巨人の肩に乗って高みから見渡したい。
読書猿さんが新著を出版したらしくて、twitterのタイムラインがそれ一色になっている。紹介記事があったので貼っておこう。
この本だ。
独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
- 作者:読書猿
- 発売日: 2020/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
独学大全は知った時から絶対に買っておきたいと思ってたけど、僕は最近は本は電子書籍でしか買わないようにしているので、ひと月後のkindle版の発売を待とう。読書猿さんの本に関しては「アイデア大全」も「問題解決大全」も買って読んでいる。というか、読書猿さんは自分の人生において目標にしている人の一人だ。
問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール
- 作者:読書猿
- 発売日: 2017/11/19
- メディア: 単行本
たびたびこのブログでも読書猿さんのブログは紹介したりするので分かるかもしれないけどこんなブログを書いている。
知識をどのように使うかの知恵がみっちりと詰まったブログだと思う。「アイデア大全」も「問題解決大全」もそのブログのエッセンスを利用しやすい様にまとめられた本で、いっぺん読んで終わりの自己啓発本とは違って、人生の中で困りごとがあったときに索引からその解決方法を読み返して実際に使うための実用書だ。
「アイデア大全」にしても「問題解決大全」にしても、僕はまだその本当の真価みたいなものは分からないんだけど、これは人生で困難にぶち当たったときに何とか自分の持ってるリソースを活用して窮地から脱出するのに使える本である。ノウハウコレクターは決して成功できる訳ではないけど、ここで紹介されているノウハウは、思考を整理して気づかなかったアイディアや盲点をあぶりだす古くからの知恵だったりする。
なので、「独学大全」もすごく期待している。人生においてどのような方法で勉強をしていくかの知恵が詰まった本らしい。これらの読書猿さんの本は、繰り返し読んで要点はまとめてみて、自分がよく使う箇所についてはEvernoteやScrapboxにまとめて利用しやすい様にしておこうと思う。「巨人の肩に乗る」という風に言われているけど、知的生産の方法や問題解決の手法を読書猿さんからパクッて自分のやり方に加えていけば、もうちょっと高みから世の中を観測する事もできるんじゃないか?と思ってる。
僕の人生においての戦略としては、なんか下手に転職やらフリーランスとか考えるよりも、こういった知的生産とか問題解決の方法を極めていった方が色々と生産性高まって何かしらの良い方法思いつくんじゃないか?って最近考え始めている。僕がこうやって毎日ブログを書いているのは、単に文章を書くのがストレス解消というのもあるけど、夜寝る前に色々と考え事を整理して振り返る事でPDCAサイクルを生み出そうみたいな戦略もある。
このブログ自体がまぁ、そういう知的生産の方法の一プロセスとして自分の考えとかをまとめて振り返るための公開ノートみたいな場所ではある。倉下さんがこういうツイートをしていた。
さまざまな習慣を身につけるなんて到底無理、という場合は、とりあえず「記録する習慣」をなんとかして身につけるのが良さそう。それを身につけるのにたとえ一年かかったとしても、十分その価値はある。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2020年9月29日
記録する習慣が身についたら、それをベースに「使う習慣」や「見返す習慣」を身につけていくのがよいかと思います。記録するツールにその行為をリマインドする書き込みをしておくなど、方法はいろいろあると思いますが、それまでとは違ったアプローチが必要そうです。 https://t.co/nSu229RXfM
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2020年9月29日
倉下さんも知的生産の方法論で尊敬している人の一人ですね。古くからのブロガーでライフハックとかそういう言葉が生まれた頃から活躍している。倉下さんが提唱した「隠れ家ブログ」の考え方は自分のブログの考え方と一致している。前に書いた。
僕はログを取る事はひたすらやってしまう。書くことが好きなので、暇なときは長文メモを書いて思考を整理して暇つぶししている事が多い。だけど、自分の弱点として書いたメモを使ったり、振り返ったりという事を全くやらないのである。Evernoteには3万件以上メモが溜まった状態であり、ほとんど死蔵した状態になっている。ここんところそれではまずいと思ってScrapboxなどによく使う情報を移動したりしているけど、こういう知的生産のシステムがちゃんと動いていないのだ。Scrapboxも倉下さんが解説本なんかを書いてたりするので、それを参考に色々と試してみたりしている。
僕的には読書猿さんとか倉下さんみたいな、自分なりの知的生産の技術を持っている人たちの知識をかりて、日常生活でパフォーマンスを上げたりトラブルは問題解決していれば、わりかし良い所まで行けるのかな?とは思った。