超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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なんか、いろんなものがものすごく嫌になった。

なんか、いろんなものがものすごく嫌になった。


今日は背中の粉瘤を取るために皮膚科に行ってきた。簡単な手術をやって、そちらの方は無事完了。今では痛みもそれほど気にならなくなった。


それが終わった後には、嘉手納にある「珈琲喫茶カメシマ」というところで昼飯とコーヒーを頂いてきた。






クラシカルな純喫茶という感じであり、そちらでナポリタンとトースト、そして食後にはブレンドとバナナケーキを頂いた。店内にはジャズが流れており、昭和の時代を感じるような時間がゆっくりとした空間であった。平日の昼間でこんな感じの喫茶店で昼飯を食うというのはなかなか気分の良いものである。


それからいつもの海岸に行き、夕方の海を眺めながら坂本龍一の「async」というアルバムを聴きながら、村上龍のエッセイの「すべての男は消耗品である。」を読んでいた。



村上龍のエッセイは30年分のエッセイを一冊にまとめた電子書籍合本版を読んでおり、こちらは2000ページとごうつくな厚みがある。ちまちまと読もうと思っているが、しかしまぁ、村上龍という人はなんでこんなにいろんなものに怒っていたり、自分を良く見せようと焦っているのだろうか。


なんとなく、最近僕は、世の中を見ていてすごい嫌な気分になる厭世観に囚われている。どうも村上龍のエッセイを読んでいても思うのだが、つくづく僕はバブルの時代に生まれてなくて良かったと思うところである。あの時代は、すべての人が浮き足だって、いかにして派手に金を使うのか競い合ってた悪趣味な時代だったようだ。


その「世の中の嫌な感じ」というのは現代にも感じており、いろんなSNSを眺めて、承認欲求に駆られて拙くてクサイ演技をしている素人の投稿を見たりとか、売らんかなで欲望をギラギラと感じさせる醜悪な広告を見ていると、いろんなものが嫌になってくる。


なんか、僕の今の気分というのは、世の中に溢れてる剥き出しの欲望というのを見るのが嫌になっている。今日は特に、昼間も余計な刺激を入れたくなくてずっとクラッシックを聞いていた。ネットを見ていても「ウッ」と来るので、ずっとスマホでは電子書籍を読んだりとか瞑想をしていた。


どうにも突如として体の調子を崩してしまったもんで、かなり神経が参ってしまってる。ネットの刺激も嫌だけど、今はあんまり人にも会いたい気分ではなく、明日の仕事のためにオフィスに行くのがすごく嫌な感じである。


最近は人嫌いの発作がどうも強くなってしまっている。組織の中にいても、人々がそれぞれ階級を確認するためにマウンティングの儀式をしているのを、大層アホらしいと感じつつも波風を立てるわけにも行かないので傍から黙って見てるのである。しかも、この時期はその集大成とも言える飲み会が集中しており、「嫌だ嫌だ」と内心では喚きつつも全部拒絶はできないので、最低限顔を出して一次会でさっさと帰る。


基本的に僕はハッピーひとりの人間である。一日数時間は一人で趣味を楽しんだりとかもの思いに耽る時間がなくなるとノイローゼを起こし始める人間だ。心的エネルギーを補給するためには、一人で部屋にこもって色々と考えながら文章を書いてたりとか、黙ってコーヒーでも飲みながら音楽を聴くなどしないと、精神に不調をきたしてくる。


まぁ、僕も42歳にもなるいい大人なので、そういうことを考えながらもきちんと世の中の建前を守って行動することはできている。僕が本当に自分のやりたいことをやろうと思うのなら、マジで会社も生活も何もかも放り出して山奥か無人島にでも引き篭もるしかないはずであり、一応社会の中で生存活動をするための社会生活というのは破綻せずにやるだけのソーシャルスキルは身についてるのである。


今はなんか、見るものすべてが嫌なものに見えるという変な精神状態であり、普段の僕はここまで厭世的ではない。意識的に物事の良い面を見るようにすることが自分の精神状態を安定させる最良の方法であると知っているし、人と話すときもできるだけその人は好意からそんな発言をしてるのだと捉えるようにしている。


そもそもまー、昔っから僕は組織向きの人間ではないのである。当たり障りのないコミュニケーションができるようになったのは後天的であり、あんまりわがままを言うタイプも好きじゃないから、「はいはい」と言いながらも人付き合いができるようになったのはすごい進歩である。


しばらくは余計なエネルギーを使わないように省力モードで活動しようと思う。筋トレも今回の手術の傷が塞がるまではできないんだとさ。しばらくはちゃんと食って寝て、色々とイラストを描いたりすることだけに注力する。

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