超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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「銃・病原菌・鉄」(ジャレド・ダイアモンド著)を読んだ。

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「銃・病原菌・鉄」(ジャレド・ダイアモンド著)を読んだ。


行き帰りの車の中で一月ほどずっと「銃・病原菌・鉄」を読んでいた。色々と興味深いことを学べる本だったので紹介しておこう。




僕もメモを取らずに読んでいるので、大体の要約は小島アジコさんのこちらの記事が詳しいだろう。


orangestar.hatenadiary.jp


簡単に概要を説明してしまうと、なぜヨーロッパ人は様々な道具や文化を持つことができたけど、アボリジニのような民族の人達は道具や文化を発達させることが出来ずに大航海時代などに旧世界から侵略されたか?の謎を解き明かした書籍である。


簡単に解説すると、ヨーロッパ人とアボリジニなどの民族に能力の差があるわけではなく、それぞれ住んでいた土地によって文明が発達するかしないかの差があったのである。ユーラシア大陸は東西に長いのだが、このように緯度が変わらない地域では穀物や家畜が伝わりやすく、人口が稠密な文明が生まれやすい。逆にアフリカ大陸やアメリカ大陸のような南北に長い大陸では気候が違うので栽培方法が異なり農耕技術が伝わる速度が遅い。


後は各大陸で分布している作物や家畜にできる大型哺乳類などが豊富かどうかでも、人口が増えるかどうかが異なっていた。人口が稠密な地域では食料がそれだけ農耕によって備蓄できて、その余剰資産を管理するために首長制や国家が生まれる。また、人口が稠密な地域では新たな技術を発明する技術者や宗教などを管理する宗教者などが生まれてくる。それらによって新たな技術が開発されて他の地域に広がっていく。


また、病原菌に対する抗体があるかどうかで、その文明が他の大陸に進出できるかの運命が分かれる。アメリカ大陸ではスペイン人の銃などよりも天然痘によって多くのインカ帝国の人々が死んでしまった。病原菌というのは家畜を飼っていることで動物と人間のあいだで交換されて抗体ができてしまうのだが、他の大陸に他の文明が侵略してきたときは未知の病原菌によってその地域の原住民が全滅してしまうことがある。逆に、インドネシアマラリアのように侵入しようとした文明人たちのほうが病に倒れてしまい、原住民がその間に文化を獲得してしまい発達した国家もある。


結局の所、ヨーロッパで文明が発達した理由は、肥沃三日月地帯(中東あたり)からちょうどよい距離で、複数の国家が出来てしまったために一人の君主によって文明の発達が抑制されることなかったためである。中国にも同じように人口が稠密な国家ができており、どちらかというとヨーロッパよりも中国のほうが進歩していたんだけど、一人の君主が統治していしまい、政治的な理由で外洋にでる事が抑制されてしまい、大航海時代に出遅れてしまったのだ。


僕はこの本を読んでいる間、ずっとシヴィライゼーションというゲームがやりたくて仕方なかった。



このゲームも文明の勃興をテーマにしたゲームなのだけど、どの土地を選択するか、どの政策を選択するかで文明の進歩が異なってしまい、結局、滅ぶ文明と世界を統一してしまう文明が生まれるのだ。このゲームをやっているスパ帝って人の実況が面白い。


spa-game.com


www.nicovideo.jp


僕はシヴィライゼーションはちゃんと文化人類学に忠実なゲームなんだなーって印象が一番強かったよ。後は、「サピエンス全史」なんかとも合わせて人類の文化の進化について思いを馳せるのがわりかし面白かった。わりかし硬くて厚い本ですけど読み応えは抜群です。



今日の徒然


今日も仕事で激しく消耗して体力残りゲージ10%ぐらい。しかも今週は土曜日も出勤だぁ☆


orz


いや、まぁ良いんすけどね。僕は会社で働くこと自体は好きなんですよ。障がい患って働きたくても働けない期間が結構長かったのでなんとか就労に結びついた今の職場にはとっても感謝しているんです。社会の中で自分の居場所がない不安ってすげぇ怖いんですよ。ちゃんと会社に行けばやるべきことと居場所が得られて、障がい者雇用で給料も安いけど貰えるので本当にありがたいことです。


仕事中、ネットを眺めてたらネコ師匠がまた印象深い記事を書いていました。


gattolibero.hatenablog.com


僕はネコ師匠が扱う考え方のテーマって割と大好きなんですよ。人間の生き方について、意識高すぎず低すぎず丁度いい高度ぐらいで俯瞰しているなって感じ。大概まぁ人生を語ろうと思うと、大上段から人生とはなんぞやみたいな事を語りだすやつばっかなんですけど、ネコ師匠は実際に等身大の考え方から発想がスタートするから好きなんです。


ネコ師匠の今回のエントリーのテーマは、「人が自分らしく生きるにはどうればいいのか?」的なテーマなんだけど、これは僕は最初あたりで述べたことなんだけど、仕事をきっちりと働くことが本気で割と人生のテーマなんです。後はこのブログを毎日書くこともそれに含まれるし、週3回で筋トレで体を鍛えたりすることもテーマだったりします。


なんか、僕は割とルーチンにハマりきった生活をするんですけど、その働いたり遊んだりの毎日のルーチンを丁寧に過ごして、夜には寝る前に今日考えたことをブログにまとめてちゃんと寝れれば花丸の一日なんですよ。無論、お金がほしいとか成功したいみたいな欲もあるんですけど、僕の場合は毎日決まったルーチンをちゃんとこなしながらキチンと生活を送って、勉強や運動で徐々に経験値を蓄えて出来ないことをやれるようになっていく、みたいな成長欲求が一番強いです。


だから、割とブログの毎日更新とか筋トレみたいな自分を鍛える趣味はガッチリと自分の好みに適応しちゃってるんですよ。永続的に継続可能な環境だけ作って、毎日ちょっとずつでも記録をつけて自分を改善しながら新しい情報を探求し続けるみたいな、毎日を丁寧に生きる生き方が好きです。

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