超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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内面を奥底まで掘り下げた文章に憧れる。

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内面を奥底まで掘り下げた文章に憧れる。


さて、今日のブログ執筆の時間ざんす。最近はこのブログを書き始める21時の前の一時間は小説を執筆する時間にしているんだけど、ちゃんと集中する事ができない。エディターを開いていても、他のネットの情報とかが気になってしまって、結局1日200~300字程度しか書くことが出来ない。まぁ、これぐらいの文字数でもチリツモで完成させるまで続ければ良いかな?と思っているけど、今回の小説も5万字以上は軽く書くと思うので、今で12617文字なのでまだまだ序盤だ。


僕は文章を書くことが好きなんだけど、いつも手なりで2000字程度しか書いてないので文章に変な癖がついてないか心配なのである。たらればさんがこんなツイートをしていた。






すっごい耳が痛い。泣きそうになる。そうなのよ、「勢いだけで書いて途中で自分の浅い(あまり掘り下げていない)自意識にくじけて根本がフラフラな文章」というのはまさしく自分が一番気にしている事で、この壁をどう超えれば良いのか分からないのよ。


ネットを彷徨っていると、たまに恐ろしいまでに自分を深堀して文章を紡いでいる人が居て、「どうすればこんな文章が書けるんだ!?」って驚いてしまう事があるのよ。僕のはてブのタグ「文章」はそういった面白い文章を書いてある記事を集めたスクラップブックである。


b.hatena.ne.jp


最近だと、この子の文章は凄かった。


note.com


今までの人生を振り返って、それを格差という社会問題で切り取って、きっちり書ききってしまうというのはすさまじい。ちゃんと自分の人生で出会った出来事の細部までを描き出して、それでその細部に流されず論点をブレさせてない。読んだ人にインパクトを与える相当の強度がある文章に仕上げてしまっている。


僕もうまい文章を書いて読者をアッと言わせてみたいのだけど、いっつも毎日手なりで2000字とか書いていると、手癖で文章を書いているだけで書きなれはするけど文章に気持ちを乗せる事ができない。毎日更新の弱点みたいなものである。嫁さんも最近そんなことを書いていたな。


www.akemi-12mg.net

結局パッションで1発短文を書き上げるより1,000字の誌面を埋めることを考えた方が簡単だからなのか、結局しょうもない手抜きの日記なんぞで誌面を埋めて1,000字をたらたら書いていやしないか。そこにお前のパッションはあるのか。そうだよ。お主のパッションじゃ。いや、パッションではよもや私氏にはわかりにくいか。

そこにお前のブロゴナニーはあるのかって、聞いてんだよぉ!!!


熱い。嫁さんの言う通りなんだけど、しょうもない手抜きの日記で2000字書くのは簡単なのよ。僕はぼんやりと雰囲気だけで頭を使わずキーボードを叩いて文章を書くことができるので、1時間ぐらい適当にぽちぽちしてたら2000字は書ける。


でも、つまんねーんだわそういうエントリー。何のひねりも無くてただ文字が並んでいるだけ。僕は自分の文章がそれほど好きじゃなくて、理性が強すぎてつまらんのですよ。内面の掘り下げがまったくできてなくて、そういう意味では嫁さんの方がエモくて熱い文章を書いているんですよ。


これは小説でもそうで、プロットとかの理詰めでがちがちで書いてるもんだから、文章に関してはたんなる説明で間を埋めてるだけなんじゃないか?みたいに感じる事が多い。自分では小説を書いているつもりだけど、小説じゃなくて単なる文章しか書いてない。


たらればさんのこちらは重要だろう。

それはたとえばイラストやピアノの演奏に似ていて、「こうなりたい」と思う目標を見つけてひたすら近づく練習を重ねるしかないのだと思う(この努力を仕組み化する工夫は大事だ)。何年たってもそう思う。


僕が小説家として目指している先人は、村上春樹だったり夏目漱石だったりする。文章は三島由紀夫も良い。語彙とか文体がレベルを限界まで上げて物理でぶん殴る感じ。太宰治は「走れメロス」とか「御伽草子」は好きだけど本人の生き様が嫌い。反面教師にしている。太宰みたいなひねこびた考え方してねーか?とか写真に写るときも太宰みたいな辛気臭いツラしてねーかとか度々振り返る大いなる反面教師である。


僕はそもそも文章書く事が生活習慣にまで身についてしまってるし、ブログを毎日書くのも文章の練習のためなんだけど、質を高める練習もした方が良いんだと思う。ちょっとテーマを決めてもうちょっと密度のある文章を書く訓練はしておいた方が良さそうだ。

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