理想の小説執筆用エディターを自作したいよな。
うぉっす。土曜日ですな。風邪のダメージが引き切ってはないけど、徐々に体調が良くなってるのは感じる。今日はカフェでニュースレターも書いてきたので、ニュースレター登録してる人はご確認ください。
先日、ようやく大五郎に破壊されたMacbookが修理から帰ってきた。中身の方はほとんどリセット状態であるが、基本的なイラストの原稿とかについてはクラウドにバックアップをとってるから大丈夫。しかし、小説のScrivener3のファイルについてはローカルに保存していたので、今回はマジでキモを冷やした。
Scrivener3に関してはDropboxに保存してスマホからも編集できるので、早速スマホアプリを購入してスマホからも小説を書けるようにした。いや、これは好き嫌い分かれるところなんだけど、スマホで書いた方が小説執筆の進みが早いという人もいるんだ。
僕も若干、その傾向はある。PCでブログを書いてる時もマルチディスプレイにしてるので、片方で無駄なweb閲覧をしてたりとか、PCだとかえって集中力が落ちることもよくあるなと思う。スマホであれば、エディターを開くとよそ見ができないので徹底的に創作に没入することはできるなーと思う。
これは意図的にエディター以外のアプリを開けないような執筆活動特化型のエディターを使えば良いのかもしれないな。Mac向けの執筆特化型エディターとしては「OMMWRITER」や「stone」が挙げられるだろう。
こういうシンプルな禅を意識したエディターに関しては、ひょっとしたら自分で作れば良いのかもしれないな。僕は基本的にはエディターに求めるものとしては、文字数カウントと検索・置換が付いていればOKであり、それ以外の余計な装飾はいらないと考えている。プログラムを書くときはIDEで書くけど、小説やブログを書くエディターに関してはごちゃごちゃと余計なものが付いてると鬱陶しく感じてしまうのである。
僕は書くことが趣味なので、1日の中で何か書きたいなと思いついたときはScrapboxを立ち上げてゴリゴリと長文を書いている。Scrapboxもその点ではなかなかいいセンは行ってるのであるが、数万字とかの長文を扱う時にはオンラインエディターではやはり心許無く、ローカルで使えるやつでシンプルなエディターが欲しいなーと感じることがあるのだ。
プログラマ属性の人が小説を書く趣味を持ってる場合、自分で理想の執筆環境のアプリを作ってしまおうとするのはあるあるのようなのだ。
たとえば、「Story Editor」というアウトライナーエディタを開発してる北きつねさんという方も小説を執筆してるらしく、この方の小説を読んで感心した覚えがある。
吉川英治文学新人賞を受賞したSF作家の藤井太洋氏もプログラマ属性であり、自分の理想の執筆環境を構築するためにVscodeのプラグインを自分で開発した話がある。
こういうプログラマが小説を書くためにエディターを自作する事例というのは、割とよくある話なんだよね。基本的にプログラマ人種は開発環境を自分向けにチューニングするのは趣味のようなものであるし、小説執筆が趣味のプログラマが行き着くところまで行き着くとエディターの自作になってしまうのだろう。
自分の理想の執筆環境とはどんなものだろう? と考えたところ、やはり余計な装飾が付いておらず気が散らないことだろう。本文を書いてるときは1ペインでファイラーとかアウトラインも表示する必要はないが、必要に応じてそれらのウィンドウを呼び出せるとかいいかもしれない。
それと、ブログを書くのでもそうなのだけど、僕は書きながら自分の文字数については常に確認する癖がある。僕が気持ちよく書いていけるぐらいの速度というのは、1時間で2000字であり、それより遅くても早くてもサボりすぎか煮詰まりすぎだ。文字数カウントが常に表示されてるのは必須であろう。
それと今回のMacbook破損の件で散々懲りたけど、クラウドへのオートバックアップは必須かもしれない。これは保存先をDropboxだけにしたらいいかもしれないけど、それならスマホでも閲覧・編集ができる機能も欲しい。
僕はFlutterを使ったマルチ環境での開発ができるであるし、やろうと思えばmacアプリの開発もできるんだよね。それと同時並行で、Dropbox経由でスマホとPCで同期を行いながらテキストファイル編集を行えるアプリを開発したらいいかもしれないし、やってみるだけの価値はあるだろう。
そしてそれらの最もネックとなる条件としては、そもそも開発時間をどう取るか? なんだよね。macbookがリセットされたことで開発環境も一からインストールしないとならないし、それはともかく小説もアイディアが消えないうちに書いておきたいし、今回の小説はkindle本として出版もしておきたいのでそのあたりの編集も行わないとならない。やりたいことに対して時間がないのはいつもだけど、ある程度妥協はせんとならんのだろうな。