超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


SPONSORED LINK

はてなブログに記事の有料販売機能がついた。

はてなブログに記事の有料販売機能がついた。


最近の興味はネット文化のこれからであるとか、ネットで長文を書くことの意味などそんなことを考えている。そういや、はてなブログがこんな新機能を追加したようである。


blog.hatenablog.com


はてなブログのライバルサービスのnoteと同じように、はてなブログでも有料記事を書くことができるようになった。記事を一読して思ったことは、この有料記事の紹介記事を書くとリストアップされてる錚々たるメンツがすごいということである。ブログ全盛期の頃から人気があるはてなブロガーとか、最近イケイケで人気急上昇中のはてなブロガーを総動員して有料記事機能のPR記事を寄稿させてるようである。


僕的にははてなブログが有料記事のサービスを開始したということで、これを自分が使うとしたらどのシチュエーションで使うだろうか? と考えてみる。


僕はそもそも何かコンテンツを作ってお金を頂くというのはすごい怖いことという風に認識してる。一応、僕のブログにもお問い合わせフォームを設置してあるので、たまにいろんな商品のPR記事を書いてくださいという依頼のメールが来たりするのである。そういうPR記事の依頼については全部断るようにしている。


まぁ、僕んところのブログも今でも月間1万程度のPVはあるので、アフィリエイト記事なんかを書いたりしたらちょっとした小遣い稼ぎぐらいはできるんじゃないかなと思うんだよ。実際、Googleアドセンスの広告なんかは設置しておいてあったりして、月に数百円程度のお小遣いは稼ぐことができる。こちらについてははてなブログProやドメイン代などの維持運営費として利用させて頂いてる。


また、最近僕がお熱のニュースレター配信サービスのSubstackは、サブスク配信機能がついておりニュースレターを有料化することも可能なのである。今んところ僕が配信するニュースレターについては完全無料でやらせてもらおうと思ってるけど、それと同じタイミングではてなブログ有料記事機能が追加されたことで「うーん」という感じで考えこむことになってしまった。


このはてなブログの有料記事機能なのだけど、僕みたいな零細ブログの書き手にとっても「あり」な機能なんだよね。理由を端的に話すと、なにかセンシティブな話題であるとかあんまりレスポンスが欲しくないような記事に対して、嫌がらせでちょっかいを掛けるだけが目的の質の低い読み手を排除できるんだよね。


ちょっと近年のインターネット文化ではアテンションエコノミーが当たり前になった。ネット上の振る舞いかたとして、どのようにして人の注意を引き付けて広告を踏ませたりとか商品を売りつけるのかが、普通の商売のやり方になった。このアテンションを集めるためには必ずしもみんなに好印象を持たれる必要はなく、あえて不愉快な言動をとったりとか気持ち悪い画像を広告にして客の注意を引きつける業者も現れた。


現在のインターネットの状態としては、利用者全員がプレイヤーとして戦場に放り込まれ、全員が周りからのアテンションを集めるために何か芸をしないといけない状態である。TwitterのようなSNSでは、ちょっと芸能人や時事問題に過激なことを言っていいねやRTを集める大喜利が大流行してる。


このインターネット大喜利は、スロットを回せばランダムな確率でコインが返ってくるように、プレイヤーが試行したらランダムな確率でバズが起こるようになっている。TwitterFacebookなどのSNSはそんな風にランダムにアテンションが返ってくる仕組みでユーザを誘引している。パチンコやスロットのようにランダムな確率でバズが当たり、大衆の脳内麻薬をだくだく満たすでっかいスキナーボックスが街のど真ん中に設置されている。


そういうネット大喜利みたいな現象を放置していることで、現代社会というのは炎上や社会の分断などを起こしてかえって文化的に後退してんじゃねーの? みたいなな問いはこの際どうでもいい。そういう分析は社会学者にでも任せればいい。今回僕が語りたいのは、そういうネット文化の中でなぜ有料記事が有効なのかということである。


アテンションエコノミーにおいてどのようにして企業はお金を集めるかというと、無料のサービスに対して広告をつけておくことで広告料を稼ぐとか、大半は無料で提供して有料版も用意するフリーミアムスタイルである。この無料のサービスに集まる客というのは必ずしも質の高い客ばかりではなく、サービスに対するコミットメントも低い。最近話題のカスハラのような、客からのクレーム対応の方がかえってコストが高くつくという現象も発生してるんだよね。


このはてなブログが有料記事サービスをパワープッシュしているというのは、noteのような先行事例を真似して取り入れていこうということであると思うんだけど、僕がそれで憶測することとしてはフリーミアムスタイルの行き詰まりだよね。無料で質の高いコンテンツを提供していたら商売が成り立つかというとそうではなく、フリーミアムに慣れてる顧客はさらに無償で質の高いサービスを提供するように圧力を掛ける。その比率が高くなってきてフリーミアムでは稼げなくなってきたので、コミットメントが高いロイヤルカスタマー相手の商売をして行った方がいいとはてなブログも判断したのだろう。


ダラダラと横文字を並べて分かりにくい話をしてるけど端的に話すと、冒頭の方の記事のブクマページの方にもたくさんいるけど「誰が金払ってブログなんか読むんだよw」みたいなことを書いてるようなフリーライダーを有料記事では排除できるのである。そもそもそういう人たちが書き手に返してくるレスポンスというのは先述したようなネット大喜利的な不愉快なものであるし、それぐらいだったらちょっとでもお金を払って読みたいというありがたい読者に向けて書いた方が書き手にとっても気持ちいいという話である。


冒頭のはてな公式の記事でも「時代の変化に対応しながらも、はてなブログはこれからも皆さまにとって「読みたい記事を読める」「書きたい記事を書ける」場所でありたいと思っています。」と書いてるし、僕ははてな公式の意図としてもそういうことだろうなーと読み取りましたけどね。

プライバシーポリシー免責事項