超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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「すべてはノートからはじまる」(倉下忠憲著)を読んだ。

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「すべてはノートからはじまる」(倉下忠憲著)を読んだ。


さて、明日は敬老の日だけど僕の会社は仕事やねん。さっさとブログ執筆を済ませて寝ることとする。


今日は「すべてはノートからはじまる」(倉下忠憲著)を読了したぐらい。ちょっと読むのも伸び伸びになっちゃってるんで感想文は書きにくい。抜書はやってあるんだけど、読むのに1ヶ月以上掛けてるので全体の印象がぼやけてしまっている。



最近、読書メモが書けないのが困った所である。一日の中で本を読める時間が短くなっちゃってるので、一冊の本を読むのに1ヶ月とか掛けてしまうので、読み終わる頃には最初の辺りに何が書かれているのかというのが思い出しにくいんだよね。この状態で感想文を書こうと思っても、全体のぼやっとした印象論しか語ることができずにメリハリの効いた文章にならない。


なんか、感想文に対する要求水準が上がっちゃってるよね。SNSとかでいろんな書評ブログとかを読んでみたりするんだけど、その人達の書いてる文章の解像度がおっそろしく高くて、僕みたいな半端もんが書評なんぞを書いてよいのか悩んじゃったんだよね。


今回読んだ倉下さんの「すべてはノートからはじまる」でも、ネットで何かノートを公開する時は緊張するかもしれないけど、それほど多くの人に読まれるという訳じゃないから自意識過剰にならなくても良い。みたいな事が書かれていた。僕がブログに書評を残したりするのも、自分があとからその本の内容を振り返ってみたくなったときにメモを残しておくと足がかりになるから書いているのだ。


だけどまぁ、僕の読書メモというのは本当に自分向けのメモなので強いて外部に公開する必要もないかなと感じている。どうしても僕の読書メモを読んでみたいという変わった人が居るのならScrapboxの方に保存してあるので、そちらの方を参照してもらうのが良いであろう。


scrapbox.io


大体の場合はkindleで読書を行って、その読んでいるときにマーカーで印を付けたりメモを書き残しておいてあるので、それをScrapboxに抜き出したり、考察を書き込んでリンクを繋げてたりするぐらいですね。Scrapboxは僕のデータベースにしようとしているので、色々と普段から考えたことをメモしたりするんだけど、その中で読書メモの中の抜書を利用したい場合があるので、それで思考を練ったりとかしています。


究極的には自分の中で色々とナレッジを整理していってそれをkindle本で出版してみたいと思ってるのだけど、それについても今回読んだ倉下さん本の中に本を出版する考え方などが書かれていた。

私たちは、ノートを書くように本を書くことができる時代に生きています。言い換えれば、私たちは「自分のノート」をいつだって「本」に変身させられる時代に生きているのです。たいへん素晴らしいことです。

ですので、もしあることについてまとまった知識が欲しい、体系的に理解したいと強く願うならば、その内容について「本」を書くことを最終的な目標に加えてみてください。何かを学ぶプロセスの中に「本を書く」を位置づけるのです。

倉下忠憲 すべてはノートからはじまる 星海社新書


読んでいてこの言葉はすごく励まされた。僕もいずれ本を書いてみたいなと思っていたのだけど、出版までのハードルは天衝くぐらいの高さだったのだ。だけど、倉下さんは自分が何かを体系的に学ぶために本を書いて良いと述べていた。プロの著作を持ってる人が、これぐらい気軽に本を出版してよいのだ書いてると、自分もやってよいのだと励まされる思いである。


僕も色々とツールを使ったりとか情報を整理したりして、知的生産の環境を整えることを色々とやってきたのだけど、それはただノートを取るためにノートを取るという風な、どこにも行き先がない自己満足のためのノートだったんじゃないかな?と思う。自分の中で知識を蓄えるようにしているんだけど、それは自分の領域だけで腐っていってしまって越境しないのである。


必ずしも社会的成功のためにノートを取る必要もないかなとは思う。自分の中で世界に対する解像度を高めて、自己の領域を深めたり広げたりするためにノートを取るのも良いだろう。僕がブログでやろうとしていることも、そういう自己の領域を広げるための発声練習のようなことだ。


倉下さんの「すべてはノートからはじまる」は、単なる記録を取ることのノウハウだけを解説しているのではなく、それで人生を考えてどのように導いていくのかということまで、人生を敷衍したような一冊であった。この本も繰り返し参考にして、自分の領域を広げるのに利用していこうと思う。


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