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『ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である』(いしたにまさき著)。読了。

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最近、本を読了した。この本。


ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である


うーん、2010年初版の本なのでまた微妙にネットは状況が変わっているんだけど、いい本だよ。ブロガー100人にアンケートをとって、「ネットで情報発信するときに一番必要な個人のスキルはなんでしょう?」とか「あなたがネットで情報発信するときに心がけている事はなんでしょう?」、「あなたがネットでの活動を続けることができた理由はなんでしょう?」などの質問を問いかける。僕もまぁ12年程度の長期に渡ってブロガーやってきた人間なのでこういう他の長くやっているブロガーがなにを考えているのかは気になる。


このアンケートに答えているのが、finalvent氏、ヨシナガ氏、appbank氏、えふしん氏、百式管理人、amachang氏などの、まぁブロガー第一世代のアルファブロガーの方々である。他にも色んな人達がいるけど、この本が発行された8年後の現在でもネットで存在を確認できる人たちはもう本当に「やめない人たち」なんだろう。


アンケートの中に、「どの程度の期間継続していたらネットから収入が入るようになりましたか?」ってな質問があるんだけど、平均で3年だそうだ。いやま、そうなのよ。Googleマップからβ版の表記が取れるまでに5年がかかった。コンテンツの収益化に関してはそれぐらいの助走期間を考えるべきなのよ。どう考えても「まずは100記事書けばアクセスが安定する」とか言ってる最近のブロガー界隈は気が早すぎる。僕のここ最近、2016年8月から始めた毎日更新でも一日のPVが500を超え始めたのは1年半以上の毎日更新を継続した後だぞ。最低でも1年間は毎日継続して書かないとなんも変わらんでしょうね。そして、そこから更に安定した収入を得るネットビジネスにつなげるには3年程度は続けないといけない。


最近、シロクマ先生がこういうエントリーをだしてたけど、激しく同意した。


p-shirokuma.hatenadiary.com


続けてネットからの収入について書くけど、昔はネットから収入を得るのはそんな簡単なことじゃなかったはずだ。Googleアドセンスって2003年開始だけど、僕ん所で安定して収入が入るようになったのってここ最近であってどんな風に状況が変化してきたかはよくわからない。兎も角、最近だとAmazonアソシエイトとかa8.netとかああいう広告配信ASPが一般的になり始めて、普通のブロガーでも収益を得ることがカジュアル化しちゃってんのよ。


プロブロガー界隈は転職アフィリエイトから始まった。ブログでレールを外れて自由に生きたいなどとほざいていたプロブロガー界隈は実際、ブログで食っていくのはしんどいと気がついて仮想通貨に流れていった。最近は仮想通貨アフィリエイトが旗色悪くなり始めているのでFXとか株式とかの投資全般に流れ流れている所までは定点観測している。イケダハヤト尊師はブロガーズギルドなどという企画を立ち上げてサロン商売を再開しようとしてるみたいだ。ああいう信者だよりの商売は焼畑農業なので再現性は低いだろう。


アフィリエイター界隈は色んな人が浮かんだり沈んだり。露出するタイプのアフィリエイターはnoteで情報を切り売りしている。どーなんだろうね。本当に稼げる情報に関しては基本的に社外秘なので公開しない。なんてかまぁ、月100万以上とかああいうのはアフィリエイター個人の属人性に左右されるんで再現性はないはずですよ。別に月3万とかそれぐらいであればネットに転がってる無料情報をかき集めて試行錯誤すれば再現できるはず。無料で転がってる情報で十分。有料noteばっか買い漁るのは養分がやることなので気をつけよう。本気で稼ぐつもりであればnoteは書く方の立場になるべきであって読む方じゃない。


本当に最先端の連中はユーチューバーとかVtuberでふわっちつかって投げ銭集めたりとかそういう動画配信に向かってるみたいだけど、あの界隈は流れが早くて観測できてない。


別にネットで稼ぐ事が良いか悪いかー?っていうと良いことだと思うんだけどね。個人がコンテンツを自由に作ってネットに配信して、小遣いが稼げる様になるってのは自由な生き方ができるようになったって事では慶賀すべき事じゃないかなーと思う。まぁはてな界隈でいえば、互助会と呼ばれる連中は目立たなくなった。はてなブックマークアルゴリズムが変わって3つ集めたところで新着には載らなくなったのだ。僕はブクマカではあるがブロガーでもあるので互助的な人たちともつるむけど、彼らはハテブをコミュニケーションツールと勘違いしているだけで、アクセスアップ目的で使っている訳じゃないらしい。まぁキュレーションツールとして使っている古参とは棲み分けができていますね。


しかしまぁ、究極的にネットで成功するか否かってのは続けられるかどうかであって、僕は河岸は何度も変えているけどネットの川の流れを定点観測で眺め続けているので、泡が現れたり消えたりするのは無常観すら覚えなくなった。ネットで成功する方法があるとしたらたった一つ。自分のやりたい事を死ぬまでやめないことだけだ。


ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である


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