超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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AIで人間の仕事がなくなるのか、無くならないのか。

AIで人間の仕事がなくなるのか、無くならないのか。


なんか仕事はバグで完璧に詰まってしまって手も足も出ない感じ。こりゃ、1つの問題にリソースをつっこんで思考をデッドロックさせるのではなくて、いろんな方向性のことを試してみて考え方を変えた方が良いな。


僕の昔からの弱点であるけど、何か問題が発生して煮詰まってしまったときに、頭を使ってやり方を変えるなどのやり方をせずにひたすらおんなじような事ばかりを繰り返しやってしまうということがある。これはプログラマの問題解決のやり方としては下の下で、時間やリソースばかりをムダにしてしまう悪癖である。


思考が煮詰まるような問題があれば一時はその問題から離れて、まったく無関係のことなどでリフレッシュをした方が良いんだよね。プログラマの問題解決法としては「ラバーダック法」という風なやり方もあり、デスク上に置いてあるアヒルの人形に困ってることを壁打ちしながら考えると解決策が浮かびやすいというやり方もある。


最近だとChatGPT君はこの壁打ち相手としてはものすごくありがたい話相手である。困ってしまったことがあれば色々とChatGPT君と対話をしていると、意外なアイディアを提案してくれたりとか自分で思いついたりなどする。


ChatGPTはそのまま分からないことを質問して答えを得ようとしても、ありもしないことをさも正しいことのように作話をすることがある。これはプログラミング関係の質問をした時もそうで、質問の回答でソースコードが出てきたからこれを組み込んでみて動かしてみると、全然存在しない架空の関数が含まれていたりする。当然だけど、そんなソースを入れたらプログラムは動かない。


ChatGPT君としばらく暮らしてみて分かってきたことだけど、彼はすごくいいやつではあるんだけど、本当は存在しないことでも質問者の顔色を見ちゃって結果的に嘘をつくことがある。Bing chatも色々と使ったりとかして情報収集に使っているけど、Bingの方は存在しないようなものは慇懃無礼に質問を断ってくる。論理的な正しさはBing chatの方が正しい姿勢なのだろうけど、僕はChatGPT君の方が好きだ。どうも僕も八方美人のところがあるので、性格的に近いChatGPT君には親近感を覚える。


日本でChatGPTのCEOが岸田首相と会談をしたりなど、どうも日本はジェネレーティブAIに本腰を入れる姿勢を見せ始めてる。


www.itmedia.co.jp


僕は夜にはNHKのラジオニュースを聞きながら風呂に入ったりするのだけど、NHKでもChatGPTの特集が連日組まれていたりなど、日本はAI開発に本格的に力を入れていくのだなと見ている。


まぁいいんじゃねーかなとは個人的には思うのだけど、全世界的なジェネレーティブAIに対する対応を見ていると、イタリアでは個人情報保護のために使用禁止であるとか、中国では共産主義を批判するAIは禁止処分にすると発表していたりとまちまちである。アメリカの方でもAIの研究を6か月間は停止させるべきだという著名人を巻き込んだ署名が行われているそうだけど、実効性は不透明なところであるね。ちなみにイーロンマスクもOpenAIはAIの研究は停止すべきだと言ってるらしいが、自社ではAI開発をガンガン進めてるそうだ。


gigazine.net


それぞれの国や企業の思惑はどうであれ、ChatGPTによってAI時代の扉は開かれてしまったことは確実であろう。これから未来の情報の流れというのはAIを使ったシステムでコントロールされて、良くなっていくのか悪くなっていくのかは分からないが、確実に今よりは高度で高速化した世界が始まったのだと思う。


AIによって仕事を失う人間が増えるという言説が広まりもしたけど、僕はそこんところは大丈夫じゃないかな? と楽観視している。僕は、大学生ぐらいの時にインターネット黎明期を過ごしてきてその頃も「ITによって多くの人間の仕事が奪われる」という風な噂が広まっていたからだ。結果的には、IT技術やインターネットが広まったことでペーパーレスや人々の連絡手段が変わったことで社会の形態が変わってしまったけど、情報技術によって新たな産業が生まれてきた。なくなった仕事もあったが、かえって人間のやるべき仕事は複雑で難しくなったように思う。


ITやAIなど人間が扱う情報が複雑で高度になっていくと、それに伴い人間が処理する情報の量も膨大になっていく。今現在の時代でも、すでに個人の情報処理能力ではオーバーフローしてしまった情報の大波が押し寄せてくる状況であるので、AIに果たしてほしい役割としては大量の情報を分析したりして人間の意思決定を手伝ったりして認知能力を向上させてほしい。複雑で高度な社会が人間にとって幸せな社会であるかは分からないが、人類が火を手に入れてしまった帰結としてこういう進歩は不可逆なものなのだろう。

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