超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


SPONSORED LINK

つんくのエッセイを読んで、クリエイターとして成功する方法を考えた。

つんくのエッセイを読んで、クリエイターとして成功する方法を考えた。


僕は、情報収集が趣味になってしまってるところがある。昔からそうだったのであるが、ネットを流れているさまざまな情報を収集して、それをはてなブックマークScrapboxのようなwebサービスにスクラップして、自分なりの感想を加えて保存するというのをよくやっている。


ネットをフラフラしてると、たまに価値あるいい記事を見つけることがある。大概の情報は玉石混交でノイズもたくさん含まれるのであるが、その中でいい情報を見つけると自慢したくなる。そういうときに、ブログやニュースレターを使って見つけた情報の解説記事なんぞを書いてみたりするのである。


今回、ネットをフラフラしていると、モーニング娘。のプロデューサーの「つんく」が書いているnoteのエッセイを見つけた。これが、全ての情報発信をしてる人とか創作関係で頑張ってる人にすごく役立ちそうな記事だったので、自分の理解の促進も含めて今日のブログで紹介させてもらう。


今回見つけたのはこの記事だ。


note.tsunku.net


この中ではつんくが今までのキャリアの中で身につけてきた、プロとしての考え方が惜しげもなく公開されている。クリエイターとして活動して成功するためのコツを、つんく自身のキャリアを通じて分析するような感じで明確に言語化してる。ここまでちゃんと自分がやってきた成功の道筋を言語化できてるのは素晴らしいなーと思って、今回は紹介させてもらう。


つんくは自分自身のことを「天才」ではないと言っている。自身のキャリアの下積みだった頃に見かけた、さまざまな天才たちのことが書かれている。音楽的センスがずば抜けている人や、売れて有名になってるミュージシャンに嫉妬ばかりして、つんくは口先だけで手が動かないアマチュアになっていたという。


そんな中で天才ではないつんくがヒット曲を出すために取り組んだポイントとしては、「ひたすら数をこなすこと」を心がけていたらしい。売れようが売れまいがとにかく数を出しまくり、その中から打率1%でもヒットするまで打席に立ちまくったらしい。


これは僕も超重要だなと思う。僕もブログを毎日更新したりして少なからずアマチュア物書きとして情報発信をしてるのだけど、こうやって書いている記事のほとんどは、ネットの藻屑として埋もれていってしまう。しかし、その中でたまにバズるようなエントリーも出てくるのであり、僕のように箸にも棒にもかからないような書き手でも、書き続けていればヒットを出すことができるのだなと気が付かされる。


つんくは、さらにこのヒットした作品について分析することが重要であると言っている。このヒットを打てたときに「なぜ今回は打てたのか」という分析をすることがプロとして食べていくには欠かせないという。


ミュージシャンでもプロとして生活していくためには、作品の打率を高めないと食べていけない。そのためにはたくさんのヒット作を作る必要がある。打率を高めるためには、世間のヒット曲や過去のヒット曲も調べる。知識を詰め込んで、その知識を自分の作品作りにも反映させる。さらに、その作品が当たった時には「なぜヒットしたのか」を分析して、さらに未来の自分の作品作りにフィードバックする。


少なからず文章執筆にもその理論は当てはまるだろう。文章をコンスタンスに書き続けようと思うのならば、日頃の情報収集というのは欠かせないものになる。毎日情報収集を行い、その中から自分のアンテナに引っかかる事柄を掘り下げながら書いていく。毎日欠かさずに書こうと思うのならば、そのアウトプット以上に膨大なインプットが必要となるのであり、なおかつそれらの情報の信憑性であるとか品質についても審美眼を鍛えないといけない。


つんくはそれらの知識を集めていく際に、「『好き』のデータ化」が重要であるという。


自分のアンテナに引っかかった情報が、なんで自分が好きなのかというのをしっかりと言語化して腹落ちさせる。これはプロとアマチュアの違いであると思うのだが、何かいいものを見つけたときに漫然と「これはいい感じ」で済ませてしまうのではなく、なぜこの作品を聞いたりみたりして自分はこう感じたのか? 一体、それはどのような機序で自分の感情に働きかけているのかしっかりと理解して腹落ちさせる。そして、その分析についてはメモするなりしっかり記憶するなりして自分のデータベースに収めておく。


これらの自分の中に蓄積されてきた、過去の作品の成功パターンや自分の「好き」のデータベースを活かして、自分が作る作品作りに反映させる。その作品作りには、学習してきたパターンをそのまま使うのではなく、そこに自分なりのオリジナリティを加えることで自分の作品になるという。凡人が天才に勝つ方法についてはこのように述べている。

とにかく、自分の「好き」の要素、要因を徹底的に自己分析して、他の人が気がつく前に世間に伝えること。そして自分なりのアイデアを足し、オリジナルに変えていくことが重要です。

1億人の人がいて、天才はきっと上位10名(2、3人くらいかも?)。さらに、天才に近い、突き抜けた人が100人。残りの99,999,890人は、ただの凡人なんです。

ただの凡人は、結局どんぐりの背比べ。それだけに、ほんのちょっと人と違う角度からものを考えて、継続するだけで、ごぼう抜きできちゃいます。「少しの努力だけで、凡人の中の先頭には立てる」。そう思って、僕はこれまでやってきました。一時は、だいぶ前の方にいたこともあったなぁ……なんてね。


こういう良質なエッセイを読んでしまうと何か作りたくなる。僕は必ずしも成功するだけがクリエイターの全てではないとは思うけども、マーケットで成功したクリエイターというのは他の人とは違う哲学を持っている。その哲学を聞いてみて、自分なりにどう生かそう? と考えるだけでワクワクするよね。

プライバシーポリシー免責事項