超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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14年はてなで書いてきた自分がなぜブログを書くのかの述懐。

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14年はてなで書いてきた自分がなぜブログを書くのかの述懐。

ブログ論は面白い。


なんか、週刊はてなブログでこんな記事があった。


blog.hatenablog.com


この記事を書いている冬木糸一さんは好きなブロガーでよく読んでいる。書評ブログを書いているのだけど、面白そうな本だなと思ったら買ってるんですね。結構硬派なSFの書評を書いたりするのだけど、この人なら外れないなという書評ブロガーの一人である。


しかし、週刊はてなブログのこのブロガー寄稿企画は良いですよねー。はてな歴が長いブロガーに寄稿を頼んで「なぜブログを書くのか?」的なインタビューをしているのだけど、今まではこんなラインナップである。


blog.hatenablog.com


「俺にも書かせろ!」と思うのであるが、僕のブログは別にダラダラ長く続いているだけで、特に大きくバズったりだとか別段人気があったりする訳でもないので無理だろな。でもちょっとやりたい。でも僕だって2006年からはてなでブログ書いてるからはてなで14年もやってんだぜー、やらせろよーはてな運営ー。まぁ、全く何を書くか方向性皆無の上にこんなもん取り上げても商品価値がまったくない様な文章ばっかり書いてるなーと思うし、別にはてなでアテンション集めてもブクマカから叩かれるだけだからやらない方が良いのは分かるんですけどね。


しかし、冬木さんの泥臭くブログを書くための考え方はためになるなーと思った。やっぱりブログを長く書き続けるには自分の中に書きたいコアがあるもんだし、その書きたいコアを磨き続ける事がブログを続けるコツであるかと思う。今回はブログの続け方のコツなんぞを書いてまいろうか。

ブログを書き続けられるのは自分の中に書きたいことがあるやつだけ。


上の方でも書いちゃったけど、ブログを書き続ける事ができるのは書きたいコアがあるやつだけである。冬木さんもこういう事を書いてる。

なので、僕からすれば文章を叩き出し終わったところで、その分の稼働の元は十分とれている。そのあと書いた文章が広く読まれたり、褒められたりすると、それはもちろん嬉しいけれど、副産物にすぎない。もし、僕が人から褒めてもらうこと、あるいは広告収入を目当てにブログを書いていたら、ブログなどとっくにやめていただろう。最初の3〜4年ぐらい、僕のブログのPVは1日12ぐらいで、しかもその数字は自分が訪問することでも増えていたから、客観的に見て自分のブログの読者は6人ぐらいだな、と考えていた。もしいろんな人に読んでもらいたい、金がいっぱい欲しい、という気持ちでブログをやっていたら、その先はなかったはずである。


なんか、色んなブログを訪問して読んでると、PVやら収益額やらを毎月の運営報告として報告しているブログがあったりするけど、得てしてそういうブログは短命である。これは14年のブロガー人生の経験則的にほぼ間違いない。最近のGoogleコアアップデートでそういうブログは一掃されたけど、まだたまに見かける。一時期、長文でブログを毎日更新しているとどんな素人でも稼げる時期があったのよ。そういう時にそういう副業目当ての人たちがブロガー界隈に流れ込んできたんだけど、Googleにはしご外されてブログオワコンだとか言って今はみんなYoutube方面に流れていった。コスト0で始めるブログアフィリエイトというのは副業としてのやり方としてはありだけど、その結果、Googleの検索結果にはノイズが溢れまくったので僕はあの人達嫌いだけどね。


なんというか、ブログを書くモチベーションとしてPVとか収益額は覚醒剤みたいなもので、効果は強いけど効果が切れると徐々にイライラしてくる。更に強い刺激を求めて炎上商法を始めて燃え尽きるブロガーもたくさん見てきた。僕のブロガー哲学の一つでもあるが、数字をモチベーションにしてブログを続ける事はできないという事である。


冬木さんも言ってることだけど、ブログが続いているのは、文章を書くこと自体が好きだとか情報発信に誇りをもってる人たちですね。僕もブログが結構続いているけど、僕がブログ毎日更新している理由というのは、ブログで毎日妄言を書き連ねるのが楽しいからという理由だろう。元々、僕は普段のメモから長文を書き連ねるタチだし、別にブログに限らず思いつく事がある度、キーボードを叩いて長文を書いている。Scrapboxにも毎日日記を書き綴ってるし、そもそも毎日文章を書くことに適性があるんだと思う。

量と質の高い文章を書けるようになるためには?


でも、毎日ブログを書くのが楽しいからという理由だけでは人気のあるブロガーにはなることは出来ない。これは僕を見ていただければよく分かるだろう。はてなブログには毎日更新をしたくなる常習性のあるシステムが組み込まれているのだけど、別に毎日文章を書き連ねた所で人気が出る人は一握りだ。


僕も毎日更新で1500日以上書き連ねてきた。量は書くことができてるので、後は質を高めないといけないかな?と悩んでいるところである。しかし、ブログで毎日書く文章で質が高いというのはなんだ? アクセスとかアテンションを集めることができる商品価値の高い文章が質の高い文章なのかーと言われると、それは明確に否定する。そういう商品価値の高い文章で他人の承認を求める方が優れているとかアクセスの集められない記事は価値がないとかそういう所で混乱して消えていった書き手をたくさん見てきたからね。


じゃぁ、ブロガーとして質の高い文章はなにかと問われれば、それは「自分の中の書きたいエゴを解像度を高めて書き出せる文章」だと思う。自分が書きたいと思う気持ちを高めて、それで自分の中を探り出して、自分でも気が付かなかった内心を書くことでえぐり出す。それを他人にも伝わるようにするために分かりやすい表現にする。


結果的には、そういう自分の中の書きたいコアが面白くて、他人にも伝わりやすい表現をすることが出来る人が人気ブロガーになっていくのだと思うのですけどね。

まとめ


僕は人気ブロガーになる必要性はあんまり感じてない。これはすっぱいぶどうでもなくて、僕がブログの毎日更新をやってるのは、文章を書くのが楽しいからと、毎日更新をすれば日々の解像度が上がって生活改善をすることが出来ると分かってるからだ。もともと、ブログの毎日更新をした理由というのは統失の陰性症状のリハビリのためだったんだけど、毎日書くことで日々を丁寧に生きることが出来るようになり、それを情報発信し続けることで色んな人間関係が出来て結婚まですることができた。毎日文章を書き続けることそれ自体にエネルゲイア的な価値を見出している。それにたまにバズったりするとはてブで手斧をガンガン打ち込まれたりして書くモチベーションが下がるし、人気が出るのも大概である。


僕は毎日更新に関しては死ぬまで続けると宣言しているし、後は自分の内心をもっと掘り下げて自分が気づかなかった本心を探り出すためにもっと書いて書いて書きまくる。

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