超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


SPONSORED LINK

ネガティブ思考もポジティブ思考もそれぞれ利点と欠点がある。

ネガティブ思考もポジティブ思考もそれぞれ利点と欠点がある。


天気が悪い。湿度が高くてうんざりする。うちは洗濯物は部屋干しなので衣類乾燥機を使うのだけど、一回では水が満タンになってしまって乾燥機が止まって乾かないので、2回回すようにしてる。生乾きになって服から匂いが出ないか心配である。


さて、このところどうも天候が悪いのもそうなのだが、いまいち体調が良くない。こうやって調子が悪いことをブログの冒頭で書くのは日常茶飯事であるが、どうにも僕の体調というのは「普通」か「悪い」の二択であり、絶好調でやる気もバリバリ出て仕事も趣味も楽しい日というのは来ないもんである。


ここんところ、思考の癖がかなり絡んでる気もしなくもない。どうも認知の方で捉える心の動きというのがデフォでネガティブな感じであり、悪いことばかりに注目して気分を滅入らせているというのはありそうだ。僕の基本的な思考パターンというのは、生活のことや世の中のことでも、悪いことがあればそちらに対して何かしらの対策を行い問題解決をするという感じであり、物事に対してマイナスから入っていくことが多いのである。


世の中で言われてるような「ポジティブ思考バンザイ」的な動きに対しては反感を感じるのだが、物事に対して負の側面を見ることから入る認知パターンというのは、自分自身が生きにくくて仕方ない。問題点を無視することは問題があるが、必要がないフラットな事柄さえもネガティブな視点から粗探しするような性格というのは、改善の対象だろう。


いちおー、これでも僕はそこんところのネガティブから見る思考の癖については改善しようと努力してるのである。夜寝る前にiOSアプリの「ジャーナル」を立ち上げて、その日あったよかったことと感謝することを3つづつ記録するようにしてるのである。夜寝る時までネガティブな気分で滅入ったままで寝るよりは、少しは今日の一日もましなことがあったということを思い出して寝た方がいいだろう。


ネガティブな性格、ポジティブな性格というように区分される分類はあるけども、どちらにせよメリット・デメリットは両立してる。ポジティブだから素晴らしくて、ネガティブは必ず改善しなければならないというのも固定観念が強すぎる。


ポジティブ思考をしていると人生が生きやすい。物事の良い面を見る考え方というのは、むやみに葛藤しないので苦しみも少ないし、多くの人から受け入れられやすい考え方だ。しかし、物事の現実的に危険な問題というのを無視してしまったりすることもある。必要以上にポジティブすぎると、慎重に取り扱わないとならない問題に対して軽く考えてしまい損害を出すこともあるだろう。


ネガティブ思考をしていると楽じゃない生き方になる。何もかもの悪い側面を見つけて、それらが自分の存在を破滅させる問題のように捉えてしまう。だが、そのように慎重に物事を捉えて考えることで、必要のない挑戦をせず重大な失敗をする確率は減るだろう。あと、何かのプロジェクトを実行しようと思う時に、改善点を気付きやすいのもネガティブな方だろう。問題点に気がつきやすいので改善のポイントを見つけるのが上手い。


それと、ネガティブ思考の良い面として考えられるのは、一つの出来事に対して繰り返し考えたりすることが多いので、思慮が深くなることも挙げられるのではないかと思う。本当にその事を好きになるためには、良いことも悪いことも含めて慎重に考えなければならないので、ネガティブな方がより深い人生を送れたりするのではないかと思う。


だがまぁ、ネガティブ思考を抱えていると普段の生活が生きにくい。いちいち全ての出来事や対人関係に対して疑ってかかるような悲観的な視点を持ってる場合には、気分も良くないし思考リソースが足りなくて人生が辛くなってくることもあるだろう。そこんところに関しては、ちょっとは性格改善を試みて性格のバランスをボジティブ寄りに傾けてみるのも良いだろう。


一言に性格改善とは言ってるが、どのようにして考え方を変えれば良いのかという具体的なやり方については難しいところだ。今までネガティブな考え方で生きてきた人たちに、「ポジティブな考え方の方が楽だからポジティブになれ!」と言ったところでそもそも感覚が分からないだろう。テキトーに本の1冊や2冊を読んだところで、しばらくしたら習慣は戻るので元の木阿弥である。


僕はここのところで使える考え方をしてるのはACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)じゃないかと思ってる。たとえば、これから「青い象を想像しないでください」と言われて、それを想像しないことは人間にはできない。人間の思考パターンというのは、何かについて拒否して考えるのをやめようとすると、何度も繰り返しそのことを思い出してしまい余計に記憶に定着させてしまう。


なので、そのネガティブなイメージを止めようと思うのであれば、頭の中で繰り返されている言葉やイメージを拒否しようとするのではなく、他の感じ方をする考え方に書き換えてしまうのが必要なのである。ACTではこれを「脱フュージョン」という。


たとえばこれは、頭の中で繰り返す嫌な言葉を、メロディをつけて真剣な雰囲気を消してしまうことだったり、繰り返してる嫌なイメージを思い切りズームアウトして宇宙視点から見てしまうことだったりする。こういうテクニックを使った方法でもネガティブ思考は変えることができる。


ここんところのACTのさまざまな考え方については入門書としては僕は「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」が一番わかりやすかった。



一番大事なのは、たとえネガティブな性格の自分だとしても、それを自分で受け入れて前向きに捉えることだよね。「○○だからダメ」で思考停止してしまえば、ちゃんと探せば解決策のある問題でも解決不能になってしまう。どんな人でも良いところもあれば悪いところもあるのだから、その中で利用できるものをなんとかやりくりするのが生きるということだったりする。

プライバシーポリシー免責事項