超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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認知行動療法について考えていることを書く。

認知行動療法について考えていることを書く。


午前中に嫌なことがあったのだけど、それをAwarefyの感情メモに記述して客観的に捉え直すようにして感情に影響するのを阻止。僕も認知行動療法とマインドフルネス瞑想を勉強して実践し始めて長く経つけど、うまく使えばいらないことでイライラしたりとか傷ついたりすることを阻止することができる。こういうメンタルケアのテクニックというのは自己投資しといて損のないカテゴリであるなと思いますね。


色々と、仏教やら禅の教えを勉強していて気がつかされたこともあったのだけど、僕はもっと人生の大局を見据えて行動すべきだね。仕事での人間関係で嫌なことがあったこととか、人生の中でみたら些事であるし、さらに地球の長い歴史などを見据えて考えた場合、一人の人間のちっぽけな悩み事などほんとティッシュペーパー一枚の厚みもない。こういうことに気分をかき乱されて他に考えないといけないようなことを邪魔されるのはくだらんことであるなぁ。


こんな些事のせいで他の人生の中でやりたいこととか重視すべきことに悪影響を及ぼす方が怖いことだね。僕の今までの人生の中での失敗などを思い出してみても分かるけど、失敗自体は小さくてどうでも良いことであっても、それによって自分が焦ってしまって余計なことをして傷を広げるのがあるあるのパターンである。何か嫌な出来事が起きて、精神状態がやられ状態に陥ってパニックを起こすのが人生において後々まで悪影響を及ぼすケースである。どんな失敗をしてもどっしりと構えていて冷静であれば、案外上手く対処できるものである。


嫌いだけどやらないといけない事なんて人生の中には沢山ある。そういう自分が嫌なことを上手くやりこなすことができたのならば、僕は最強の存在になっちゃうだろう。苦手なことを完璧にこなすとかでもなくても、ある程度やり過ごすことができたのならばそれで花丸だ。嫌いなこととかも適当にこなした上で自分のやりたいことにしっかりと力を入れていけるやり方を身につけるのが、これからの人生で重要なことであるなぁ。


いきなり冒頭から内心の吐露で始まった今日のブログであるが、僕は普段の生活からScrapboxなどにこのようなメモを色々と書きながら考えて生活している。嫌なことがあったりだとか、仕事の上でどんな手順で作業を進めていけばいいかとか考えたい時などに、キーボードをカタカタと叩きまくりながら自分の行動を客観視したりとか内心をダンプしてみて、「こういうことを考えてるのかー」と納得しながら次の行動に移すようにしているのである。


こういう「書く習慣」というのは、身につけておくと色々と便利なスキルであるね。人間の思考というのは物凄いスピードで流れ去るもので、しかも忘れてしまったことについては思い出すのが不可能かもしれない。それと頭の中でぼんやりと考えていることというのは、知らず知らずのうちに不愉快な感情に変わってしまって気分を害することもあるので、そこんところの思考をきっちりと言語化しておくことは、これ以上頭の中の不安を深めないことにもつながる。


しかしま、この言語化するという行為についても注意点がいくつかございまして、頭の中でぼんやりと思い浮かべてるイメージを言語化するということでイメージが固定化されちゃうという事もあるんである。頭の中でなんとなく不安だなーという気持ちに関して、色々と日常生活の不満足な出来事などを結びつけて普段の恨み言なんぞを文章として書き連ねていると、そのなんとなくでしかない不安な気持ちと嫌な出来事がしっかりとセットとして固定化されるかもしれない。だから僕はネガティブな日記を書くのはやめとけと主張してるのである。


ちょっとオカルティックな話にも近いもんであるけど、名前のないものに名前をつけるというのは、その名前のない事柄という存在に概念を与えて明確に認めるということにもつながる。そうやってしっかりと名前を固定化された出来事というのは色々と概念で操作できたりもするけども、その概念に自分の方が引っ張られることもありうる。イメージの中には言語化しないほうが良い事柄もあるんじゃないかと思う。なんとなく漠然とした不安な思いに名前を与えてしまったが故に、途轍もない妖怪が現れるということもあるんじゃないかと思うのである。京極夏彦が書く怪談はこういう展開をする内容が多いね。


人間が持つ、この概念を操作するという能力をメンタルケアに上手く活用したのが認知行動療法である。ひとまず脳裏にあるイメージを言語化したりして、その概念を操作することでストレスや不安というのをいなせるようにしてしまう。人間の脳というのはヤクザな存在で、「私」が不愉快な感情になろうとも嫌な出来事を繰り返し想起させちゃうような動作をしちゃうことがあるんである。ぐるぐる思考というのは「私」がいくら考えまいと努力したところでさらに存在を大きくしてく「見越し入道」みたいな存在だ。こういう嫌な思考を繰り返すパターンというのには種類があったりする。「認知の歪み」などと言ったりするけど、そういうのを知っとくだけでもぐるぐる思考は改善されるかもですよ。

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