ブログを通じてしっかりと自己認識したいよな。
どれだけ書いても変わらないことであるけど、どうも調子がすぐれない。今日は休みであるので、長く寝て食事は全部外食で済ませた。それでも別に気分は良くなる訳ではなく、体調がどうにも良くないのである。
まぁいいか。毎日体調が悪いことを書き出しに持ってくるブログというのもなかなかに珍妙な代物ではあるが、それはそれとして仕方ない。このブログは僕の日記の役割を果たしているので、調子が悪い時は調子を悪いことをかくしそれで自分の状態を客観視できる役目もある。
僕のブログの書き方というのは常にフリーライティングであるけど、こりゃまぁ1時間で2000字のブログを書くために身につけたスキルである。毎日のブログは日々のルーチンとして20時から1時間だけキーボードを叩いて、そしてその時の思考をスケッチすることで作り出される文章である。
この習慣で色々と救われている側面というのも多い。あとから自分のブログを読み返してみたときに「この時はこんなことを考えていたのか」という自分の状態の客観視ができる。人間の思考というのは自分の状態をメタ認知する能力というのは、自分の状態を何か別の媒体に記録してみないと気が付かない。
どうも自分がメンタルケアで一番気をつけているのが、この自分の状態を外部に記録をして客観視するということである。なんというか、僕は自分の思考というのを信用できない病気にかかってる。今の感情でものすごく特定のものを憎んでしまったりしていても、他の第三者からみるとまったくその理由が理不尽で意味不明ということがありうるのだ。そのあたりで僕は今の会社に対して無闇矢鱈に嫌悪感を抱いてる自分も疑問視してるのだけど、それはまた別のお話であろう。
なので、自分の考えていることはまずは言語化して書き出してみて、時間を置いて読み返してみるということをやったりする。人間というのはどれだけ自尊心が低くて自分が嫌いな人であれど、自分の考えというのは絶対だというバイアスに囚われており、自尊心がない人というのは自分が他の人と比べて価値がないという判断に自信を持ってるのである。
自分が書いた文章というのは、書いた直後であれば思考が完璧に出力した文章に馴染んでるので完全無欠に思える。しかし、1週間から一月ばかし置いた後の文章というのは粗熱が取れているので、それを読み返してみると自分の思考がどこか歪んでいることに気が付く。そうやって自分の持ってるバイアスを客観的な目で直視するというのは重要なことであり、自分という人間が、自分が想像しているほどすごくもひどくもないというのを認識しておくというのは大切なプロセスであると思う。
こういうのって別に自分一人で部屋に閉じこもって、キーボードをカタカタと叩きながら自省ばっかするやり方じゃなくてもいいと思うんすよ。一般的にこうやって自分の客観的な評価を得たりするのは、誰かとコミュニケーションをとってフィールドバックを得たりしながら気がついていくことであり、わざわざ毎日文章を書いたりめんどくさい習慣を身につけてやったりする人というのはマニアックな存在だよ。
ともあれ、そんな風に自分を客観視できるツールを持ってる必要性というのは高い。僕は病気のせいで気分の波が激しいので、その時の気分で考えていることがあとから振り返ってみるとまったく悩むほどでないことに悩んでるのによく気が付く。こりゃ、僕がメンヘラだからーということかもしれないけど、普通の人でも気分の上がり下がりはあるだろうし、自分の本心が思ったり行動していることとは別のところにあるというのに気が付くかもしれない。
僕は生活をしていたりとか毎日文章を書いたりする中で気をつけてることがあって、できるだけ自分の本心に素直にしたがって表現は行い、自己欺瞞というのを極力なくすように気をつけてる。見栄を張ったりとかして自分を大きく見せようとするのではなく、また謙遜しすぎて卑屈にもならないようにして、自分の思ってることを素直に人に伝えるように気をつけてるのだ。
多分、僕がいちばん気をつけなければならないことというのは、自己欺瞞に陥らないように普段の生活の中でも気をつけている。ともすれば僕の性格というのは卑屈で、できる人に嫉妬心を抱いたりとか自分の実力不足を嘆いてしまい、それで自分の価値というのを見失ってしまい自虐的な感情に浸っていることがよくある。
他の人と比べて自分の価値に自信がないから自虐的な言動をしてしまうことは、一見すると謙虚な態度にも見えるかもしれないけど、自分の価値を不当に貶めて自分の本心を見ないようにしているだけなので自己欺瞞である。
真にバイアスから抜け出せて、純度が高い世界の姿を直視することができることなのかどうなのか? というのはさっぱりわからないけど、僕にとって毎日文章を書いたりとか読んだりするのはそのためのツールである。自分の持ってる能力というのはなんなのか? そして自分が他者にどういうことで貢献できるのか? というのはよく理解して行動できるようにしたいものだね。