超メモ帳(Web式)@復活

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安倍総理が辞任を発表して僕が考えた事。

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安倍総理が辞任を発表して僕が考えた事。


2020年8月28日に安倍総理が辞任を発表したね。


www.nikkei.com

安倍晋三首相は28日、辞任する意向を固めた。持病の悪化で職務の継続が困難だと判断した。自民、公明両党の幹部に伝えた。同日夕の記者会見で正式に表明する。新総裁が決まり次第、内閣総辞職する。後継を決める総裁選は9月に実施される見通しだ。


僕の感想として下記の感じ。




ひとまずは7年間もご苦労様と言いたいですね。体調不良をおしてまで重責を背負い続けて、実際、経済政策などではある程度の功績を残せたわけだから有終の美とはいえずとも、安倍総理はちゃんと国のために仕事はしてきた人だと思います。コロナに対してもちゃんと給付金を出したりして対策はしたわけで、アベノマスクみたいな事があったりとかで完璧だったといわずとも緊急事態にリーダーシップを取ろうとはしてきた。


本音としては、コロナ禍みたいな緊急事態に、一番国政の舵取りがめんどくさい時期に最高責任者が辞任するって、わりかし最悪の事態に近いよなーとは思う。また安倍政権下で起こしたモリカケ問題とか自殺者もでるような政治問題もまだ未解決で積まれている訳で、これを総理が変わったからチャラみたいな事にしたら、後々の政治に酷い悪影響を残す事になるよなー。


それは兎も角、そういう事を取り上げて議論するならばちゃんと安倍さんがやってきた仕事について然る場所で討論をするべきであって、病気で仕事を辞める人に対してSNSで人格攻撃するような連中は僕は好かん。なんか、twitterとかのネトウヨ対パヨク、ツイフェミ対表現の自由戦士みたいなカルトな連中はRT率が異常に高いノイジーマイノリティばっかなので声が大きい。こういう統計も出ていた。


vdata.nikkei.com


記事が有料ユーザのみしか閲覧できなくなってるので、はてブのリンクも貼っておく。


b.hatena.ne.jp


こういう、政変があった時に大量に流れてくる誹謗中傷のツイートとかは、大概そっち側のカルトなノイジーマイノリティのユーザが大量にRTしているものであって、普通の人たちはそれほどツイートしていないのである。実際まぁ、twitterとかある程度使っていれば、そういう政治系とか社会問題系の話題ばかりをRTするユーザが居るというのは分かるはずであろう。そういった人たちをブロックなりミュートしておけば、ある程度TLの流れはコントロールできるはずである。


なんか、こういう問題に関しては宇野常寛氏の「遅いインターネット」が白眉の出来だったので、また紹介しておこう。


www.ituki-yu2.net

そう、気づいたときは既に手遅れだった。それも、決定的に。  
いまこの国のインターネットは、ワイドショー/ Twitterのタイムラインの潮目で善悪を判断する無党派層(愚民)と、 20世紀的なイデオロギーに回帰し、ときにヘイトスピーチフェイクニュースを拡散することで精神安定を図る左右の党派層(カルト)に二分されている。  
まず前者はインターネットを、まるでワイドショーのコメンテーターのように週に一度、目立ちすぎた人間や失敗した人間をあげつらい、集団で石を投げつけることで自分たちはまともな、マジョリティの側であると安心するための道具に使っている。  
対して後者は答えの見えない世界の複雑性から目を背け、世界を善悪で二分することで単純化し、不安から逃れようとしている。彼ら彼女らはときにヘイトスピーチフェイクニュースを拡散することを正義と信じて疑わず、そのことでその安定した世界観を強化している。  
そして今日の Twitterを中心に活動するインターネット言論人たちがこれらの卑しい読者たちを牽引している。  
彼らは週に一度週刊誌やテレビワイドショーが生贄を定めるたびに、どれだけその生贄に対し器用に石を投げつけることができるかを競う大喜利的なゲームに参加する。そしてタイムラインの潮目を読んで、もっとも歓心を買った人間が高い点数を獲得する。これはかつて「動員の革命」を唱えた彼らがもっとも敵視していたテレビワイドショー文化の劣化コピー以外の何ものでもない。口ではテレビのメジャー文化を旧態依然としたマスメディアによる全体主義と罵りながらも、その実インターネットをテレビワイドショーのようにしか使えない彼らに、僕は軽蔑以上のものを感じない。


あそこで過激な事を言っている人たちというのは、アテンションを集めていいねを集めたがってるユーザばかりで、実際に社会問題を考えて解決しようとしている人たちではないんですね。まぁ、そりゃそうなんですけどブログみたいな長文でも誤読されたりする訳で、140文字しか呟けないTwitterは議論できるような場所でもないんですよ。ああやって騒いでいる人たちは情報を消費して自己顕示欲を満たしているばかりで、さして問題解決をしようという意欲も低いんじゃないでしょうか?


この「遅いインターネット」を読んだ後から、じゃあどういう風にネットを使う事が世の中を良くしていく事なのか?みたいな考えをしているんだけど、自分なりの答えとしては、目の前に提示された社会問題に簡単に結論を付けないというやり方で対応していこうかなと思っている。マスコミやtwitterで騒いでいる人たちとかは過激な煽り文をつけて、視聴者などの怒りや恐怖を掻き立てようと頑張ってる。そういう人たちの思惑に乗せられない様に、じっくりと自分の内でどういう風な感情が起きているのかの内観を観察して、性急に答えを出さずに思考し続ける事が必要なのかなとおもう。大体まぁ、世の中の社会問題で今すぐ何か結論付けないと実害が起きる事なんて、政治家でも無ければまずない事ですから。僕的には社会の流れを観測し続けて、そこから得られる利益を見逃さないようにして、ちゃっかりと立ち回っていこうかと思ってる。

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