「動のストレス解消法」と「静のストレス解消法」を使い分ける。
今日は土曜日でお休み。ちょっとサウナに行ってきて軽く整えた後で、スタバでMacBookを使って週報を書いていた。
やっぱり平日を毎日働いているとストレスをそこそこ溜めてしまうんだよね。こうやって溜めたストレスは週末でうまくコーピングしてストレスを発散するように気をつけてる。ストレス解消のコーピング方法はいろんな種類を用意してるけど、サウナに入ったりとかマッサージを受けたりみたいな体の方からアプローチするストレス解消法は何も考えなくてもリラックスができて具合がよい。
人によってストレス解消の方法は色々とあると思うけど、1日中ゲームをやったりみたいなストレス解消法は後々罪悪感を感じたりしてそれほど良くない。や、これは僕の場合だけかもしれないけど、1日中ずっと寝ていたりとかずっとネットをフラフラするようなストレス解消のアプローチをすると後から時間をムダにした感じがして後悔をしてしまう。
身体的に快い刺激を与えて強制的に副交感神経にアプローチしちゃうようなストレス解消法の方が副作用がなくて良いんだよね。スパ施設に行ってサウナに入って体をすっきりさせた後、休憩室でぼんやりと本を読んでたりすると、普段溜め込んでいた悩みやストレスがどうでも良くなってしまう。
こういうストレス解消のコーピング手法はリストアップしてお守りがわりに持つのがいい。今回はサウナだったけど、筋トレとかランニングみたいなストレス解消のアプローチもやってみたいなーと思うんだよね。僕がこういうストレス解消のコーピングのやり方で参考にしているのは、自衛隊メンタル教官の下園壮太先生の著作を参考にしている。下園先生によると、ストレス解消のためのコーピング手法としては「動のストレス解消」と「静のストレス解消」の方法を2種類揃えておいた方がいいという。
「動のストレス解消」とは、運動、ドライブ、海外旅行のようなエネルギーを消費しながら気晴らしを行うようなストレス解消法である。他にもアルコールやタバコなどもこれに含まれるようである。こういうストレス解消法は快感によってストレスを打ち消すことができるので、多くの人はこれを好んで行う。
「静のストレス解消」とは、読書や音楽、映画鑑賞、庭いじりのようなエネルギーをあまり消費しなくてもできるストレス解消法である。静のストレス解消法は動のストレス解消法と比べると瞬間的な快感が少ない。また、静のストレス解消法が楽しくなってくるまでにはその習慣を育てておかねばならない。普段、動のストレス解消しかコーピングリストにない人が急に読書をしてもストレス解消にはならない。
多くの人が気軽に行えるストレスコーピングの方法というのは動的なものが多い。ちょっとストレスが溜まったなと思ったら飲み会をやったりだとか、どこかに旅行に出かけるなどの方法を使ってストレス解消をしようとする。動的なストレス解消法は強い快感を伴うので、元気がある時はこれでちょっとした悩みぐらいは解消してしまう。
しかし、ストレスが強かったりとか長期間にわたってストレスを溜め込む状況が続いた場合、心的エネルギーが減少している。その時に動的なストレス解消法をやった場合には、その行為自体で逆に疲れ果ててしまう。
うつ病の時などを想像してもらえばわかりやすいかもしれないけど、思考がうつ状態でぐったりとしている時に飲み会や旅行をしたりすると、逆にそのせいで疲れを溜め込んでさらに状況を悪化させてしまう。ストレスの量が一定以上になってしまった場合は、動的なストレス解消では逆効果になってしまうのだ。
また、このストレス解消の方法がアルコールやニコチンのような依存性を持った物質に頼る方法であると、依存症に陥る可能性がある。アルコール依存症に陥るような人というのは、アルコール以外にストレス解消法を持っていないことが多い。適切なストレス解消法を知らないためにアルコールに依存して、アルコール依存症のためにさらにストレスを増やすという悪循環へはまってしまう。他にもオンラインゲームとか過食のようなストレス解消も依存性を持つ。これらには注意した方がいい。
動的なストレス解消法にはこのようなデメリットがあるために、そのため普段から静的なストレス解消法を「育てる」必要があるのである。動的なストレス解消法はやればすぐに快感が得られるために手軽である。しかし、ストレスが強くなってきて心的エネルギーが減った状態では、ストレスを解消するために逆に疲れてしまうことになりやすい。静的なストレス解消法はエネルギーを消費せずともストレスを解消することができるので、粘り強いメンタルの強さを手に入れることができるだろう。
静的なストレス解消の手段は読書や庭いじりのような、普段から趣味にしていると楽しめるようなことである。たとえば読書は普段から本を読む習慣がないと楽しむことができない。しかし、読書の習慣を手に入れることができたのなら、図書館に行って読みたい本を探してきて読むこともできる。コストパフォーマンス的にも他のストレス解消法と比べるとすこぶる良い。
ストレス解消のためのコーピングリストを長くしていくことは、ひいては人生を低コストで楽しむための習慣を持つことなのかもしれない。静のストレス解消として使える趣味を増やしていくのは普段の生活で心がけて行きたい。