「東京リベンジャーズ」を途中まで観ての感想。
最近、ちょこちょことNetflixでアニメや映画を見たりとかしてるんですね。僕は毎日ブログを書いてはいるけど、そこで何かをアウトプットするためにはインプットするのも必要不可欠だと思うんですよ。でも、毎日ブログを書きまくっててアウトプットが過剰な割には、そこに込める情報というのはネットニュースばかりだったりして、この調子で行くといつかネタが枯渇するだろうなーというのは火を見るより明らか。なんでまぁ、適当にNetflixで映画を見たりしてコンテンツを吸収している。
最近は、「東京リベンジャーズ」なるアニメとか観ている。なんか、近くのドラッグストアにガチャガチャが置かれていたりして子供人気があるっぽい雰囲気を察して、ちょっと興味が湧いたので観てみた。
うーん、なんだろう? 物語の展開としては、電車に轢かれそうになったら突然12年前に転生して、そこから暴走族のリーダーと仲良くなって恋人を救い出すために奔走するという内容。SF要素のあるヤンキー漫画だね。結末まで観てないからまだ総評は出せないけど、ループものはわりかし名作が生まれやすいと思う。「ひぐらしなく頃に」とか「シュタインズ・ゲート」とか。物語の見せ方を色々とメタな感じで工夫できるので、構造を持った物語を作りやすい。
でも、「東京リベンジャーズ」に関してはヤンキー漫画ということで、なんでヤンキーものとタイムループものを組み合わせたのかなー?というのは興味深い。でも、この作品で書かれているヤンキーはかわいすぎるよね。僕も高校ぐらいのときは拗ねててヤンキーとつるんでたりしてるけど、あの連中は爆竹みてーなバカばっかだよ。実物知ってたら、東京リベンジャーズの物語で描かれているヤンキー像は、みんな仲間思いのいい子過ぎて逆に感情移入できないよね。
それと、ちょっと言いづらいのだけど……、この作品、腐ったお姉さま向けにファンサービスしてるんじゃないか?と邪推すること多々。いや、本当に邪推なんだけど、どうにもその手のカップリングになりそうな組み合わせが多すぎる。ドラケンとマイキーとかはおさなじみでド直球だし、タケミチくんと直人くんとかもあるし、他にもいくつか組み合わせが散見されるんだけど、男同士の因縁とか友情みたいなものがテーマだったりするので、組み合わせは作りやすそう。でもどうだろうな、彼女たちはヤンキーとか嫌いそうだしあんまり題材が好きそうではないよね。
結末まではまだちゃんと観てないから書きようがないのだけど、どうもタケミチくんの環境柔軟性が強すぎるような気がする。突如としてタイムループに飲み込まれて、それで直人くんと握手をすればタイムリープするんだとすんなりと飲み込んで、それを使って歴史改変出来ることにあまり疑問を持たずに能力を使っていく。普通だったらもうちょっと起きている出来事に混乱するシーンとか、依頼される使命に対して反発を覚える場面とかありそうなものだけど、わりかし序盤の部分ですんなりと使命を受け入れちゃったよね。
タイムリープをすることで何か副作用があるみたいな描写も、僕が今まで観てきたチャプターの中ではなかった。普通に過去で起きた出来事に介入して現代がバンバン歴史改変されていくよね。どうも、アッくんがタケミチくんがタイムリープしている事を知ってて、その上で殺しに来るのでなにか伏線があるんだろうけど、今の所すべてが謎のまま。とりあえず、この謎の回答編を観るために今は視聴している感じ。
文句をごちゃごちゃ言ってるけど、別に普通におもしろいと思うぞ。いろんなキャラクターの造形とかは魅力的だと思うし、普通にタイムリープもののサスペンス性もあったりする。でも、なんか、最近のアニメ業界では「鬼滅の刃」の流れで二匹目のドジョウを狙う流れがあるじゃないですか?「鬼滅」の後に「呪術廻戦」。その後に「東京リベンジャーズ」を受け皿にしようとしてるっぽい雰囲気を感じるのだけど、どうも、「東京リベンジャーズ」のアニメってそれほど前者の2つに比べると作画が素晴らしいかと言われるとそうでもない。まぁ「鬼滅」にせよ「呪術廻戦」にせよわけわからんぐらいアクションシーンに予算や力を入れまくってますよね。「東京リベンジャーズ」にはそれがない。アニメとしては極めて普通な感じの作品だと僕は思ったんだけど、何が世の中で受けるのかはわからんもんだ。
まぁ、続きは「東京リベンジャーズ」を最後まで完走してみてから語ってみようか。タケミチくんのタイムリープの行方は僕も気になってるんだ。完走してみたらまた何か書くかもしれない。