超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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習慣を変えることができる感覚が人生を変える。

習慣を変えることができる感覚が人生を変える。


ひゃー、疲れた! 不思議と今日は体調が良くて仕事を頑張ることができたのである。11月ももう終わりであるけど、今月は不思議な月であった。月初めにはちょっと温泉旅行に出かけたので体調は回復したのだけど、ときどき調子を崩したり絶好調な時期があったりなどとメンタルが乱高下をしてる月であったのである。


12月はひとまずイラストを描くために休日は全部潰れるんじゃないかなと思われる。僕は平日は隙間時間も含めて全然暇がない。休日にまとめて時間をとって年賀状のためのイラストを描くしかないだろう。自分の描くイラストに関しては大した腕前ではないと思うんだけど、僕は自分で描いたイラストが大好きなのである。たまに暇なときは自分の描いたイラストを眺めて幸せな気分に浸ってることもある。まあ、12月はボーナス支給があるし、ボーナスが出たらiPhone15でも購入しようかなと思う。今使ってるのはXSでそろそろバッテリーも限界なのである。


最近は読書で当たりの本を見つけることが多いな。最近読んでる本は「予想通りに不合理」(ダン・アリエリー著)と「習慣の力」(チャールズ・デュヒッグ著)である。




「予想通りに不合理」は行動経済学の研究者が人間のバイアスの力などを解説している。「習慣の力」は習慣関係の理論やエピソードの詰め合わせという感じで、徹底的に最近の人間の習慣に関する知識を教えてくれる。


こちらの本は両方とも非常に僕の好みの本である。どうも、僕の人間に対する理解というのは「人間というのは想像よりも習慣と環境の生き物」とか「人生を好転させるには根性よりも仕組み作り」という風な言葉で表現できるものだ。人間という存在は我々が理解している以上にバイアスや習慣にコントロールされていて、自由意志で自分をコントロールしようとしてもほんの些細なことしか変えられないと思っている。


以前もそういうことを考えてこんな記事を書いた。


www.ituki-yu2.net


こちらで書かれている大前研一氏の言葉を再度引用してみよう。

人間が変わる方法は3つしかない。1つは時間配分を変える、2番目は住む場所を変える、3番目は付き合う人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。

出典:大前研一・ほか著『時間とムダの科学』(プレジデント社)2005年、p95


今回、行動経済学や習慣の本を読んでみて、この大前氏の言葉はまさしく真であるなと思った。「習慣の力」によると人間の1日の中の行動のほとんどは習慣で形成されており、自分の意思でやってるつもりの行動でも、無数の環境と習慣の相互作用でほとんど決まりきった事ばかりを繰り返すのが人間の生活なのだという。


習慣の力の中で一番興味深いなと思った概念は、「キーストーン・ハビット」という考え方であった。この本の中ではアルコールと借金まみれで、喫煙や不健康な生活で人生のどん底にいた女性の話がされている。彼女は彼氏に酷い振られ方をした後、エジブトのピラミットに行くためにタバコをやめるというひとつの習慣を変えた。それから後の人生はタバコをやめてジョギングを始めて、食生活・働き方・睡眠・貯金の仕方などと次々と生活習慣を改善するようになり、みるみるうちに人生が改善してきてしまったのである。


これは以前読んだ「ジェームスクリアー式 複利で伸びる1つの習慣」の中でも「アトミック・ハビット」として述べられていた概念と一致する。この彼女が人生を好転させるきっかけとなったのは、禁煙した事であるけど、無論タバコをやめるだけですべての人が好転するとは限らない。喫煙・アルコール・ギャンブル・ファストフードみたいな依存症が絡み合った生活習慣というのは複雑な条件が絡み合った状態であるけど、その中で彼女は自分の意思でタバコをやめるという習慣を変えることを決定して実行した。


自分の意思の力で何かひとつでも習慣をコントロールできるのだという経験をしたのなら、そこで「自分は習慣は変えることができる」という理解ができるので、それをきっかけとして他の習慣を改善するコツを掴めるようになる。日々の中のルーチンにはそういうところがあるのだけど、何かひとつ習慣を決めたのならそれを手掛かりとして他のルーチンも芋蔓式に増やしていくことができる。


僕の場合はそれがブログの毎日更新だったのだけど、僕がブログの毎日更新を始めたころというのは統合失調症陰性症状の真っ只中でほとんど引きこもりのような生活をしていた。そんな中で、とにかく1日1回はブログを更新すると決めて継続するようにしていたら、他にも生活リズムを整えるルーチンをできるようになってきて、今では週3回の筋トレ・毎日の英語学習・ポモドーロテクニックで1日4hは集中して働く・SNSの代わりにkindleで本を読むなどのルーチンができるようになってきている。今では社会復帰もしてそれなりに落ち着いた生活をしてる。


人生を変えようと思うなら大きな意思の力がいるように思えるかもしれないが、実際のところは自分の意思で自分の習慣は変えられるという「キーストーン・ハビット」の感覚を見つけることが重要である。僕はそれはブログの毎日更新で見つけたけど、別に禁煙でもお風呂に入ることでも毎日1回のスクワットでも他の習慣でもいいんだよね。人間の自由意志で変えられることというのは自分の小さな習慣ぐらいなもんだけど、それが複利のように効いてきて後々大きな変化を生むよ。

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