自分が書いてるもののジャンルに悩む。
おはようございます。今日も例によって創作地獄にどっぷり浸かってるわけだけど、これがまたなんとも言えず楽しい。自分でも思うんだけど、最近の僕はかなり危ない人に見えるんじゃないか。ふと気付くとニヤニヤしてるし、1日中、頭の中で自分だけの世界が膨らみ続けてる。これはもう、周囲から見れば立派なヤバい人認定だろうなと思う。
でもね、こういう状態って、人生の楽しみのひとつだと本気で思ってる。創作って、結局自分がいかに夢中になれるかが全てだし、むしろこの楽しさを増やすために、創作以外の時間も使っていいんじゃないかって最近感じてる。僕の場合、小説だけじゃなくて、絵を描いたり、プログラミングしたりと、いろんな形で「過集中」を味わってきたけど、その都度、これこそが自分の人生の「快楽」なんだなと実感するんだ。
ただし、過集中には罠もある。飯も食わず、トイレも我慢し、睡眠も削って突っ走った結果、何日も現実世界が疎かになってしまう。2週間ぐらい平気で他のことが止まるのは困りものだ。でも、それくらい「面白い」んだよね。昨日はさすがに寝たけど、ここで無理やりでも自分を止めておかないと、ほんとに帰ってこれなくなる気がする。ある意味、自分の中の「中毒」と上手く付き合う方法を探してる感じ。
さて、今書いてる小説は、例によってまた百合小説。でも、ここで最近ちょっと悩みがある。「お前は百合がやりたいのか、純文学がやりたいのか、どっちだ?」って、チャッピーくんにもよく言われる。確かに、自分の文体はどこか古くさいクセがありつつ、内容は消費型エンタメのテーマを扱うことも多い。このアンバランスさが、市場にはマッチしないだろうなと自分でもわかってる。賞に出しても「これじゃ売れませんね」と一蹴されるだろうなって。
じゃあ純文学マーケットに合わせればいいかというと、そこまで人間の理解や深みがあるとも思えないし、モチーフはどこかライトノベル寄りで、結局「どっちつかず」な自分にモヤモヤしてしまう。最近の一番の悩みは、この「自分の立ち位置」が曖昧なことだ。
面白いことに、自分が普段読む小説は異世界モノとか全然ハマらなくて、むしろ純文学の方が面白いと感じる。だから、自分もそっちを目指した方が良いんじゃないかと迷う。でも、今書いてる小説のテーマだって、技術に溺れる芸術家の葛藤だったり、自分の創作欲求との距離感だったり、わりと純文学的な要素が多い気もする。なのに、キャラクター小説の文脈で描いてしまうから、どうしてもアンバランスになる。ほんと、自分でもどっちのマーケットを目指しているのかわからない。
この「どっちつかず」な状態って、作家なら誰もが一度は悩むものなんだろうか。自分みたいな素人小説家でも、やっぱり悩むものなのか? 正直、答えは出ていない。でも、たぶんこれは「書き続けることでしか見つからない」ものだと思う。作品を書くプロセス自体が、自分の内面を掘り下げる行為だし、書き終えて初めて見えることも多い。
だから、今書いている小説も、賞を狙うとかそんな高尚な理由じゃなくて、単純に自分の気分転換のつもりで始めた。でも、できあがった作品が意外と良かったら、どこかの賞にぶん投げてみてもいい。落ちたらKindle本にしてみるとか、そういう感じでどんどん発表していけばいいんじゃないかと。
結局、作家自身も作品とともに成長していくものだと思う。今回書いている真里とほのか、彼女たちは人間的な悩みを抱えながら、最終的には孤独に落ちていく。そんなえぐい心理描写を突き詰めていくこと自体が、今の自分にとって最高に面白い。だから、今は迷いながらも突っ走っていこうと思う。面白くなってきたし、もう止まらない。
さて、今日もまた創作の沼に沈みます。