超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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読書に関する記事が豊作なので共有する。

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読書に関する記事が豊作なので共有する。

最近、色々と読書法の記事を見かけて面白い。


読書に関する面白いエントリーを最近、色々と見かけた。それらを読んでみて自分の読書やら勉強のやり方を改善してみようと思った。


blog.shibayu36.org

  • 学びたいと思った知識が書いてありそうな本を2~5冊選ぶ
  • 1冊ずつざっくり読みながら、面白かった部分・気になった部分はKindleで黄色にハイライトしておく
  • 全冊読み終わったら、ハイライトした部分だけ眺めて、やっぱり面白いと思ったところは赤のハイライトを付け直す
  • 赤のハイライトを眺めて、読書ノートに転記する
  • 特に面白い部分については、自分の知見まとめノートにカテゴリごとに整理する


この方のやり方はkindleのマーカー機能をつかって、読んだ本を2回重要な部分を洗い出して、それを読書ノートにまとめるというやり方だ。確かにこれならば一回の読書ですべてを理解しようとしなくても、重点的に読むべき場所が分かり、それを読書ノートに抽出することが出来る。この方法を使えばなにかの概念だとか技術だとかを学ぶときに、複数の本から必要な情報を吸収することが出来る。なにか技術書を読んだりとかで新しい技術を身につける時に役立ちそうだよね。


それを受けて言及しつつ自分の読書法を紹介している方がいた。こちらだ。


blog.magnolia.tech

  • 目次とはじめにをじっくりと読む。
  • 前半部分は章ごとに並行して読む。
  • 中盤まで読み込んだら最初に戻って読み返す。
  • メモを取りながら読む。
  • 分からないキーワードは都度調べる。
  • メモは構造化を行う。
  • 自分の経験とリンクさせつつ感想をブログなどで書く。
  • 得られた知識は実際に使う。


整理するとこんな感じかな。こちらも技術書の読み方をまとめているみたいですね。技術書とかでは初心者向けに最初にその技術の概念を羅列して書いてたりするので、それを一つずつ熟読するのは無駄だというのは分かります。そういう本であれば確かに最初の部分は並列で読み込んで技術の全体像を掴んでから再読するのは良さそうですね。一つの本をちゃんと読み込む必要がある時はこの読書法は使えそうだ。

いままで知りえた読書法などをまとめていったりしようかな。


僕は自己啓発マニアと言うか、ライフハックとか知的生産の技術の収集を趣味としているので、こういう効率的な技術の学習のやり方みたいのにはとても興味がある。今回、上記の章で見つけた読書法のやり方は技術書の読み方というか、エンジニアがどうやって技術書から勉強するかの読書のやり方であった。こういうエンジニアの技術書の読み方は、西尾泰和著の「エンジニアの知的生産術」でもまとめられていたな。


  • まず、すぐに読み始めるより先に下読みをして準備する
  • 数学書は頭から全部通読しないと理解できない
  • 速読と精読を使い分ける。
  • 精読に関しては読書メモを作りながら分からないところをなくす
  • どれだけの速度で読むかで理解度が変わる。
  • レバレッジメモの必要性。読んだ後に誰かに教える資料を作ることで定着度が上がる。
  • インクリメンタルリーディングというツールがある


インクリメンタルリーディングというツールは下記のようだね。


scrapbox.io


技術書の勉強のやり方というのは、読書ノートを残してそれを繰り返し読んで自分の中で情報をじっくりと噛みしめる必要があるようだ。インクリメンタルリーディングという方法は、ankiなどのツールを使って読書メモを完璧に暗記するまで繰り返し読み返すみたいである。


最近、勉強法で凄いと思ったのは読書猿さんの「独学大全」である。3000円超で700ページ超えとクソ分厚い本であるけど、あれは勉強法の辞典みたいなものなのだね。どうやって勉強するのかがみっちりと詰まった本であったので、あれはエンジニアに限らず勉強が必要な人はみんな読んだほうがいい。



読書法について一章割かれていろんな技術がたくさん書かれているのだけど、そちらを読んで自分が気になったところを読書メモを取ってるので、それを記述しておこう。

  • 再読に値しない本は、最初から読まない方が人生も有効に使える。
  • 本を早く読むためには「問い」を立てて読むこと。
  • 普通の本を索引を付けて辞書のように読むために繰り返し読む必要がある。
  • 本を読むとは、結局のところ、様々な読み方でもって繰り返し再読することだ
  • 多くの書物は、辞典・事典のように必要なところだけを探して読んだり、すべて読むにしても、全体を何度も(そのために一回一回は薄く)繰り返し読むものなのである。


刻読という章で気になる記述があった。それを引用する。

抜き書きを年の単位で続けていくと、書き溜めていくほどに、自分のやっていることは、単にどこかで使いたい言葉を収集しているだけではないことに気付くだろう。
もともと、抜き書きは、言葉を取り扱う者すべてにとって、伝統的な基礎トレーニングであると同時に、重要な自己陶冶(self-cultivation)の方法だった。大げさに言えば、彼らの精神は、書き抜いた言葉によって、そして何を抜き書きするのか、それによってどんな人間になろうとするのかを決める選択によって、形作られたのである。
抜き書きノートは我々の認知能力を拡大する外部足場となり得る。抜き書きノートを読み返し、さらに思いついたことを書き加えることを繰り返す時、あなたは自分の脳一つで考えているのではない。あなたが抜き出した元のテキストで書いた先人たちと共に考えているのだ(技法14「私淑」)。
こうして続ければ続けるほど、この抜き書きノートは、あなたの生きた知的財産となる。


僕も昔から本を読んだらメモを取りまくってScrapboxに保存して読書メモみたいにしているけど、読書メモの重要性は分かる。抜き書きした知識というのは繰り返し目にすることで自分のベースになる。蓄積した読書メモというのは、読書猿さんのいう所の「我々の認知能力を拡大する外部足場」になるのだ。この足場をベースにして新しいアイディアを見つけ、必要な情報が書かれた書籍を探し、徐々に自分の領土を拡大していくのであろうな。

まとめ


僕自身の読書法の考え方のまとめでもあるけど、速読で大量の本を読み込む必要があるのはその中から繰り返し読むべき本を見つけ出すためなんだよね。技術書とかの場合は新しい知識を探さなきゃいけないのでそれに当たらないかもしれないけど、さっと読むべき本とじっくり読み込んで自分にインストールするべき本という区別は最初にざっくりと飛ばし読みしつつ判断したほうが良いだろう。


それと読書メモは超重要。kindleでさっくりと読みつつ気になったところはマーカー付けてそれを全部、Scrapboxにコピーしたりしているけど、作った読書メモをちゃんと使うようにするのも重要であろうな。僕はブログの毎日更新をしているので、何か思いつきがあればそれらのデータベースを検索して引用してくるけどそういうのでも良いと思う。


まぁこれらの読書法というのは読書家それぞれが探して身につけていくものだし、良い方法があれば試してみるのは良いけどどれかが正解みたいのは無いもんね。僕もこれからも効率が良さそうな知的生産の技術があればどんどん紹介してみよう。

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