シンプルにオススメの本教えて(ただし自身の立場から)
こういう増田があった。
こういう話題を本好きに振るとある意味ヤバいんですよね。大抵の本好きというのはこの手の質問が来るのを今か今かと待ちわびてる様なものなので、話が止まらなくなるんですよw 一家言持ってる本好き同士だと、即座にビブリオバトル発生である。
僕はまぁ、本はぼちぼち読む方のタイプではありますよ。仕事が無くて金が無かった時期は図書館に通って本を読みまくってました。最近は、そこそこ金回りが良くなり始めたのでkindleで電書を中心に読みあさってます。でも、仕事しながらだから精々月に2~3冊程度のペースだけど。
まー、読書傾向としてはビジネス書をよく読む方のタイプです。いや、小説とかラノベとかもそこそこ読んではいたんだけど、あれは時間に余裕が無いと楽しめない部類の本ですよね。十二国記とかそういうファンタジーも大好物だし、実際に自分でも東方Projectの二次創作でファンタジーチックなものを書きはするんだけど、自己啓発本みたいなビジネス書ってサラリーマンが効率よく情報収集できるような構造になってるんですよ。最近でも小説は読みはするけど、池井戸潤のサラリーマン小説みたいなもんを読んでますね。
まぁ、おすすめ本ね。僕も楽に生きるために役立ちそうな本を2冊ばかし紹介して寸評でも書いとこう。

- 作者: 飲茶
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/11/05
- メディア: 文庫
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哲学入門書なんだけど、とにかく読みやすいし内容の構成がうまい。西洋哲学史なんぞを紹介しているんだけど、情報の羅列じゃなくて腑に落ちるまで詳しく解釈してセンスオブワンダーを刺激するような構成になっている。僕はいろいろと哲学入門書を読んできたけど、これ以上にわかりやすい入門書を知らない。ここで解説している。
西洋哲学のとっかかりとしては最適解に近い本である。ここから自分が興味持った哲学者の岩波書房の新書あたりを読めば、そこそこ思索を深められるんじゃ無かろうか? ちなみに僕はスピノザが好きで、日本のスピノザ研究者、國分功一郎氏に注目してたりしますけどね。
次、「ウォール街のランダムウォーカー」

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
- 作者: バートン・マルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 単行本
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インデックス投資の解説本なんだけど、40年間に渡って版を重ねており、現在では11稿まででている。
とにかく経済の歴史においてインデックス投資というのがどれだけ革新的な発明だったのかを分析している本である。チューリップバブルからリーマンブラザーズのバブルまでありとあらゆるバブルの中でアクティブ投資がどれだけの不確定要素に振り回されていたか分かる。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析に関しても、本質的な部分をあぶり出して未来予測の不可能性を教えてくれる。
インデックスファンド云々よりも世界経済史の解説本として面白い。人間の経済活動がいかに不安定で、その環境の中で投資で儲けるにはどうすればいいのかを考えさせてくれる本である。
まぁ、この本はインデックス投資の入門者が読んだところで絶対難しすぎなので、ただ日本でのインデックス投資による資産運用のやり方を知りたい人は水瀬ケンイチ氏の「お金は寝かせて増やしなさい」がいいけどね。

- 作者: 水瀬ケンイチ
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2017/12/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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とりあえず、今日は上述の増田に出会っていろいろと本が読みたくなった。
今日の徒然
今日はこんな記事を見つけたんですよ。
楽天では社内公用語で英語が使われているらしいけど、今回、三木谷社長はプログラミングを勉強させようと計画しているらしいです。僕の感想はこちらだ。
英語の次はプログラミング、楽天の三木谷会長が社員に要求 - Bloombergb.hatena.ne.jp
- [ビジネス]
さーてなぁ。英語とITはビジネスマンの基礎スキルって言っても良いとは思うしなぁ。まぁITパスポートレベルで留めておいた方が技術職以外の部署ではわかりやすい気もするが。
2019/03/20 17:48
まー、ブコメなんかじゃ否定的な事を言ってる奴もいるけど、会社で金出してプログラミングの勉強をさせてくれるならむしろありがたい事じゃ無いかなー?会社ごとに教育制度はいろいろあるけど、楽天はベンチャー企業の走りだけあってなかなか抜本的な改革をするなーと思う。
ま、実際の所、プログラミング含めたIT知識は現代社会では持っているとめちゃくちゃ有利になる知識である。最近は小学生ぐらいの子にScratchみたいなビジュアル的なプログラミング言語を使ってアルゴリズムを勉強させたりしているとのことだ。いいことじゃないかなと思う。別にプログラマーに限らず、アルゴリズムとかデザインパターンみたいな法則性を知っていると、効率的な働き方なんかの発想が生まれたりするもんなんだよ。
英語に関しては現代社会では常識的に身につけてた方がいい。グローバル社会なんてものは普通に進展しているし、日本国内でも海外から出稼ぎにきて働いている外国人労働者は普通に見かけるようになった。少子高齢化でこの流れはますます加速していくだろうし、世界の共通語とも言える英語ぐらいは知ってないと日本国内でも損をする時代がやってくるかもしれない。できればまぁ、中国語も覚えた方がいいかもしれない。多分、経済発展のペースから見ても中国はどんどん世界経済の中での地位を盤石にしていくはずだ。グローバル社会でのビジネスチャンスを手にするためには英語と中国語は普通にできる人材が必要になるだろう。
僕はまぁ、いろんな事を習慣づけて練習をすることで自分のスキルアップをすることが大好きなんですよ。半年前からランニングを始めて、今でも続けて走り続けている。通勤中の車の中では本の読み上げをさせて読書をしている。ブログは2年以上毎日連続更新を続けている。だから、英語も勉強してみたいなーと思った。
なんぞ、英語学習で使えるアプリなんぞはないものかね。これなんかが良さそうな感じではある。
ひとまず、寝る前にポチポチと勉強する習慣でも付けてみますかね。もう割と時間に関してはカツカツな感じでもあるが。