超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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氷河期世代以降の政治不信について。

氷河期世代以降の政治不信について。


さて、月曜日であるな。調子は悪くないけど微妙にエンジンが掛からない。まぁ、月曜日からエンジン全開で運転なんてしたら、水曜日あたりでエンジン焼けついてリタイアということもよくあることだ。週5勤務というのはマラソンのようなものである。自分のマイペースを崩さないような働き方をするように各位心掛けてまいりたし。


でも、なんか日経のニュースなどを確認してると、週3日休みをこれから広まっていきそうな流れも感じるね。


www.nikkei.com


国家公務員を週休3日にするように人事院で検討してるんだってさ。国家公務員が週休3日になったのならば、民間の方でもそれに追随する流れが生まれてくるだろうと思われる。いいんじゃないかなと思う。問題があるとしたら、それで回らなくなったりするサービスをどうするかということであるけど、元々日本という国はサービス過剰すぎるんだ。AIなどによるDXの推進であるとか、仕事の効率化をどんどん追求して、ブルシットジョブと呼ばれるいらない仕事はどんどん減らしていった方がいいんだ。


日本社会の労働環境がどうなっていくのかというのは、僕も興味があることで毎日ポッドキャストで日経ニュースやNHKのニュースなどを確認して時事情報を追っている。どうも僕ら就職氷河期の世代は、新卒での就職の時は散々就職面接を落とされまくって、新卒で入った会社ではバブル世代にパワハラを受けてメンタルを壊し、定年退職時には年金を奪われて死ぬまで働かされることが想定されるとてつもなく政治家に舐められてる世代である。


こういう状況を変えたいと思うならば、氷河期世代が団結して政治を動かすようなムーブメントをするべきであると思うけど、僕らの世代というのは団塊の世代あたりが団結して政治活動するのに失敗しちゃったせいで、政治活動にしらけムードが漂ってるような世代である。個人主義が一般化するにしたがって、政治というのが「なんかダサいもの」という捉え方をされてる。


あくまでも僕の主観的な認識でしかないのだけど、氷河期世代以降の人たちというのは団結して何かをやるということを忌避しているような印象だ。2000年代ぐらいに入って、インターネットが一般化してからはさらにそういう風潮は加速していったように見受けられる。ちょっとその状況というのを軽く分析してみるか。


氷河期の世代が団結を忌避する理由としては、オウム真理教による地下鉄テロや一連の事件が強く影響しているのではないかと思われる。その当時の状況をご存知の方ならわかるかもしれないけど、当時の社会的な世論の流れとしては宗教組織であるとか政治結社的なものは全部反社会的な組織という風なマスコミの報道が広がっていた。何か知らないけど、怪しい組織が政府転覆を狙って日々暗躍してるみたいな疑心暗鬼の空気感というのが世の中の隅々まで広がってたような印象がある。


また、その後のインターネットの普及により人と会わずとも完結できる娯楽が普及していったことも大きいだろう。Windows 95から普及していったインターネットは、家から出ずにコミュニケーションを取れる娯楽を提供してくれた。スティーブン・ジョブズiPhoneを発表した後からは、一人一人が情報端末を持ってどこでもインターネットに繋がれる世の中が誕生して、デジタルな人のつながりが当たり前になった。


氷河期世代の時からすでに対人関係のつながりというのが薄められて希薄化していくという流れが発生していたが、ゆとり世代やその後の世代では個人主義がさらに深化していった。対人関係での対立を恐れ、できるだけ摩擦のない人間関係を選んで友達を選ぶ。仕事でもプライベートでも薄味の人間関係で、デジタルツールを使いながら付き合いたい人だけと付き合える世代である。


僕自身性格的に、人嫌いで個人主義な人間であるので、そういう淡白な人間関係でもOKな世の中というのは歓迎するところでもあるのだけど、それで発生する社会問題というのも無数にあるだろうなと思うのである。たとえば、選挙での低投票率問題のようなものは人間関係が希薄になったことで発生している問題じゃないかと思う。


何かしら社会で問題が発生した時は、人々が選んだ代議士に法律なんかを変えてもらうのがアプローチとしては正攻法であるけども、氷河期世代以降の若年層というのは本質的に団結して世の中を動かす事を信用していない。政治に熱心なのは高齢者ばかりであり、政治家も高齢者に有利な政策ばかりを通す。今現在、人口のボリュームゾーンとしては氷河期ぐらいが一番数が多いけど、それでも高齢者優位の政策が通るからね。若年層の政治不信というのは半端じゃない問題じゃないかと思う。


じゃーどーすんのかーということであるけど、僕はITエンジニアだからテクノロジーでこの問題を解決できないかと考えるのだよね。政治の低投票率の問題をどうにかするんであれば、インターネットで投票できるようなシステムを早急に開発して国に認めさせるのが必要じゃないかと思う。世界中を見渡してみるとエストニアやオーストラリア、スイスで電子投票の仕組みが取り入れられてるようである。


www.icr.co.jp


僕は気散じにこういう世代と政治の関係性を考えてる程度であるから、もっと熱心にこういう問題を考えている人もいるでしょ。いまだインターネットによる選挙活動もろくに普及しておらず、街宣車が街で騒音を撒き散らすのを不愉快に思ってる若者も多いでしょ。僕もあれはアホの所業だと思う。もちっと若者が政治に主体的になるだけでああいうのも排除できると思うぜ。

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