超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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「働き方改革関連法」ってのは要するに「定額働かせ放題プラン」の事です。

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昨日のエントリーは技術ネタをやったんだけど、あんま良いレスポンスじゃないね。一日のPVが普段の半分ぐらい。やっぱり普段訪れる読者層とは全然違うテーマのエントリーをぶっ込むのはマイナスでしか無いんだろうな。


でもまぁ、僕は時々空気を読まずに技術ネタやるよ。このブログの初期の頃なんかを見てもらえば分かるけど、このブログは元々techブログなのよ。僕が技術ネタのメモ用に開設したブログなんだけど、最近は僕のオピニオンをメインテーマとする雑記ブログとして運営している。大体のアクセス元はその日更新したエントリーに対するリピーターのアクセスなんだけど、過去のエントリーに対するロングテール的な検索流入も多いのよ。昔書いた技術ネタにも検索流入はぼちぼちある。


ってか、僕のブログで情報発信している理由って「有益な情報は広く共有すべし」っていうプログラマ的な思想のもとで行われている。仕事で出くわしたトラブル解決方法なんかは、おんなじトラブルで苦しんでいる人が検索して、情報を手に入れることができるようにって事でエントリーにしているのよ。僕も困ったときにWebを検索してトラブル解決方法を見つけて助けてもらっている。こういう情報共有を介した助け合いってのはインターネット創設時のWWWの設計理念だったと思うけどな。Web2.0の頃に言われていた「集合知」はこういうポジティブさで支えられていた。

集合知を利用したサービスの代表的な例に、検索エンジンソーシャルブックマークがある。

Webの普及により、知識の自動的な集約によって集合知を作り出すことができるようになってきている。

そのため、2005年以降のWeb 2.0ブームとともに注目されていた。

よく混同される言葉に群衆の叡智があるが、これは英語のWisdom of Crowdsの和訳で、元々は別の言葉である。

集合知とは - はてなキーワード


僕のブログではテーマとかカテゴリは、SEOとかアフィリエイト収入は採算度外視で思いつくままに書き散らしている。イラスト、小説、プログラミング、沖縄、統合失調症、コーヒー、時事ネタ。僕の書いているカテゴリは一覧するとこんなところか。我ながら節操がない。だけど、一貫して気をつけていることはあって、第三者から見て独りよがりな文章を書いてないかどうかは気をつけている。書いていることが何であれ他人が読んだ時に有益な情報を得られるように客観的な視点で書くようにしているんだ。


だから、これからも時々技術情報書きますよ。たった一人でも困った人の助けになるようにネットの海に情報のボトルメールを流しているんだ。昔のそういうトラブル解決の技術情報にたまに感謝のコメントが届いたりするしね。プログラマってのはそんな風に社会のシステムを最適化することに喜びを感じる人種だ。


今日は時事ネタ。こっちも周知しとかんと世の中がおかしくなるから情報共有しとく。


www.asahi.com

裁量労働制の不適切データ問題を巡る論戦が国会で続くなか、安倍政権が目指す制度の拡大に反対するデモが25日、東京・新宿であった。最低賃金の引き上げなどを求めてきた市民団体「エキタス」が主催し、数百人が集まった。参加者はプラカードや横断幕を手に「裁量労働制はいらない」「毎日、毎晩残業させるな」などと声をあげた。

《中略》

21日の衆院予算委員会の中央公聴会で政府の対応を批判した法政大の上西充子教授は「今の制度でも実際はほとんどの人に裁量がなく、仕事を選べない。長時間労働が増えるだけだ」と参加者に呼びかけ、制度の拡大をやめるよう訴えた。

 裁量労働制を巡っては、安倍晋三首相が不適切なデータを根拠にした国会答弁を撤回。働き方改革関連法案の作成にかかわった労働政策審議会に説明が不十分なデータが示されていたり、厚生労働省の調査データに異常値が見つかったりするなど、ずさんな実態が次々と明らかになっている。


さて、安倍さんは裁量労働制にしたら労働時間は短くなると言ったが、立憲民主党などの野党の調査でその統計データがデタラメであることが判明。猛反発をくらって働き方改革関連法案は今国会の最大のテーマとなりつつある。


どこが自民党や安倍さんを焚き付けているのか分からんけど、日経新聞では経済団体幹部が「裁量労働や脱時間給制が削除されて他だけ残ったら最悪だ」と発言した情報がすっぱ抜かれた。


www.nikkei.com


日経新聞の該当部分は有料記事なので、他にまとめているニュースサイトから詳細を引用。


news.nifty.com

記事では、「最悪のシナリオは06~07年の第1次安倍政権の労働改革の再来だ」と同法案がかつての労働改革のようになることを懸念。

労働基準法改正に関し、当時の経団連は脱時間給制の創設を要望したが頓挫。一方で残業が一定時間を超えた社員に割増金を多く支払う内容が盛り込まれ、企業の負担増になった苦い経緯がある」

かつて要望が通らずに、「負担」だけが増えたように「裁量労働や脱時間給制が削除されて他だけ残ったら最悪だ」と心配している経済団体の幹部もいるという。


『短期的に労働者を使いつぶすことしか考えてなくて、長期的成長戦略が全く無い。経営層として本当に無能そのもの』


禿同。


そもそも問題視されている裁量労働制ってのがなんなのかってのは下記で説明されてます。


news.yahoo.co.jp

 ところで、よく、裁量労働制だと早く帰れるとか、病院に行けるとか、子育て時間ができるとか、そう言う人がいます。

 裁量労働制があったから早く帰れた・・・・と。

 果たして、そうでしょうか?

 実は、意外と思うかもしれませんが、裁量労働制と早く帰れることは無関係です。

 たとえば、9時始業で、18時が終業時刻(休憩1時間)の会社で働くある労働者がいたとします。

 その人が、15時に帰っても、使用者が18時まで働いたとみなすことは、裁量労働制に関係なくできます。

 これはなんにも制限されていません。

 しかし、21時まで働いた労働者の終業時刻を18時とみなすことは、裁量労働制でないとできません。

 裁量労働制でない場合は、21時までの残業代を払う義務が使用者にあるのですが、裁量労働制だとこの義務を免れます。

 これぞ、裁量労働制の真の意味なのです。

 なので、残業代を払わないで働かせられる裁量労働制の方が、一般的な時間管理のある労働者よりも長く働く傾向にあることは、ある意味、当然なのです。


ぼちぼち景気が上向きになってベースアップしようとしているこの時期に、労働者を使い潰して経営者だけ肥え太る様な法案を通そうとしている意図はなんざんしょ? しかも、安倍首相は裁量労働制の労働者の方が一般の労働者より労働時間が短い「かのような」データに言及した。他の法案と抱き合わせで無理矢理でも通そうとしている。政財界がよっぽど労働者の賃金を上げたくないんでしょうね。「働き方改革関連法案」ってのは要するに「定額働かせ放題プラン」の事です。そりゃ日本からブラック企業も減らんわな。総括として僕の感想をいうならば、「働いた分ぐらい金よこせ」の一言に尽きます。

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