
2泊3日の伊勢旅行に出発します。
今日からちょっと旅行に出かける。行き先は伊勢。2泊3日の小さな旅だけど、今この文章を書いているのは、那覇空港に向かう車の中だ。
別に旅の飛行機の中で文章を書いていても良かったのだけど、それもなかなかストレスフルでね。今回飛行機はエコノミーの思いっきり安いやつを買ったので、多分、ぎゅうぎゅうでものを書くような余裕もなさそうだ。
今回の旅、別に大それた目的があるわけじゃない。とりあえず伊勢に行って、あの辺りの風景でも眺めてこようか、そんな軽いノリだ。でも、実はこの“とりあえず”の裏には、ここ最近のストレスがぎっしり詰まっている。
いつまでも会社に勤めるか辞めるかで悩むのも疲れるであるしね。いつも仕事のストレスでパンパンの状態であるし、こんな感じで息抜きをしないとやってられない。
ずっとここんところ、ストレスがじわじわ溜まっていた。なんかこう、日常に押しつぶされそうな感覚ってやつだ。それを解消するには、非日常が必要だろうと思って、旅に出ることにした。
とはいえ、旅の心意気なんてものは特にない。沖縄に住んでいると、ちょっと旅行に出ようとするだけで飛行機代が何万もかかる。だから本土の人たちのように、ふらっと電車に乗って温泉に行く、みたいなことはなかなかできない。その代わり、沖縄には海がある。それも確かに贅沢なんだけど、それでもやっぱり、違う景色を見に行きたくなる時がある。
まずはホテルに着いたら、夜は居酒屋で日本酒でも飲もうと思ってる。牡蠣やら、松阪牛やら、伊勢の名物をいろいろと楽しむ予定だ。やるべきことは山ほどあるけど、今日はもうそんなこと忘れて、ただ旅を楽しむ日にしてもいいんじゃないかと思ってる。
伊勢と言えば伊勢神宮。それと猿田彦神社という、道を開く神様が祀られている場所があるらしい。物書き志望には良いご利益があるとかで、そっちにも寄ってみようかなと考えてる。ちょうど次の小説で、アマテラスやスサノオといった伊勢の神々をテーマにした話をやろうと思っていたところだったので、取材という名のご挨拶も兼ねて。
今回の旅行は玲と真輝のシリーズの取材旅行も兼ねているのでね。やっぱりその土地の空気感とかを知ってる方が小説執筆も筆が進む。特に、神道とか仏教の話であれは、その神社の佇まいなんてものは作品の味そのものだろう。実際にその場所に旅をして見て得られた実感は値千金だ。
こういう旅ができるのは、やっぱりありがたいことだと思う。肩肘張って生きてると、どこかで必ずガタがくる。だから時には、こうして肩の力を抜いて、気晴らししながら生きていくのも悪くない。
空港に向かう道の途中、普段とは違うルートを通るだけでも、少しだけ気分が変わる。毎日同じ場所、同じ時間、同じ作業。それはある意味で安心でもあるけれど、やっぱりちょっとした逸脱ってのは、人を元気にしてくれる。
今の気持ちは、ただただ「旅が楽しみ」っていう一言に尽きる。
人生は、走ってばかりだと息切れしてしまう。だからこうやって、小さな旅でリズムを崩してやるのが、自分なりのバランスの取り方だ。いろいろ苦しいこともあるけれど、それでも「私は元気です」と言えるように、時々こんな風に、自分にご褒美をあげるような時間を作ってやりたい。
明日も時間を見つけて伊勢の方からブログを書いてお届けする予定である。そこまで時間に追っかけ回されて書きまくるのもしんどいので、適当な記事になるかも知れないけどね。でもまぁ、地元の写真とか感じたことを書いておけば、何より自分が読み返した時に楽しいからね。それではまぁ、旅を楽しんできます。