メンタルケア入門で使えるリソースを紹介する。
ChatGPTを公開してるOpenAI社の話がものすごいことになってるのだけど、これは今週のニュースレターで語ることにするか。CEOが会社から追い出されてまた戻ってくるというのはスティーブ・ジョブズの例もあるけども、遠からずこの展開になるだろうなーと思ってたけど随分と劇的な感じで物事が進んでしまった。
サム・アルトマンという人物が、ジョブズと並び立つような傑物なのか、それとも人類を危機に追い込む危険人物なのかというのはまだまだ未知数であるが、まぁ賽は投げられたということであろう。生成系AIという技術を手に入れたことで人類は間違いなく次のステージへの扉を開いてしまった。これからこのテクノロジーがどのような進化をするかは分からんが、適切に使えたのならすごい力になるけど使い方を間違ったら人類が滅びかねない原子力のようなテクノロジーであるよな。
とりあえずこんな書き出しで始めた今日のブログであるが、僕は現時点で激烈に調子が悪いのである。最近どうもメンタルが一定しない。会社でもグルグル思考に煩わされて随分と仕事をサボってしまったし、帰りの車の中でも妄想がグルグルしてしまって安定しない。
こういう病気を患ってしまうと季節の変わり目というのは兎角鬼門なのであるが、最近は気分の上げ下げもマインドフルネス瞑想を習慣化することでマイルドになって、昔と比べると全然マシである。それにしたって気分が悪い時は悪いのだが、こういうのは調子が戻ってくるまで我慢して耐えるしかない。
メンタルケアの方法については色々と工夫をすることで生活はかなり改善された。僕は色々と性格に問題のある男であるが、メンタル弱めというのは一番のウィークポイントなのである。いったん凹むと数日に渡り調子を崩し、仕事でもプライベートでもパフォーマンスを出せないままに寝床にぐったりとへたり込むことしかできないようになるのである。
今日はメンタルケアを始めるやり方について書く。メンタルケアの方法についてはさまざまあるが、とりあえず初心者が入門編で読むべき本としては伊藤絵美さんの「セルフケアの道具箱」をオススメする。
有名な本なのでとっくに読んだよーという人も多いかもしれないが、「メンタルケア全然分からん!」という人にはまずこの本から入っていくのが一番いいんじゃないかと思う。精神が弱ってる人にも読みやすいように、大きめな文字で挿絵も入って分かりやすく書かれた本である。この本に書かれてるコーピングリスト・マインドフルネス・スキーマー療法というアプローチはどれもメンタルケアとして一人で練習しても有効な方法なので、興味を持ったらそれらの分野について他の本をあたり知識を伸ばしていくといいだろう。
僕がメンタルケアで有効であるなと思うツールは「Awarefy」というアプリである。こちらは最近リニューアルで大きくガラッと仕組みやデザインが変わっており、メンタルケアのためのルーチンを管理するためのアプリになってるけど、これもちゃんと習慣化できたのならかなり心が強くなる。
こちらのアプリについては無料でも使えるけど課金をしないとあんまり有効性というのも気が付きにくいかもしれない。ただ、そこそこお高めのサブスクなので、無料で使ってみて効果があるなーと感じたら課金をするのがいいかもしれない。課金をしたプレミアム版だと最近だと悩みを書いたるする感情メモを記録した後に、AIがその悩みに対する認知行動的な客観的な考え方などを1か月に10件まで教えてくれるようになっており、僕はこれに救われてることが多い。
あと、セルフケアの道具箱でもあったコーピングリストを管理するための場所としてもAwarefyは設計されており、何かストレスを感じた状況でアプリを立ち上げて、感情メモを書いて現在の気分を客観的に認識した上で、コーピングリストでケア方法を選んで感情をケアしてしまうという使い方ができる。これはストレスに対する認知行動療法的なアプローチとして適切な感じの流れである。ストレスを拗らせて重大なグルグル思考になる前に適切に手当ができたのなら、後々まで苦しい感情を長引かせずに対処することが可能である。
あとはまぁ、オプションというかおまけのようなものであるけど、小難しいことばかり悩みがちな僕の性格に対しては仏教の考え方というのが意外とフィットした。こちらについては、草薙龍瞬氏の「反応しない練習」が現代的な感覚にあっていて入門書としてはよろしいのではないかと。
人生というのは常に状況が移り変わる一定しないものなので、ちょっとしたことで一喜一憂しても仕方ない。ちゃんとした正しい考え方や生活ルールを守るように規則正しく生活して、思考の中で使ってる言葉もしゃんとした良い言葉に入れ替えるようにしたら、気持ちの良い一生を送れるよ。僕は仏教というのはこんな考え方だと解釈してる。
今回は僕が使ってるメンタルケアの方法について、入門で使えるようなリソースを紹介した。こちらの書籍やアプリを利用してもらって自分なりのメンタルケアを見つけることができたのなら幸いである。