超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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どうにも中年期の危機に陥ってたみたいね。

どうにも中年期の危機に陥ってたみたいね。


なんか最近は意識高い系なことを書き過ぎな気がする。でも、僕自身の性質というのはかなり意識高い系よりであるらしく、そこんところの性質についてそこまで極端に同族嫌悪をしなくなったのは最近からである。


んー、なんかね。ブログを毎日書いてる人だったらわかるかもしれないけど、毎日意識の高いことを書いてたらくだらないことを書きたくなってくるのよ。わりかし最近は真面目な話ばっかりをしてたから息抜きみたいにつまらないことを書きたいし、最近はなんかすごく真面目になり過ぎてる。


「真面目もほどほどにしろ」と言ってたのは文化庁長官ですごいカウンセラーだった河合隼雄氏であるけど、実際そうである。ギチギチに気を張り詰めて意味のあることばかりを生活に詰め込もうとすると、いつか人間はパンクする。僕は中途半端に長い人生を生きてるからいろんな人を見てきたけど、どれだけすごくて完璧そうな人であっても必ずどこか抜けてるところがある。高学歴でスペックも高くてプライベートでも成功してそうな人が、極度の閉所恐怖症であるなど、優秀な人でも意外なところで欠点を追加するというのが神様の人間の造形らしい。


まぁ僕が言いたいのは「真面目もほどほどにしろ」という話である。仕事にせよプライベートにせよ、あまり意味があって有意義なことばかりをやってると、いつか反動がきて全部放り出したくなる時が来る。これがちょっとした試験勉強のやる気を無くしちゃう程度の軽度のものですめばいいが、幼少期の頃から真面目にレールの上を歩き続けてきて、エリート街道を登り詰めていろんな役職がついて順風満帆の中年期の時に生きがいを完全に失う「ミッドライフクライシス」みたいな転び方をするとかなり危ない。


ja.wikipedia.org


どうやら最近、このミッドライフクライシスの鬱のど真ん中に突入してたっぽい。「なるほど厄年というのはこんなもんか」という風な感懐を持っていたのだが、それは来年からである。とりあえず来年は神社できちんと厄払いの祈祷はしてもらおうと思う。


最近、小説で神道とか仏教の話をしたいと思ってるので、色々とそういう日本の古い宗教についての入門書を色々と読んだりしてた。そういう厄年の厄払いの話などは神道の本などで読むのだけど、厄年というのは何か悪いことが起きる年ということではないんだよね。人生もそれぐらいの年齢になったのならば、組織や家庭で役回りが変わってきたりなど人生の節目の年であるので、そういう時に心持ちを一新して新たするために神様の前で決意を新たにするのが厄払いの祈祷なんだと。


僕はそれほど真面目に生きてきてないし、順風満帆な人生とも言い難いのであるが、それでも中年ぐらいに入るとミッドライフクライシスに陥るのである。こりゃまぁ、思春期のようなもので誰でもこれぐらいの年齢に来ると悩んでしまうのだろう。中年ぐらいの年齢を「思秋期」という呼び方をすることもあるだろうし、人生の中で色々と考えることが増える時期ではある。


pha.hateblo.jp


なんか随分前のphaさんの記事でこんなやつがあったけど、自分の人生でやれることの限界が見えてくることのだるさみたいなことを書いているけど、どうにも僕の場合は前半の人生がろくでも無さ過ぎたので、あと後半の人生で巻き返さないと死ぬに死ねないという感じである。


レールに乗った人生という喩えがあるが、僕の場合は途中脱線の上で事故まで発生してるもんで、人生の行先はさっぱり分からない。遭難しちゃってる上にろくな物資もないもんだから、気を抜くと布団の上では死ねない。生きるためには食わねばならぬし、頭もろくに回らないもんだから必死こいて考えねばならぬのである。


自分自身の今後の人生がどういう展開をするか? というのはまったく見通しが立ってない。ひとまず生きるためには稼がねばならぬし、その稼ぐ手段についてものんべんだらりと流れに身を任せると、体が動かなくなった段階でほっぽり出されるのが見えている。死ぬまでは生きねばならぬし、これぐらいの年まで生きれば安心という気楽な人生ではない。ひとまずどっかで今の仕事を独立して働けるようにしたいなーとは思ってるけど具体的なプラン策定はまだだ。


どうにもまたシリアス気味な路線の話に突入しつつあるけど、適度にウイットでも混ぜつつ小粋な話ができればいいのだが、僕のブログのノリはシャンソンというよりはど演歌だ。しかも「昭和枯れすすき」みたいなやつでまったく笑えない。


仕方がないんで、今日はチャップリンの名言で締めよう。

人生に必要なのは、勇気と、想像力と、そして、少しのお金。

チャップリン(頭木弘樹訳 映画『ライムライト』より)

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