超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。

疲れるほどは働かない仕事術。

疲れるほどは働かない

疲れるほどは働かない仕事術。


仕事終わり頃には疲れ果ててしまい、やる気が完璧になくなってることが多い。ちょっと、これは気をつけないことであり、エネルギーを使い果たすまで仕事をしてしまうと、思考がネガティブになり次の日にも悪影響を残す。


これは瞑想をやっていて気がついたことであるけど、精神的なエネルギーを使い果たした状態では、「憎しみ」とか「怒り」のような感情が出てきやすいなと思う。ある程度リソースがある場合にはそれらの感情はコントロールできるけど、疲れ果ててる場合はその状態でインターネットダラダラと彷徨ってさらに悪い感情を拗らせてる場合が多い。


病気をやった後に仕事をやる際に気をつけてることだけど、70%ぐらいのエネルギーで仕事をして全力は出さないということである。そうしないと僕の場合にはメンタルの調子を崩し始めるので、安定した勤務ができなくなる。


僕は障がい者雇用で働いてるけど、八年目であるしそろそろ九年目に入る。これだけの期間をちゃんとフルタイムで働くことができたのは、こんな風に自分の使えるリソースを意識的にコントロールしたおかげだと思う。これが周りに流されて全力全開で仕事だ! と突っ走っていたのなら、今頃燃え尽きてまた無職に戻ってたかもしれない。


別に障がい者雇用に限らず健常者でも当てはまるかもしれないけど、「疲れるほどは働くな」ということである。普通の勤め人であれば一日8時間の週5日勤務で働いてるかもしれないけど、これを継続的にやろうというのはすごいしんどいことである。


できる人に引っ張られて突っ走ってしまう人もいるかもしれないけど、結局のところマイペースで走り続ける奴が遠くまでたどり着くことができるのである。短距離走のスピードでマラソンを走ることはできないし、人生というのはものすごい長距離のウルトラマラソンだ。


70%で働くということは、自分の体感でも「サボりすぎかな」というぐらいのペースで留めておくことだ。どうしても、仕事をやっているなら「やり切った!」という実感を求めたくなるかもしれないけど、毎日を全力全開で働いていたのならばあっという間に燃え尽きる。


特に僕は人生の目標は「晴耕雨読で仕事をやりながら趣味を楽しむ」ということなので、自分の一日のリソースを仕事にとられすぎると趣味のことができなくなる。今日もブログを書き終わった後には「ナナシノユウレイ」のリライトを1000字程度ほど進めようかなと思っているが、仕事もやって趣味もやるとなるならば仕事だけにエネルギーは使えない。


こういうのは仕事術の「アイゼンハワーマトリックス」でも説明できるかもしれない。アイゼンハワーマトリクスとは次のような図式で示せるものだ。



引用: https://gigazine.net/news/20201123-eisenhower-matrix/


仕事を行う際にはまず最初にやるべきTODOの切り出しから行うのであるが、それを実行する際にはそれぞれのタスクの重要度と緊急度でアイゼンハワーマトリクスで整理をする。こちらにおいて必要なことは、生活の中で効率性を高めていくためには「重要だが緊急ではない」タスクについて実行する量を増やしていくということである。


僕も仕事の中では色々と緊急のタスクも色々ともってはいるんだけど、それに追っかけ回されて一日が終わるとへとへとではあるけどやりがいがあったとは感じない。全てのタスクの緊急度を高にして力の限りに突っ走るというのは、エネルギーばかりを消費して効率的な働き方ができてない。


僕は一日で70%の仕事をするために気をつけてることがあるけど、まず朝一でタスクの切り出しをしてNotionに保存。そしてその中から必ず今日でここまで終わらせられたらいいというボーダーラインを決めておくのである。


TODOリストに抽出した仕事を全部実行しようとするのはやめた方がいい。これは堀正岳氏の「仕事と自分を変える『リスト』の魔法」という本の中で読んだある逸話がある。


こんな有名な逸話があります。1918年のアメリカで、ベツレヘム鉄鋼社の社長だったチャールズ・シュワブ氏は自身の会社のさらなる拡大のために、当時コンサルタントとして名を馳せていたアイビー・リー氏に相談をしました。
リー氏はそれに対して「あなたの重役たちと、15分ずつ話す機会をください」という奇妙な返答をします。いぶかる社長に対して彼は続けて言います。「報酬は3カ月後に効果があれば、それに見合った小切手をいただければけっこうです」
リー氏がその15分を使って重役の一人ひとりに対して説いたのは、次のような仕事上での生産性の高め方でした。

1. 毎日、1日の終わりに次の日に実行する最も重要な6つのタスクを書き出すこと。6つ以上を書いてはいけないこと
2. それらの6つを、重要度に従って順番をつけること
3. 明日出社したなら、その6つのうち最も重要度が高いものに集中して取り掛かること。それが終わるまで、次のタスクに進んではならない
4. 次のタスクも同じ要領で進め、1日の終わりにまだ完了していないものは次の日のリストに加えること
5. これを毎日、出勤日には必ず繰り返すこと

簡単な方法ではあるものの、この方法を採用したベツレヘム鉄鋼社は大きく成長し、喜んだシュワブ氏は2万5000ドル、現在の価格で40万ドルに相当する小切手をリー氏に渡したと伝えられています。


結局、限られたリソースで効率的な仕事をやろうと思うのならば、やるべきことを言語化して整理して、その中から最も重要な仕事だけにシングルタスクで集中することなんだよね。僕はこれで仕事も長く続けることができてるし、その傍でブログを書いたり小説を書いたりすることができている。


僕が気をつけてる仕事術としては「一日70%。疲れるほどは仕事をしない」「朝のうちにタスクを整理して、最重要タスクを洗い出す」という感じである。これが誰かの役に立つかはわからんが、参考にしてもらえるなら幸いである。

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