今日はとりあえず昨日観た「未来のミライ」の感想を述べたいのだが、直接2000字語るのは辛いので例のごとく1000字は適当な雑感を語らせてもらう。
エアリプについて考える。エアリプってのは直接相手を指定せずに、誰もが読める所に誰とも想像できるような言葉で小馬鹿にした文章を書いて不特定多数の読んだ人を疑心暗鬼に陥れるテロ行為である。
エアリプをする人というのは要するに「人をぶん殴りたいけど反論はされたくない」ってな人である。大体、理由は2つある。
1.相手にネガティブな事を言いたいけど直接反論されたら怖いから。
と
2.無視されたり、否定されるのが怖いから。
大体、必要もないのにエアリプばっかしているのは卑怯者なのだが、まぁエアリプそれ自体が罪という訳じゃないよ。エアリプは文脈を読んで不特定多数に話しかけるには有効な手段なんである。空気の読める日本人らしいコミュニケーション方法なのだが、運用方法が異常に難しいのである。twitterのような届けたくない層まで言葉が届いてしまうSNSでは、ちゃんと主語をきちんとしておかないとよくわからない方向から怒れる人たちが集まってきてフルボッコにされているケースが多々ある。
大体まぁtwitterは昔に比べるとミュート機能が付いたので過ごしやすくなった方だ。気軽にぱぱぱっとフォローだけはしといて気が向かなければリムーブって使い方もできるかもしれないけど、相手が相互になったときはこちらから一方的に外すのは気苦労が大きい。場合によってはフォローが外れると通知するwebサービスを使っている場合があるので、それで掴みかかってくる相手もいる。信条が違う相手はちゃちゃっとミュートだけしてTLを綺麗にして気付かれないように生活するのが心安らかにtwitterを使う方法である。
なんってか、こういうエアリプの事について書く事自体が2重にエアリプなんだけど、別にtwitterやらはてなブログで絡んでいる人を不愉快に思っているってわけじゃないよ。なんってかヲチしてる観測範囲で長きに渡って延々とエアリプばっかやってる奴がいてどういう心情でそれをやっているのか精神分析してみると面白そうだなーってふと魔が差した。まあエアリプにせよリプ有りにせよ不愉快なことを言われればブロックしたりすることは然るべき行動なんだけどね。
さて、1142文字。どうでも良いことで前置きを埋めた。今日は本当にどうでも良いことだったな。分かり会えないからこそ人って不思議。今日は昨日見た「未来のミライ」についての感想を手短にちゃちゃっと述べて終わろうか。
んー、「未来のミライ」の公式サイトはこちら。
映画.comの評論はこちら。
・・・なんか酷評が多いな。僕は面白かったけどね。
ファミリー映画ってかんじ。見に来ている客層も家族連れとか夏休みの中高生ぐらいの子たちが多かった。横浜の街を舞台にしているんだけど、昔の日本のシーンにタイムリープしたりファンタジーな古城跡の様な場所に飛んだりして描写が綺麗だからそれぐらいの子たちには良い作品なのかも。
物語自体は4才児で最近妹がうまれた「くんちゃん」が幻想的な不思議な出来事に巻き込まれていく物語。犬が擬人化して話しかけてきたり、妹が中学生ぐらいになってきて嫁入りが遅れることを心配したりなど、現実とも妄想ともつかない出来事に巻き込まれていく。
この幻想なんだけど、言葉では説明できないけど幼児期にこういう想像力を働かせる事はあるよねって僕は好意的に解釈した。ただまぁ、ファンタジーにしては理が勝ちすぎる傾向はなくはない。例えば類似の作品として「崖の上のポニョ」なんぞがあると思うんだけど、あれはもうファンタジー世界に完全にトリップしちゃってるために論理的な解釈は不可能である。だけど「未来のミライ」に関しては理性的な解釈の心理学あたりを使って作られたファンタジーと言うか、イヤイヤ期の幼児の想像ってこんな感じでしょ? みたいな理解できるファンタジー。つまりファンタジーの質としては低いのかもしれない。
でも、ファンタジーの世界をここまでハイクオリティで映像化してしまうってのが凄いのよ。ノスタルジーな家族の風景は思わず涙が滲んだ。横浜の街を高いところから見下ろしてくんちゃんの家にフォーカスするシーンは何度も現れるんだけど、この作品の裏テーマは時間と空間を背景で表現する事なんだと思う。
まぁ総合的な感想としては良作。ジブリ的なものが好きな人が好きそうな感じ。ただ、理詰めで作られたファンタジーって感じなので、細田守監督に宮崎駿のフォロワーとしての役割を考えてる人には食いが足りないかも。何れにせよ見ても損は無い作品でした。
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