コロナ療養4日目はひたすらエンタメを見ていた。
コロナ療養4日目。朝に体温を測ると平熱だった。体のキツさ的にはすでに平常時とそれほど変わらず。
コロナを発症した場合は5日間は自主休業のため、明日まではお休み。だけど、当然ながら自室謹慎であり、どこかに遊びにいくことなどはできない。
なので今日はNetflixでアクションものの映画を二本見て、それからkindleでラノベなどを一冊読んだ。図書館の本を読もうかとも思ったが、そこまでモチベーションは回復しておらず。
今回見た作品は映画は「オールドガード」と「グレイマン」。そしてラノベは「裏世界ピクニック」という作品を読んだ。やっぱり体調が悪い時は適当に映画なりラノベなりを読んで、思考を異世界に飛ばしてしまうのが良いようであり、少しは気晴らしもできたかなと思うところである。
「オールドガード」と「グレイマン」についてはどちらもアクション映画であり、銃をどんぱちやるやつである。
「オールドガード」は不死身の傭兵部隊が世界の裏側で暗躍して世界の平和を守っているが、その不死身の謎を追って製薬会社が人体実験をするために仲間を捕まえたりしに来るので特殊部隊と斧で戦ったりするようなやつである。シリーズもので続いてるらしく、続編もあるらしい。
「グレイマン」は、なんか知らんけどすごかった。CIAの特殊工作員が組織の不正を隠蔽するデータを暴露するためにどんぱちするのだけど、最初から最後まで何かがぶっ壊されており、カーチェイス! ガンアクション! ラストは悪役と主人公の殴り合い! というような90年代のビデオショップのB級の棚に置かれているようなシナリオにも関わらず、絵作りが異常にうまくて美しいという脳を蕩かすためのアクションムービーであった。
別に僕はアクションものが好きというわけでもないんだけどね。何も考えずに映画を見る時はアクション一択だよね。難しいテーマで頭を悩ましたい時と、ただ画面で爆発が起きまくってカタルシスを感じさせる展開で脳を休めるという使い分けをしてる。
実際まぁ、今まで見てきた映画の中で印象に残ってるのは何か? と問われると、デンゼル・ワシントンの「トレーニングデイ」だったり、クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」だったりするわけで、まぁ、それなりに頭のリソースが残ってる時はある程度硬めのテーマ性があるやつの方が好みなのである。
今は脳内にそんなリソース全くなし。脳内が真っ白状態であり、小難しい情報を入れると「生きるとは人生とは諸行無常虚無」とか勝手に暴走を始める状態であるので、作品の8割が爆発とガンアクションで構築されてるバカアクションの方が都合がいい。
でもって「裏世界ピクニック」なのだけど、百合とホラーをちょうどうまく掛け合わせたような作品であった。最近、自分も百合小説を書いてみたのだが、これがチャッピー君に散々これは百合じゃないとツッコまれたので、「百合とは!?」と自分の脳内センサーがバグを起こしてるので、商業作品を買って読んでみた。
とりあえず読了して。「なるほど」と思った。やっぱプロの作品であるから、都市伝説などの情報をうまく組み込んだ上にキャラクターの描き方も可愛くて魅力的にしてある。何よりも物語として楽しい。商業作品でエンタメをやるというのはこういうもんだよなと理解させられてしまった。
なんか、僕の最近の読書傾向は純文学とか古典系に偏りすぎだよなと思う。ここのところ読んでたのもレイモンド・チャンドラーとかアサガ・クリスティーとかの翻訳物だったりするし、創作傾向でエンタメを書こうとしてるのに、気軽に読んで楽しめる作品をインプットしてないよなと思う。
色々と考えさせられてしまうよな。どうも僕はなろうとかカクヨムあたりで素人の作品で下手に印象を持ってしまい「こんなもんか・・・」とラノベ界隈に勝手に失望感を持ってしまっているけど、やっぱその中でもプロの作品というのはちゃんと上手いのである。きちんと、そういう所のマーケットを追って作品を読むのも必要かもしれないと感じた。
最後にちゃんとラノベを読んだのっていつぐらいかな? 西尾維新の物語シリーズあたりについてはちゃんと追ってたりもしてたけど、そこからなろうとかWeb小説が発展してしまい、ラノベというのは金を出して読むものではないという変な偏見が身についちゃってるよな。
なーんじゃろ、最近はアウトプット過多で脳がすっからかんでね。物語成分をもっと貪欲にインプットする必要があるのかもしれない。晩飯の時にそういうことを考えてアニメとかもみたりするけど、それ以外にも映画やらラノベやら色々と吸収するべきかな。
つまずいたら石を掴むのも重要なことだよなーと思う。人生無駄になることはないもんだしな。とりあえず明日までは休みであるし、何かまたNetflixで映画を見ようと思う。