超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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人間観察したりとかもっと物語を読んだりとかしたいよね。

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人間観察したりとかもっと物語を読んだりとかしたいよね。

深みのある人間になりたい。


最近、意識高い事ばっか書いていてつまんねーやつだと思われてもシャクなので、人間らしい生き方をする努力などについてでも書こうと思う。


なんというか自分の哲学というか人生全般に関する感じ方なんだけど、合理的な事ばっか追求しても心がやせ細っていき大成した人生を送れない。なんかそう感じるんですよね。ライフハックとかそれ系の情報を滅多矢鱈に追求している人たちがいるけど、根っこの方がひょろひょろしていて人間的にはつまらんやつだなと思うことがよくある。


別に誰かをバカにしてばっかりという訳じゃなくて、これは自分の生き方の悩みでもあるのだ。僕は思考の方向性として感覚よりも理論を重視するのであるが、理論を追求する一辺倒では人間的に大成しないだろうなーと思うのである。なんか、人間的に深みのある人というのは無駄なことも沢山経験してきて裏と表の顔をちゃんと使い分けている印象がある。ライフハック情報とか自己啓発本ばっかり読んだ所で、人間は何も成長しないのだ。人間としての成熟は実際に手を動かして経験した事である。そう思うのだ。


経験を積むのであればどのようにしたら色んな経験ができるのであろう? 僕は多くの人と話し合ったり、人生について語っている文章を読んだり、フィクションで経験を追体験するのが良いんじゃないか?と思ってる。

人間観察って重要じゃなかろか?


僕は人間観察って大好き。人通りの多いデパートなんぞでコーヒーでも飲みつつ歩いている人たちの顔を眺めたりとか、話している内容に聞き耳を立てたりする。世の中は普通に見えても色んな変わった人が居るというのは分かる。目を引くような変な人がいるときはその様子を逐一観察したりするのも楽しい。僕は人間観察が好きすぎて大学の専攻は心理学を選んじゃった。最近は行動経済学が流行りらしくて「ファストアンドスロー」なんて本を買って読もうとしている。


はてなブログで色んなブログを読者登録しまくって読むのも面白い人間観察だよ。世の中には本当にいろんな人がいるよ。僕が好きなのは日記ブログであるけど、自分もブログを書きつつ他の人と生活を共有した気になれる。他の人のブログを読んでると人間の色んな所が見えるよね。そういう人と交流しつつブログが書けるのがはてなブログの良い所だ。


次は人間の悪い面の方。5chとか増田とかの匿名文化圏のSNSを使ってる人たちというのは殆どそういうものを見る目的でヲチしている連中ばかりじゃないかと思われる。増田とかは、匿名で素っ頓狂な、人には言えない悩みなどを書けるんだけど、明らかに認知や考え方が歪んでる奴とか居たりするんである。そういう奴を見つけてなんやかんやと煽ったり議論したりするのがあそこの楽しみ方だ。あそこで人気があるのは人格的に歪んだやつが赤裸々に感情を吐き出す記事だったりするんだけど、そういうのを読むと人間とはこういう一面もあるのかと気が付かされる。


まぁ、ネットで出てくる人間の一面というのは色んな複数の表情の一面なのでこれを見て人間を全部知った気になるのも危ない。特に匿名文化圏のコンテンツはグロテスクな一面が露悪的に強調されてるから、あんなもんで人間を理解した気になると、考え方が厭世的になって生きる気なくしますよ。なんで人間がポジティブな考え方をするように気をつける必要があるのかというと、ネガティブな事ばっか見てて考えても自分のモチベーションが下がるばっかりで生きるのがめんどくさくなるからだ。僕の理解としては、ネガティブで悲観的な考え方をするのは合理的に見て損をする。考え方を鍛えてポジティブな側面を見たほうが楽に生きられる。こういうのを理解するのにオススメは、哲学者アランの「幸福論」である。

ネットのコンテンツだけじゃなくてフィクションやエッセイを読むのも良い人間観察。


小説などのノンフィクションを読むのも、自分の人生だけでは経験できない凄い出来事を追体験するためだ。これは自分が凄い出来事に遭遇したときにパニックに陥らない練習にも使える。自己啓発本などのお役立ち本は、知識は身につくけど実際に生きてみたときの心情は分からない。人間に深みを生み出すためには心の動きを見るために物語を読むのも良いだろう。


上記の章で書いた様な人間のグロテスクな一面を深く抜き出した作家などもいる。やっぱりこういうのは素人よりもプロの文豪のほうが文章力も高くて追体験の質が高い。むしろ、文学というのはこういう人間のネガティブな部分をえぐり出す作品が好んで名作として扱われているのではないかと僕は思うな。例えば、芥川龍之介とか魯迅とかドストエフスキーなんぞはいかがでしょうか? 冷酷にこれでもかと人間の弱い部分をえぐり出して文学作品にしてますよ。文学を読むのも人間観察の有効な方法であると思います。

まとめ

僕が人間観察をやりたいと思ったのは、小説を書くときのキャラクターの心情描写が弱いなーと思うからだ。ちょっと前にカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を読了して、今は馳星周の「少年と犬」を読んでいるんだけど、やっぱり彼らの小説というのはキャラクターの心情描写がむちゃくちゃ上手い。自分も小説を書く人ではあるんだけど、緻密なキャラクター描写を行うためにはもっと人間観察に費やすリソースを増やしたほうが良いのかな?とか思った。


まぁ、文字だけのコミュニケーションに頼らずに、色んな人ともっと話したり関わったりして人脈を増やした方が良いのかとも思うけど、とりあえず、僕はもっと人間を知りたい。

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