超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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取得するコンテンツを自己啓発本から物語に変えないといかんですな。

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取得するコンテンツを自己啓発本から物語に変えないといかんですな。


最近、自己啓発本を読みすぎだなーと感じる事が多々ある。僕の読書傾向はこのブログの「book」のカテゴリでも読んでもらえばだいたい分かるだろう。


www.ituki-yu2.net


なんか、読んでる本のジャンルが自己啓発とか実用本ばっかり。


これがあんまり良くないことだなーというのは常々感じている事なんですよ。最近もこういう記事を見かけた。


withnews.jp

福岡県在住の男性(29)には、「自己啓発本」を読みふけった過去があります。人生が立ちゆかなくなったとき、たまたま手に取ったビジネス書。つづられていたのは、前向き思考の大切さなど、仕事で成功するためのメッセージでした。しかし思うように成果が出ず、心のバランスを崩したとき、その内容に違和感を抱いたそうです。「まるで、手軽に欲求が満たせる風俗のようだった」。あえて強い言葉で、そう表現する理由とは? 成長が求められ続ける社会で、自分らしく生きる方法について考えます。(withnews編集部・神戸郁人)


自己啓発本は、上記の記事のタイトルで書かれている事なんですけど、気持ちよくなるために読む本であって読んだ所でさして人生の大勢を変えるようなものでもないんですよ。いや、人生を変える言葉も書かれているかもしれないけど、一回さらっと読み流しみたいに読んだ程度で身につくものじゃないんです。


自分は意識高い系を馬鹿にしているけど、これは同族嫌悪のムードが多分に漂ってる感情なんです。このブログをいくらか読み続けている読者諸氏なら分かると思うが、僕自身がどちらかというと意識高い系に属するメンタリティを持っているのである。初めてのネットコミュニティが2chだったりはてなで長年うろちょろしてたから匿名文化の露悪趣味が身についていたりするけど、mixiとかもやってたんですけどそこではビジネス系のユーザや経営者などとマイミクになって、意識高い系のポエムを垂れ流してましたからね。


そもそも新卒の頃とかは、ビジネス書や自己啓発本を一日一冊読むという意識高い系のムーブを普通にやってましたからね。そのころは相当意識を高ぶらせてまして、新卒なのに会議で社長に経営方針を意見するという恥晒しの行為を普通にやってました。あまりにも痛すぎて、その頃の自分をネイルハンマーでどつき倒したくなる事が何度もあります。新卒で入った会社を飛び出したのもこの手の意識高い系マインドなので、かなり僕の人生の色んな所に影響を及ぼしている事は確定です。まぁ新卒の時の会社は今は傾いているから結果オーライですけど。


なんというか、人生を30数年生きてきて分かってきたことですけどね、自己啓発の薄っぺらい思想や小手先のライフハック程度で成功者になろうという思惑は、ティッシュペーパよりも薄っぺらい。意識高い系がどうしてバカにされるかというと、本やネットで聞きかじった程度の浅い知識で人にマウンティングをかまそうとするからである。行動も経験も伴わないような自分の頭の中だけで考えた頭でっかちの言葉で人生全てを理解した様な口をきくから馬鹿にされるのだ。


まぁ、別に自分も他人の事をどうこう言えるような人間でもないんですけどね。自分自身、意識高い系ですし、あっさい青二才の中二マインドで分かった様な口をきくので、そういうのが分かってる人には生暖かい目でヲチされているだろう。僕は一応、自分が浅いことを言ってるという事は自覚はしているんですよ。このブログでやってることは、絵画でいうならば印象派みたいな、筆の跡を残した制作の意図が見えるようなタッチで書かれた文章なのです。筆を重層的に重ねたり、修正の跡を残すことで、継続して読んでいくことで人生の何かしらみたいな生き様を表現してみたいみたいな思惑です。僕のブログは1つのエントリーだけではなく、ブログ全体を読んでると一人の人間の人生の姿が見えてくるような、そういうブログ全体を通じて1つの作品として仕上げることを目標として毎日更新をしているのです。


兎も角、自己啓発ばっかを読んでると、人間として薄っぺらくなるなというのは僕が常々感じている事なので、ちょっと摂取する情報の質を変えたほうが良いなとは思います。人生の厚みというのは色んな経験をしないと変わらない。臆せずいろんな現場に飛び込んで色んな経験をして、色んな人と交わって意見交換をして共感する。そういう実際の行動が伴ってこそ人生には厚みが生じる。読書や得られるコンテンツにしても、良質の物語は人生のさまざまなイベントを疑似体験させてくれる。小説を大量に読むことは、自己啓発本よりも効き目は遅いけど、重厚で厚みのある人生をもたらしてくれる。

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