超メモ帳(Web式)@復活

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自分にとって本当に必要な読書を行う方法を考える。

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自分にとって本当に必要な読書を行う方法を考える。

自分にとって本当に必要な情報とは?


僕の趣味は色んな書籍を読んだりだとか、ネットを巡回してさまざまな情報を漁ることだったりするのだけど、その中でどんな情報が有益なのか判断する基準が曖昧だなと感じた。欲望のままに自分の好きな情報ばかりを読み漁っていると知識が偏ってしまい、考え方が歪んでしまう事もあるかもしれない。最近思うことは、ネットの情報を読んでいると保守であれリベラルであれ、何かの物事に対して攻撃的な言論をしている記事があったりする。得てしてそういう記事は一方のイデオロギーに偏った人間が溜飲を下げるためのオナニーみたいな記事なので、わずかでも時間を掛けるだけ無駄である。というか、過激な言説に慣れてしまうと認知が歪んでしまって本当の社会の情勢が見えなくなってしまうかもしれないので、読むべき記事は選ぶべきだなと感じた。まぁ、今現在、読んだ記事はtwitterなどに共有したりしているけど、他人に拡散する必要のないような価値のないと判断した記事は気づいた時点で読むのを止めようみたいな事を思うのである。


で、政治的なことに関わらず、普段読むべき書籍とかそういうのに関してもどうやって選べばいいか自分の中にはっきりとした価値基準がある訳でもないなと思った。僕は自己啓発的な読み物も好きなのだけど、こういうのは相当商業主義に汚染されている。例えば、著者の顔写真や芸能人の紹介文なんぞを表紙にデカデカと貼り付けたりだとか、わざと出版社側の方で配本数を増やして書店に平積みにされるようにしたりだとか、関心がない人の興味を引いて無意識的に本を手にとるように出版業界では色々と工夫をしている。こういう本のすべてが無駄とは言わないけど、大概の場合は今まで出版された既刊の本の水増ししたりだとか組み合わせで味付を変えたりしながら、同じ情報を何度も小出しに出版して出点数を稼いでるだけだ。まぁ名前は出さないけど自己啓発本を何冊も大量に出版している作者の本は、ほとんどすべて同じ様な内容ばかりなので1~2冊読んで要点を理解したら事足りる。そもそも、一人の人間が考えることが出来る事柄などそれほどバリエーションがある訳じゃないので、短期間で何冊も本を出すような作者の本というのは表現を変えて同じことを書いているだけの場合が多い。


今回は、本当に自分にとって必要な情報を吟味する考え方についてでも考察してまいろう。どういう情報を選んで、本当に自分にとって必要な情報をインストールする仕方なんぞを紹介してまいろうか。

では、どうやって必要な情報を見つけるのか?


なにかのジャンルに関してちゃんと知りたいと思うのならば、一人の著者の視点だけで理解しようと思うと偏りが生じる。一冊の本だけですべてを理解しようというのは木を見て森を見ずになる。我々が見ている情報というのは物事の一断片だけなので、一つの切り口だけ見てすべてを判断しちゃうのはバイアスに振り回されてるだけなんだよね。世の中には読んだ人を騙して著者の利益に結びつけようだとか、トンチンカンな事を書いているトンデモ本みたいな本もありうる。物事を何か正確に理解しようと思うならば、多くの人たちの見解を聞いてその業界だとか社会の総意みたいなものを掴む必要があるんである。


だから、本を読むにしても一冊の本を読むだけですべてを理解しようとしてはいけない。図書館とかにいけば同じジャンルの書籍は一箇所にまとめられてるけど、それらを全体的にざっくりと浅く下読みして大体の概要を掴む必要がある。別に本を何冊も読むと言っても全部頭から尻尾まで全部読むのではなく、まえがきと目次だけよんで概要をつかめればいい。こういうのは論文とかだと概要で全部最初でまとめられてるので、それだけ読めばいい。何冊か読んでその業界の全体的な傾向とか考え方を掴めたら、初めてその中から本当に自分に必要だと思える本を深く読み込めばいい。自分の思い込みと運任せで本を選んで本質的な情報を得ようというのは相当な遠回りをしている。


こういうのを専門にしているのが図書館のレファレンスサービスである。レファレンスがどういう仕事をするかは下記でも眺めてもらえば分かるだろう。


crd.ndl.go.jp


あの人達は幅広い事がらに詳しく通じてるようにみえるけど、それは彼らが知識のインデックスの使い方を習熟しているからだ。図書館には大量の書籍が集められてるんだけど、図書館の司書はあれらを全部読んで理解している訳じゃない。図書館の司書が知ってることは、どの情報がどこの書籍に収められてるかという目次の知識だったりする。どれだけ万学に通じている博覧強記の人であれど一生の中で読書に当てられる時間は限られている。本質的な物事を知ろうと思うのならば、まずは深く集中して読み込む一冊を最初に時間を掛けて選ぶべきなのである。

まとめ


僕もこういう事を書きつつもまだまだちゃんとこういう情報収集のやり方を掴めてる訳じゃないんですけどねー。人生に必要な読書ってのは、本当に必要な本を何度も繰り返し読むことなんですよ。その本当に必要な本を探すために大量の本を読み込む必要があるんです。自分が理想としている知的生産の技術を身につけるためには、こういうテクニックを洗練させる必要があるのだけど。

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