超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」(ラス・ハリス著)を読んだ。

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「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」(ラス・ハリス著)を読んだ。


今日は友人と一緒に朝7時からコメダ珈琲でモーニングをしてきた。


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そのあと、うるま市海中道路までドライブに行ってきた。あの辺りは海の透明度が高くて良いね。今日は天気も良かったので海の彩度も高かった。


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午後からは大五郎さんのトイレを掃除したりとか家に掃除機を掛けたりとかもろもろの家事を済ませた後はずっと本を読んでいた。今回読んでいる「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」(ラス・ハリス著)は図書館から借りてるから今週いっぱいで読まないといけなかったのね。



今回読んだこの「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」は、結論から言うとすごく良い本でした。アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)を使って人生をより良く生きようとするためのセルフヘルプ本なのだけど、程よくエモくて読んでるだけでやる気が出る本です。


僕はACTのセルフヘルプ本に関しては、以前も「ACTをはじめる」を読んでみたのだけど、こちらは翻訳がよくないせいなのか、セルフヘルプ本なのに使ってるたとえ話が分かりにくいという微妙な本だった。


www.ituki-yu2.net


「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」のおかげでACTというのがどういう心理療法なのかという全体像が掴めた気がしますね。やっぱり想定したとおり、ACTというのは、仏教から楽に生きる方法のエッセンシャルを抜き出して取り扱いやすくした心理療法でしたね。僕は以前、仏教を研究している人たちがことごとく出家をしていることに恐れをなして「プラグマティズム仏教」だとかいう新語を作り出したりしちゃったけど、おそらくその概念に一番近い方法論が「ACT」です。


ACTには色々と特徴的な用語がある。「脱フュージョン」とか「アクセプト」とかいろんな用語があるんだけど、それはいちいち説明するのは避けようかな? まぁ、今回のエントリーは僕がこの本を読んでから感じた感想などを綴っているので、あくまでも僕がACTで疑問に思っていたことに対してこの本で書かれていた解決策を記述するに留めようと思う。


ACTには「脱フュージョン」という概念があるのだけど、これは頭の中で繰り返される言葉とか、囚われている思考に対して「~~と考えている」とか距離をおいたり、ハッピーバースデーのフシに合わせて繰り返されている言葉を思考して囚われてる言葉の信憑性を落としてしまうとか、思考の囚われから解放されるための方法です。僕は「脱フュージョン」に関しては、マインドフルネス瞑想で練習して思考の囚われを呼吸に外してしまうテクニックとかマスターしてるので大丈夫なんですよ。でも、いくら思考を脱フュージョンする方法を持っていても、なんとなく夕方に感じる悲しい気持ちとかの不愉快な感情をなんとかする方法が分からなかったのですね。感情に関しては言葉を伴わないので、脱フュージョンができないんですよね。


こちらの本ではそういうなんか不愉快な気分に対処する方法に関してもちゃんと紹介があった。感情の居場所を作ってやる「拡張」という方法がそれである。細かな説明はすっ飛ばすけど、ボディスキャン瞑想の手法でもって、嫌な感情が身体にどのような反応を起こしているのか検知する。そして、その身体反応にフォーカスを当てて、どのような形であるとか色とか、気分をイメージで捕捉するようにする。そして、不愉快な気持ちをイメージで固定化できたら、そのイメージの周りに息を吹き込んで心のスペースを拡張する。これが不愉快な感情に対処する「拡張」の方法である。


なんか、「拡張」はジェンドリンの「フォーカシング」みたいな方法だなと思いました。フォーカシングってのはこういう心理療法の一つですけど、これも詳細は省きます。


ja.wikipedia.org


あとACTでは、不安や悩みの解消だけではなく、人生の方向性がなんであるかはっきりさせることを重視する。今現在、この人生の目標を見失ってるのでこちらの部分がすごく参考になった。おそらく、自分の人生の目標というのは「教育と自己啓発」であろう。人生を通じてリベラルアーツを学んでいって世の中の広さや人間の深さなどを知っていき、それを小説執筆やブログなどの情報発信を通じて親しくなった人たちに伝えていくような、そんな人生の方向性が良いかもしれない。


今回、この「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」を読んだけど、ACTの入門編としてはこの本が一番わかり易いかもしれない。「ACTをはじめる」が難解過ぎてなんじゃこりゃだったけど、この本のおかげでACTがどういう概念なのかはっきりと知ることができた。


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