知的生産の方法を身につけたいなーと思った。
今、「知的トレーニングの技術」って本を読んでいるんですよ。読書猿さんが勧めていた本なんだけど、これすげーわ。
- 作者: 花村太郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/09/09
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (10件) を見る
僕も知的生産のレベルを高めたいなと思った。大概、僕は毎日ブログを書いてたりするけど、一旦書くと書きっぱなしというのが多くて全体像を把握できていない。自分で読んでみると意外と面白かったり興味深かったりするんだけど、何せ分量が1400エントリー以上超えており、すでに自分でも全体像をつかむことが不可能になっているのである。
知的生産術というのは情報をインプットして、情報を整理して、文章化してアウトプットするという流れなんだけど、僕の場合、アウトプットがかなり過多の状態になっており、あんま面白いアウトプットが出来てねーなと思った。しかも、同じ様な話題の焼き直しが多くて、話を深めたりだとか広げたりだとか出来ていない。情報がよく練られてないのだ。
なんで、知的生産の仕組み作りから見直す必要を感じている。このブログでは一日1時間決まった時間に決まった分量を書くという方法で綴られているんだけど、書いている内容はそのとき思いついた事なのである。もうちょっと情報の収集や整理が必要だな。
「知的トレーニングの技術」ではメモを書きながら考える必要性が説かれていた。僕はこのブログを書く上で下書きなんぞは一切行っていない。ちょっと、ネタを前もって書いておいて整理したりしながら纏めて置くとどういう化学変化が起きるのか興味が出てきた。
メタノートというテクニックがある。「思考の整理学」という本で紹介されている方法だ。
- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/04/24
- メディア: 文庫
- 購入: 91人 クリック: 844回
- この商品を含むブログ (748件) を見る
- 日々の着想は全てメモや手帳に書き付ける
- それらを時間を置いて見返す(第一次発酵)
- 見返してまだ「おもしろい」と思える着想はノートに書き写す(1つの着想に1ページ)
- ノートに書き写す中で、拡がったアイデアは書き加えていく
- さらに時間を置いて、ノートを見返す(第二次発酵)
- 見返し時にまだ「おもしろい」と思えるものは、さらに別のノートに書き写す(1つの着想に見開き2ページ)
このような方法で情報を収集して、整理して、発酵させて膨らませて、質の高い情報をアウトプットする。これをブログで実行できたなら、質の高いエントリーを書くことが出来てファンが増えたりしねーかな?とか考えたのである。なので今日は100均でメモ帳を買ってきて、車の運転中や携帯をいじれない時でもメモが取れるようにした。車ではkindleの読み上げ機能を使いながら運転しているので、移動中が一番アイディアが生まれやすいんです。
僕はまぁ究極的には見える世界を広げて、ブログや小説やイラストで面白い作品を書いてみて、面白い経験をして死ねれば良いかなとかいうのを人生の目標にしている。知的生産術の向上はその目的達成に役立つだろう。
今日の徒然
なんか、日中ネットをぶらぶらしていると沖縄在住の少年ユーチューバーってのが炎上してんすよ。
「心底どうでもいい」というのはフミコフミオ氏に同意。いい大人が観て興味を持つようなコンテンツでも無い。彼の動画の存在意義というのは不登校の小学生がやってるだけで、彼が単なる成人のニートなどだったら誰も相手しないだろう。
別に僕も興味が無いんだけど、この子が沖縄県民で琉球新報が取り上げたというのが引っかかる。なんで琉球新報がこんなが神輿として担ぐには粗がありすぎてボロボロの神輿を選んでんのか分かんないんですよ。主に問題なのは父親なんですけど、子供をダシにして本人の承認欲求と金銭欲を満たす気満々らしいんですよ。
まぁ、某少年ユーチューバーに関しては父親が素人心理カウンセラーなのがダメだなーと思った。
— ゆきにー@雑文書き (@yuki_20211) May 9, 2019
僕も大学での専攻は心理カウンセリングなんだけど、カウンセラー志望者が真っ先に習うことは、素人がカウンセリングの真似事をするとクライアントを殺しかねないってことだからな。
twitterで聞くところによるとゆたぼん君の父親は元ヤンキーで現在の職業が心理カウンセラーと言うことなんですけど、全く資格の無い俗流カウンセラーみたいなんです。
ツイートで書いたとおりなんですけど、僕は大学での専攻は心理カウンセリングだったんです。なんで、心理カウンセリングの初歩的な心構えなんかは大学で最初に教わっているんですけど、素人が聞きかじった程度の知識で心理カウンセリングのまねごとをするのが一番駄目と最初に教わる。心理カウンセリングの現場というのはつばぜり合いをしている真剣勝負の場みたいなもので、クライエントに対して適当な受け答えなんかをしちゃうと、下手すると自殺してしまうぐらい臨床のカウンセリングは危険度が高い。だから、カウンセラーの負荷も高くて、カウンセラーが病んでしまう事も多い。普通だとスーパーバイザーってカウンセラーのカウンセリングをするような役職まで用意して、組織でクライエントの悩みを受け止めるような仕組み作りをしているんです。
別にカウンセラーを名乗るには資格とかはいらないんだけど、認定心理士とか臨床心理士みたいな資格はある。一時、心理学ブームというのがあったんだけど、その頃は怪しげな占い師までカウンセラーを名乗っていた。だから、本流の心理学部のある大学なんかでは最初の最初に資格が無い奴はがカウンセリングをやるなというんですよ。それでも今でも某メンタリストだったり催眠術師みたいな怪しげなイメージ先行の心理学を利用する野師がうろついてたりするんだけど、このゆたぼん君の父親もその部類らしいんですわ。
一体、ゆたぼん君の父親が不登校の小学生の息子をユーチューバーに仕立てて何をしたいのか分からないんですけど、これでひきこもりや不登校は心理学的にどうこうみたいなデマを流すんだったら人的被害まで出しそうで看過出来るもんでも無いんですわ。まともに専門的な臨床心理の勉強をしていない自称カウンセラーが、専門家のフリをして適当な事を言って不登校の子供たちの人生を狂わせたりするようなことを黙ってみてるのは人倫に悖る。
まぁ、責任があるとしたらこんな物を神輿に担ごうとしているメディアと父親なんですけど、ネット時代は困った事も起きるもんだ。