという以外に生きる意味が見つからない・・・。いかんいかん、最近の僕のモットーは「物事の良いところを見つける」なのに、本音がダダ漏れしてしまった。


なんじゃろね。最近はダラーっと仕事をして、帰って家で飯を食いブログを書き、小説の設定を色々と考える他には何もやってない。小説執筆についてはなんとか習慣のサイクルを回すことができてるので、この調子で作品が仕上がるまでは頑張りたい。


このところ、いろんな人と交流したりしてそれなりに楽しい行事ごともたくさんあったけど、やっぱり自分の本質としては、コツコツと何かを頑張って積み上げていくことが一番の強みであると思うので、小説執筆についても頑張りたい。


どうも僕もこの歳まで生きてみてなんとなくその質感について気がついてきたのだけど、仕事でも趣味でも、正しい基本的な練習をきっちりと頑張るとちゃんと結果がついてくるというのが実感としてわかってきた。物事というのはいろんなコツであるとか効率的なやり方というのも一応ありはするけど、そういう裏技ばかりを探しているとかえって遠回りになる。


若い頃の僕というのは、自分が「何者」かになりたいとずっと考えており、そのために自己啓発本を読み漁ったりとか成功者の秘訣のようなものを追い求めてきたのだが、そこで書かれてる内容にはピンキリでいろんなものが含まれる。


気をつけなければならないのは、自分が「何者」か迷ってる時や人生が負け込んでるときにリスクの高い方法で一発逆転を狙うような考え方である。どうも、人間というのは迷ってる時にどこかに今の自分よりもずっと良い自分になれる方法があると思い込む癖があるようであり、特に人生が逆境で生きるのが苦しい時は、一発逆転を狙ってFXに全財産を突っ込むとかそういうギャンブルに出てしまいがちである。


僕はこのことについてはブログでも何度も口酸っぱく言ってきたけど、「人間というのは自分の感情ですらコントロールできない。コントロールできるのは自分の小さな行動と習慣ぐらいである」。アリストテレスのいうことを引用すると「我々自身は繰り返し行っている行動により作られる。したがって、優秀さは行動ではなく習慣によるものだ。」と「政治学」の中で述べられている。


世の中のニュースやSNSでは、アスリートなどのすごい成果ばかりが注目されたりするけど、彼らの成果は日々の習慣の集大成でなされるものであり、その華々しい成果ばかりに注目してると本質を見誤る。


彼らも元々は我々と同じような能力しか持ってなかったが、自らの意思で本能を飼い慣らし、そしてちょっとずつ行動を変容させて体や精神の構造を作り変えてあのようになってるのである。アスリートを見習って我々が変えることができるのは、彼らの考え方を知り、自分の生活の中で変容できる習慣を知ることである。彼らの成果ばかりを羨ましがって、その表面上の行動ばかりを真似していても何にもならんことである。


これに類するものに「ノウハウコレクター」があるかと思われるのだが、自分の自尊心を満足させるために成功する方法ばかりを集めており、怠惰や臆病によりその方法を実行に移せない人たちというのがいる。


世の中にあるさまざまなライフハックや仕事術と呼ばれるような方法があるが、それらのものがどんなものであれ、その道具が手に馴染むように何度も繰り返し使わないと自分の道具にはならないのである。一つの道具を使いこなす前から、たくさんの新しい方法ばかりを集めていても、ちゃんとした仕事の効率化には繋がらず効率を落とすことになりやすい。


これは僕がIT業界にいるから、SEのような考え方をしてしまうのだけど、どれだけ優れたシステムを導入したとしても、そのシステムを社員のみんなが使えるように教育するコストが掛かるのであり、そのために無駄なロスが発生してることもよくあるのである。経営者が理想ばっかりを従業員に押し付けたとしても、従業員の方で経営者のビジョンをちゃんと共有できてなければ成果が上がらないのも当然だ。


成功するための道具や方法と言われているものを見つけたのなら、具体的にその道具を使って自分が仕事をしてるところまでを想像してみて、それが本当にかけるコストに見合う成果を得られるものなのかは考えねばならぬ。そもそも自分の立場では扱うことができない道具であることもよくあることであり、新しい道具を使うよりは今までの道具の方が効率が良かったりすることもよくある。


しかし今までとはまったく逆の事も言うけど、「木こりのジレンマ」という言葉もある。

森の中で、木こりが刃のこぼれた斧で一所懸命に木を切っていた。通りかかった旅人が『刃を研ぐともっと早くたくさんの木を切れますよ』と言ったところ、木こりは『木を切るのに忙しくてそんな暇はないんだよ』と返事をした

木こりのジレンマとは 意味/解説 - シマウマ用語集


ここんところの革新と保守の比率というのを各人それぞれ自分の中で決めておいた方がいいと思うのである。ある人にとってはひたすら新しい方法を探した方が効率の良い人もいるかもしれないけど、その比率が自分にもあってるとは限らない。このところというのは自分の経験でしかわからないはずである。僕的には保守:革新 = 7:3 ぐらいの比率が良いかなと思ってる。

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