知的生産のシステムをブラッシュアップしたい。
システムというのは状況に応じて変わっていくもの。
僕は生業としてプログラマをやっているのだけど、自分の仕事の呼び方としてはシステム屋という呼び名を気に入っている。システム屋として仕事をする意味というのは、世の中にあるカオスを整理整頓して、それに自動的に整理されるような仕組みを作ってやる事なんだなと気が付いた。情報を整理する仕組みを作る事がシステム屋の仕事だ。
僕はこういうシステム屋の仕事に誇りをもってやってるし、世の中の混沌とした状況にルールを加えて人間がわかりやすく整理整頓していくことに快感を覚えているフシがある。自分が知的生産のシステムを作り出して、乱雑に散らばった情報を自分の使えるような形にしたいと思うのはこういう職業だからでもある。
僕の知的生産のシステムに関してはこのブログでも何度か書いてきた。自分のやり方についてはnoteでまとめたけど、こんな所だ。
知的生産のシステムというのは一度作ってずっと使えるものではない。使っているうちにこの仕組では古くなってくるなという箇所や、新しいツールを使うことになったりしてブラッシュアップを繰り返していくものだ。自分の状況に応じて、使いやすい形にカスタマイズしつつ一生を掛けてカスタマイズしていくのがこの手のシステムなんだろう。こういうのでは知的生産のシステムの他に、タスク管理のシステムとかもあったりするかな?
今回の記事では、最近の僕の知的生産のシステムで変更点についてまとめてまいろうかな。色々と使っているうちに改善したい点とか見えてくるし、これもこのブログ上で書きながら考えていこう。
情報収集のプロセスでPocketは必要だろうか?
僕の情報収集のプロセスというのは、twitterやRSSリーダーであるInoreader、Googleニュースから記事を取得してきて、pocketに一旦、興味のある記事を集約させてから読むという形を取っているけど、この一旦、pocketに集めるというプロセスは無駄ではないか?と気になってきた。
各種情報源 → pocket → 読んだらはてなブックマークでブクマ → Evernote
みたいなプロセスで情報収集を行ってるのだけど、pocketを使う必要はそんなになさげだよなーと思った。でも、なんでpocketに集約しているのだろう?と考えたときに、多分、このプロセスは必要だよね。
現代社会において、ネットの情報にはノイズが混じりまくってるのだけど、その不要なノイズをカットするために僕は自分の検閲を2度加えている。各種情報源からpocketに保存するときにまず興味があるもののみをpocketに入れて、pocketの中でも必要そうな情報のみをはてブでブクマするようにしている。これで手元に残るのは純度の高い情報のみになるはずなので、多分pocketを使うプロセスは必要なのだろう。
Scrapboxに情報を集約しているけど、今の所不完全。
dynalistとScrapboxの使い分けをどうするか?というのが考えないといけないところだなーと思った。一応、EvernoteについてはWebのスクラップの保管場所、Scrapboxはchangelogなどの自分が書くメモの保管場所みたいな使い分けをしているのだけど、今の所、情報の保管場所がEvernote、Scrapbox、dynalistに分散しているので、使いたい情報を検索する場所がバラバラになってしまってるなーと感じている。
ネットからの情報源に関しても、Evernoteを検索したら一応たどり着けるようになってるはずだけど、僕ははてブの方を検索してたりだとかで情報を収集する方のプロセスはうまく回っているけど、情報を使う側のプロセスがうまく回っていないように感じる。自分で書いているメモに関してもScrapboxでまとめているんだけど、ちゃんとリンクを付けたりとかのリファクタリングをやってないので、いざ使いたい情報が必要になったときに時間が掛かっているようだ。
これは知的生産システムとタスク管理システムの両方でなんとかするしか無いよね。Scrapboxのメモを整理する時間を一日の中のどこかで作ってやって、情報をリファクタリングする時間をスケジュールの中に組み込むのが一番良いだろう。changelogのやり方でメモを取りまくってるけど、メモを取るだけじゃなくて使えるような形に整理するのも必要。情報を整理する時間が必要なはずだ。