なんやかんやで結局、村上春樹が好きなんですよね。
あー、どうしよう金曜日で力尽きてる。ブログ継続の危機だわ。うそうそ、疲れたぐらいで書くの辞められるぐらいならとっくに更新途絶えてるわ。なんか、もうブログ継続に関しては努力してどうこうみたいな領域はとっくにぶち抜けており、書かないと気持ち悪くて眠れないって域なのよね。
しっかしまぁ、今日は特にネタがない。週末金曜日なので、帰りはちょっと贅沢にもコンビニによって肉まんを食べた。寒い冬の夜に肉まんを買って食べるのは小確幸だよね。小確幸ってのは村上春樹がエッセイで言ってた言葉だけど、「小さくて確実な幸せ」のこと。人生を幸せに生きるためには、なにか大層なことをして成功したりだとかしなくても、こういう小さな幸せのリストをどんどん増やしていけば幸せに生きられるって考え方だよ。
僕は村上さん結構好きだけど、決してハルキストではないんですよ。じゃあ、村上主義者かー？と問われると、そっちの方も微妙に違うよなーって感じ。村上さんの思想とか考え方とかは参考になるし、リスペクトはしているけど、毎年ノーベル文学賞候補で地元で人が集まってなんやかんやみたいな話を聞くと、そんな話をしている奴らとは未来永劫関わりたくないなと思う。
なんかさ、村上作品に関しては、必要な人がひっそりと読む本だと思ってるんですよ。今回、僕は必要にかられて「ねじまき鳥クロニクル」を再読したんですけど、たしかに彼の作品は、なんか人生の窮地とかにはまってる人が読むと救いになる物語だったりするんですよね。今回、「ねじまき鳥クロニクル」に関しては、主人公の境遇がまさしく自分とそのまんま同じだったよなーと思い出して、主人公は結局、この物語の中でどうやって一番深いところにたどり着いて、どうやって壁を突き抜けて元の世界に戻っていったのかーというのを思い出したかったんです。
結果的に、やっぱ救われる所が色々とあったんですよ。よく分からないんだけど、この作品は僕のような人間の心理をきっちりとたどった上で最後にハッピーエンドっぽい終わり方をする。いや、ハッピーエンドかどうかは分かんないんですけどね、結局、クミコさんが戻ってくる雰囲気だけで終わるし。
なんだろなー、やっぱ僕はハルキストなんか？ いや、村上さんの全然融通効かないアスペっぽい性格に自分とおんなじ共通点とか見つけちゃって、勝手にエッセイとか読んで共感したりしちゃうんだよね。嫌なことがあったらその分、長くランニング走り込んで自分に当たるみたいな精神性とか、そういうストイックに自分を追い込もうというのは、自分も全然できてないけど参考にしようとかおもっちゃうんよ。
僕は自分がストイックだとか自称するような恥知らずではないが、まぁ他人よりはちょっと我慢強い性質であるかと思う。じゃなきゃブログを２０００日近くも毎日更新を継続したりとかはしないだろう。
いや、実際のところ、２０００日とかだとまだまだ上には上が居て、自分が確認したはてなブログの連続更新の継続記録の人は毎日更新６０００日過ぎてまだまだ継続して更新してる人とかいる。そもそもほぼ日の糸井重里さんとかは２０年以上毎日更新しているし、その領域でトップ目指そうと思うと本当に死ぬまで書かないと無理だはず。
どーなんだろ、僕は冗談めかして死ぬまでブログ書き続けるとかたまに書くけど、半分ぐらい本気だぞ。流石に急病になったりとかメンタルが死んだりとかどうしても書けない日が発生するだろうし、どっかで途切れるだろうなーと思い続けてきたんだけど、なんか、最近壁は乗り越えちゃった気がする。やろうと思えば別に毎日更新だけなら死ぬまで書くというのも真剣味おびちゃいますね。
とまぁ、どうにもこうにも自分も頑固で自分の習慣に対して強いこだわりとかもっちゃうようなところがあるので、割と世間と壁があるんですよね。だからなのかどうかはわかんないですけど、わりかし村上さんが書いてる作品の主人公たちの考え方に親近感を覚えることが多いんですよ。なんか村上作品では変な考え方をするような主人公が多いでしょ？ どうも、自分と境遇とか考え方が近いと言うか、世間への馴染めなさの感覚とかが近いんです。
だけど、村上作品はベストセラーになったりするということは、自分と似たような人も多いんだろうなーとは思う。僕は自分の事を、多分、アスペルガー症候群だと思ってるんだけど、村上さんはそういう人の気持ちを書く小説を時代に先取りしてたんじゃないかなー？と思うんですよね。
結局まぁ、僕はハルキストとか言われるような部類の人間だろうなー。ほんとそれ言われるのまじで嫌なんですよね。ノーベル賞貰えそうになったらみんなで集まって騒ぎ出すとか、最も村上ワールドの対極の極みみたいなもんですよ。僕はリアルの人前では村上春樹を読むとは口が裂けても言えないですね。
