第28回シュガーホール新人演奏会に行ってきた。
今日は南城市のシュガーホールで行われているシュガーホール新人演奏会に行ってきた。僕はこの新人演奏会は贔屓にしていて、毎年行くようにしている。ここ数年はコロナ禍で中止されていたけど、久々ぶりに開演されたので僕も久しぶりにクラッシックのコンサートに行ってきた。
一応、セットリストというかプログラムの演目の部分を貼り付けておくよ。
今回の演奏会はなかなか新しい風が吹いていたと思う。グランプリを取ったホルガー・ルーゼさんの演奏を聞いてみたけど、クラッシックというよりは前衛音楽に近いような打楽器の演奏であった。
このシュガーホール新人演奏会は新人音楽家を育てていこうという趣旨のコンサートで、毎年このコンクールに参加して受賞して演奏している方達も何人かいらっしゃる。僕が知ってる方でいうと、ソプラノの金城理沙子さんとピアノの照屋恵悟さんは何度かこの演奏会で演奏を聞いて知っている。
このシュガーホール新人演奏会はクラッシックのコンサートではあるけど、アットホームな雰囲気であると思う。演奏してる音楽家の方も、音楽を聴きにきているお客さんもみんなリピーターばかりで、大ホール前とかは久しぶりにあった知り合い同士と思わしき方々が楽しそうに話している。
僕自身に関してはクラッシックはたまに聴くではあるけど、有名どころばっかりを聞いてるからこの新人演奏会で演奏されてるような楽曲というのはほとんどよく分からない。照屋さんのショパンとかリストに関してはわかるけど、それ以外の方々の演奏してる楽曲は作曲家すら分からない。
でも、コンサートホールで生演奏を目の前でみると、よく分からないけど心が浄化されているような気持ちになるね。クラッシックの音楽というのは、作曲者や演奏者の心情というのがダイレクトに伝わってくるものである。普段からの熱心な練習をして、思考や感情を楽器に乗せて演奏することで、それを聞いた人の心を動かせるのが優れた音楽家であると思う。
クラッシック音楽というのは、普段はそこまであんまり聞かないけど、たまに聴くとやっぱりいいなと思う。現代音楽というのはインスタントな感じですごく聴きやすく作られてるけど、商業ベースで売らなけばならない音楽であるので込められてる感情というのも聴きやすい情報が多い。
クラッシック音楽は、込められてる感情がものすごく重い負の感情っぽいものが込められてることがある。人生の苦しみであるとか苦悩のような作曲者のネガティブな感情をメロディーにしているケースがある。しかし、作曲者の人生を通じてその成長であるとか、人生の本当の意味みたいなことについて音楽で表現しようとする。
僕はそういう純文学みたいな直截的に表現される感情については、自分自身はあんまりやらないけど純粋で美しいものであると思う。クラッシック音楽を聴いてると、こんな風な純粋な感情というをに気が付かされるような気がして、自分の欠けてるピースがそこにありそうな気がする。
隙あらば自分語りで自分のことばかり語っているな。今日の残りは今回の第28回のシュガーホール新人演奏会の感想でも述べて参ろうかと思う。
トランペットの伊賀公亮さんの演奏は勢いが良かったなと思う。トランペットだけで演奏するパートがあったけど、力強さを感じた。ソプラノの金城理沙子さんは、前半のしっとりとした曲調と後半の高音パートのコントラストが気持ちいいなーと感じた。
グランプリのホルガー・ルーゼさんの演奏はすごく現代音楽っぽさを感じたんだよね。パンフレットのプロフィールを見てもドイツ出身の打楽器奏者やドラマーということで、現代音楽寄りなのかなと思う。打楽器のリズムのノリの良さが心地よい感じであったし、金管での演奏も感覚に訴えてくる感じだなと思った。
僕はまぁ、普段聞いてる音楽はJ-Popであるとかそっちの方が多いからね。クラッシック音楽の歴史であるとか楽曲に込められた意味だとかは前もって解説で教えてもらうか、Wikipediaで調べてみてようやく理解できる程度であるし、あくまでも素人的な直感でしか評価ができない。どうも、どの人もすごいコンクールを取りまくってるような感じであるし、演奏のレベルもすごく高いんだと思う。クラッシック鑑賞も楽しめるようになるとものすごく良い趣味であると思うんだ。普段聴きの音楽の中にクラッシックも混ぜてみようかなーと思う所存である。