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「ソーシャル時代のハイブリッド読書術」(倉下忠憲著)を読了した。

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「ソーシャル時代のハイブリッド読書術」(倉下忠憲著)を読了した。

今日は本を読んでいた。


今日は本を読んでいた。本当は、嫁さん所の海老名ちゃんのイラストを描く予定で色々と構図とか調べている段階なんだけど、そろそろラフを書き始めないと不味い。兎に角、自分の弱点としては作業を始めるまでの腰が重い。一旦始めればちゃんとやることができるのだけど、始めるまでにエネルギーが掛かりすぎる。一応、やり方みたいのは分かってるのよ。何かをやると決めた瞬間にタスクシュートでタイマーを回し始めて、さっさと着手をすればやることできるんだけど、そもそもタイマーを回すまでにえらく時間が掛かる。


とりあえず、今日は今日読了した本の感想文でも書こうかな。今日読み終えたのは倉下忠憲著の「ソーシャル時代のハイブリッド読書術」だ。



倉下さんは知的生産とかライフハック界隈のブロガーで、色々と著作を残している人なのだけど、僕が「隠れ家ブログ」のモデルケースとして目指してるブロガーさんですね。いろんなデジタルツールを使った知的生産の方法を研究していて、それをブログに書いてそれがきっかけで著作を色々と書かれている方です。


読書法に関しては最近もエントリーを書いた。こちらだ。


www.ituki-yu2.net


色んなブロガーとか知的生産の技術の本から読書法を抽出してまとめたエントリーであるけど、僕のブログではこんな感じで知りえた情報をまとめてエントリーを書いている。僕の興味は知的生産とか問題解決で、それ系の本やwebの記事を読んで、感想をアウトプットとしてここでまとめていますね。まぁ、これはあくまで自分用まとめであって、世間的には価値があんまりあるもんでもないなーみたいに思ってますけどね。自分のScrapboxとかにまとめておいても良いんだけど、どうせならwebに公開して情報共有しておいて、検索などでたどり着く、困った人のために資料を置いといても良いかぐらいの思惑で書いてます。


今回の倉下さんの本も読んで思った所の読書感想文でも書いておこう。

本の選び方から本の読み方、読書メモの書き方までをまとめた、読書のための本


現代のソーシャル時代でどのように本を探すかという事が参考になると思いました。ソーシャル社会では、本を探すのは本屋に通ってわざわざギャンブルみたいな本選びをしなくても、SNSや書評ブログを使ってある程度、精度の高い情報で面白い本を選ぶことができるようなってます。特に本棚を提供しているwebサービスを利用することで、自分とあった好みの人を探すことができて、その人が評価している本を選ぶことでハズレを避けることができるようになる。


読んだ本で繋がるwebサービスがあるんですけど、こちらを利用して自分の好きな本を高評価している人の他に高評価している本を探すのがコツである。僕はブクログを利用しているが、読書メーターでも良いだろう。メディアマーカーというサービスもあったけど閉鎖されているようである。


booklog.jp


bookmeter.com


本を効率的に読むために重要な考え方は、「問い」を持って読むという事である。漫然と書かれている事をだらだらと読んだ所で頭の中には入ってこず、まず読書を始める前に、この本を読んでどんな問いに答えを求めるのか考えるのが重要だ。

まず読書の前に、その本を読む目的をイメージします。大ざっぱでかまいません。その本を読む目的が、趣味の読書なのか、何かを学ぶためなのか、研究的な目的があるのかを考えておくことです。これが異なっていれば読書中の行動も、読了後の行動も変わってきます
ちなみに、楽しみのための読書・読んだだけで終わる読書ーーも除外する必要はありません。

倉下忠憲 ソーシャル時代のハイブリッド読書術


それと、こちらのエントリーでも書いたけど、読書メモというのは超重要なのだ。倉下さんの本でも読書メモの書き方に一章ほど費やされている。またブログで書評を書くことが勧められており、他の人とは違う視点で書評ブログを書く7つのコツも紹介されていた。そちらも引用しておこう。

書くことを引きだす次の7つの質問について考えてみてください。本を読み終えて書評記事を書く前に、読書ノートを作成するような感覚で自問しながら答えを書き出していきます

質問1:購入の経緯は?
どこでその本を購入しましたか。なぜ購入しましたか。その本の情報を知ったのはどこですか。

質問2:本の対象読者は?
その本は誰が読むことを想定していますか。年齢、性別、職業、地域、必要な前提知識はどのようなものですか。

質問3:著者の考えはどのようなものか?
その本の主張をワンフレーズでまとめるとどうなりますか。そ(本で著者が一番言いたかったことはなんですか。本のタイトル、サブタイトルがヒントになるかもしれません。「はじめに」に当たる部分も参考になるでしょう。

質問4:その考えにどのような印象を持ったか?
著者の意見にあなたはどんな印象を持ちましたか。賛成、反対、条件付き賛成、何が何でも反対、判断できない、いろいろあり得ます。意見に対する意見だけではなく、なぜその意見を持ったのかという理由についても考えてみてください。

質問5:印象に残ったフレーズやセンテンスは何か?
本を読んで、「ぐっと」きた箇所はどこでしょうか。単語や文章、あるいは1つの章ということも考えられます。マーキングインボックスを行っているのならば、ペンを入れた場所から選択することになるでしょう。

質問6:類書との違いはどこか?
少し難しい質問です。類書を読んでいないと答えられません。読んでいるのならば、違いを探してみましょう。なぜ違うのかも合わせて考えてみるのもよいです。その場合、対象読者がヒントになるかもしれません。

質問7:関連する情報は何かあるか?
その本と関連する別の本は何かあるでしょうか。類書とは限りません。本ですらない場合もあります。その他のメディア(音楽、映画など)や事件ということもあります。本を読みながら、想起したものを眺めると見つけられるかもしれません。

これらを書き出しておけば、書評記事・の素材は充分に揃います。

倉下忠憲 ソーシャル時代のハイブリッド読書術

まとめ


読書メモの書き方が相当に参考になる本だった。それ以外にも本の選択、読み方に関しても論理的にどのように効率的に情報を得るかという考え方が練り込まれており、現代の読書家は一読しておいた方が良いだろう。


しかしまぁ、問題点もありまして2016年頃に書かれた本なので紹介されているwebツールの一部は今ではすでに使えなくなってます。Evernoteを使って読書メモを残すことを推奨していますけど、2021年現在ではEvernoteよりも使いやすいクラウドメモツールは色々と出てきているので、倉下さんの考え方は使うことは出来てもそのまま方法を真似するという訳にも行かない感じです。


良い本なので現代に合わせて改訂版とかも出版されたら面白いんですけどね。読書法を知りたい人にはオススメの本でした。


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