コテンラジオの有料サポーター契約をした。
今日は朝ルーチンを済ませたあとに、いろいろと買い物をやってきて、そのあと海辺で海を眺めていた。海を眺めるのは好きである。頭を無にしてぼんやりと海を眺めるのは、僕にとっての癒やしなのである。車で１５分ぐらい走れば海辺に行けるぐらいの場所に住んでるからね。暇があればよく海辺で海を見ている。
ちょっと遠くまでドライブに行きたいけど、それは来週にでもしてしまうか。休日は、平日にやれなかった生活のよしなし事を色々とするためにぱたぱたと走り回っている。今日は道路にはみ出ている庭木の剪定もおこなった。庭のジャングル状態に関しては、さっさと金を貯金して便利屋に片付けさせてしまいたい。できれば年内にでも解決しよう。
そういやもうそろそろ年末だよ。やべーよな。年末は何をするかね？ 初日の出とか初詣とかそういうことを考え始める時期にはいってるよな。友人と一緒に夜通し北部の方にドライブして、辺戸岬で初日の出を見るのもおもしろそうだ。まぁ、あんま生活リズムを崩すことは好きじゃないので、正月にも早起きして遊びに行くので良さそうな感じだけど。
車で移動しているときは、オーディオブックを聞いたりポッドキャストを聞きながらドライブをしている。聞いているのは色々とあるけど、「コテンラジオ」をよく聞いている。
コテンラジオに関しては、とてもおもしろいと思って月１０００円の有料サポーター契約をしている。この株式会社COTENの代表の深井龍之介という人の歴史認識というのはバランスがよくて、聞いていると世の中に対する色んなことの解像度が上がる。別に無料で聞けるんだけど月１０００円ぐらいなら新書を一冊買うぐらいの値段だし、書籍とか知的生産関係には自己投資を惜しまないようにしようと決めているのである。書籍とかは買っておけば後で読むし、レバレッジの効いた投資である。
最近、僕は仏教関係を色々と調べているじゃないですか？ コテンラジオでちょうど、空海と最澄の関係性についての連載があったのでそれを聞いていた。
空海というのは天才型の人間で、やろうと思えば何でもかんでもすぐにマスターしてしまう。それに対して最澄は足元を一歩ずつ踏み固めて着実に積み上げていく努力型の人間であった。この二人が活躍していた時代というのは、道鏡が象徴的なように大乗仏教の世界が腐敗しており、それに伴い世の中も乱れていた。空海も最澄も二人共、中国・唐から密教を日本にもたらすことで民衆を救済しようとしていたようである。
最初に天皇に認められたのは最澄だったのだけど、最澄は元々天台宗が得意だったために片手間で密教を勉強していた。それでも天皇が病に臥せってるときに密教の儀式で救おうとしてそれで寵愛を受けた。それに対して空海は、山ごもりはしていたけど無資格の僧侶であったのだけど、なんとかコネを活用して遣唐使の船に乗りこんでしまった。空海は、唐に渡った後に類稀なる政治力を駆使して、中国で密教の最上位の僧に取り入って密教の免許状を２年で習得してしまう。そこで、国からは２０年は中国で勉強していろと送り込まれたのだけど、勅令を無視して２年で帰国。本来なら処刑ものなんだけど、自分こんなことやれるんだぜみたいなレポートを天皇に提出して、それが最澄の目に止まって空海は引き上げられる。
しかし、空海というのは本当に天才型のすごい僧侶だったらしく、どんどん政府中枢に潜り込んでいき、最澄と立場が逆転してしまう。最澄は密教のことがよく分かってない負い目から空海から経典などを色々と借り出して勉強しようとしてたんだけど、修行もせずに密教は極めることができないと空海に怒られてしまう。それどころか、最澄の最愛の愛弟子を空海に取られてしまい完璧に離別。
最澄は腐敗した現在の仏教界に対抗して、新たに僧侶を輩出できる機関として比叡山延暦寺を政権に認めさせようとしてたんだけど、その許可が降りたのは死後の一週間後だった。しかしながら、今現在の仏教に大きな影響を与えたのは最澄の方である。空海はひたすら自分が早く悟ることについて能力のすべてを費やそうとしていたのに対し、最澄は最後まで民衆を救う大乗仏教を広げるために努力を続けていた。
みたいな内容だったと思う。これ以外にもオスマン帝国のメフメト２世のコンスタンティノープル攻略とか、ガンジーとかヒトラーの話とか色々と興味深い話が多い。コテンラジオの話を聞いていると解像度が上がる気がする。世界史にも興味を持った。本当に世界は広い。
