超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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満足に生きるためにはどう考えれば良いのだろうね。

満足に生きるためにはどう考えれば良いのだろうね。


ちょっと最近、何がやりたいのか方向性が不明よね。ひとまず玲と真輝の小説の続き書くかー、と意気込んでいたけど、もうちょっと物語に深みを出すために色々と資料を集めて設定固めを優先することにした。そしたら村上さんの「街とその不確かな壁」が発売されたので、最近は夜は村上さんの小説を読むのに時間をあてている。


仕事でもプライベートでも、生産性を高めるにはどのようにしたら良いだろうというのは僕の一大関心事である。僕は多趣味でとにかくやりたいことが多いので、仕事術の手法などを使って生産性を高めるようにしないとなんの成果物も作ることができない。一応、ちゃんと毎日コツコツと絵を描いたりとか小説を書いたりみたいなルーチンを積み重ねることで作品を作り上げたりとかすることはできるけど、そこまで満足できるほどの生産性ではない。


でもまぁ、プライベートの趣味においてはこんな感じでいろんなことに興味を向けながらプロセスを楽しむことが一番重要なのだろうなーと最近は考えるようになった。ネットの世界なんかをみると、すごいクオリティの作品をすごい勢いで仕上げていく人たちなんかもいるけど、ああいう突き抜けた人たちと競い合おうだとか考えてはならない。ああいう人たちというのは大抵の場合、日常生活のいろんなものを犠牲にしつつその作品のために貴重なリソースを費やして技術を身につけたような人たちばかりである。僕のような、仕事の片手間でちょいちょいと遊びのように趣味をやってる人間の生産性とは比較してはならない対象である。


たまに考えるのよね。僕は人生において何を残すことができるだろうか? なんか子供を作ったりして自分の知り得たことを後の世代に伝えていくことに関してはまぁ絶望的だと思ってるのよ。一般的に、人間が人生の中で何か後世の人たちに残していけるものというと、子孫を繁栄させるか何かしらの芸術作品を残すぐらいのものではないだろうか? どうも、僕の人生においては、何かしらの歴史に残るようなコンテンツだかを作るぐらいしか歴史に爪痕を残す方法はないだろうなと思うのである。


僕はこうやって毎日ブログを書いたりすることを趣味にしているけど、なんかのラッキーが起きてとてつもないバズが起こり、僕が世間的に注目される可能性というのも一応あるだろう。しかしながら、僕の性格的に不特定多数の誰かの注目を受けるということは嫌いであり、このブログの記事に関しても多くの人に読まれる必要性は感じておらず、僕と似たような感受性の人が面白がって読んでくれればいいなと思ってるぐらいである。


小説執筆の趣味に関しても、自分で書いた作品は自分が読むと無茶苦茶おもしろいのであるけど、これも多くの人に万人受けすることを想定して書いてる訳ではないのである。僕の小説執筆の趣味というのは、自分の頭の中で生まれたシュチュエーションであるとかキャラクターを物語にして言語化しないとなんか嫌、というあくまでも個人的な好みを具現化するためだけにやってる趣味なのだ。


どうも最近、村上さんの「街とその不確かな壁」を読んでいて感じることなのだけど、村上さんが物語を書くということは何かしらの使命感を持ってやってることなのだろうか? 僕も村上さんも同じ人間であることは変わりないのでそこまで精神構造とかにも極端な変わりはないと思うのだけど、何を考えればあそこまで綿密な物語世界を構築できるのか? と感心しながら村上さんの小説を読んでるのである。


人間が何かしら文化的に複雑な構造物を構築しようと思う時、何を考えながらその作業をしているのかというのに興味がある。ガウディがサクラダ・ファミリアを作るときに、何かしら高尚な思想を持つことでその作業のバックボーンにしていたという風な逸話を知りたいなと思ったのである。


僕もこうやって2500日近くブログを毎日更新し続けてきたのだけど、これはまぁ普通の人にはできない成果らしい。しかし、僕がブログを書いてるときに考えてることとしては、今日もブログの時間だから書くかーという風なあくまでもアンチクライマックスな日常に埋没した思考であり、ブログを書くのは日々のルーチンであるから書いてるというだけのことなのである。


村上さんが長編小説を書いたりだとか、世の中で大成功している成功者たちもその成功の秘訣というのは、人がめんどくさがるような習慣を普通のこととしてできるだけというような単純なことではないかと思い至った。何か素晴らしい作品を残している人たちというのも、単純に自分のルーチンとして複雑なことをちょっとずつ組み立てることができるだけなのだ。マッチ棒を少しずつ組み立てていって巨大なマッチの城を築き上げることができるように、ちょっとずつ自分のできることを積み上げていけば最終的に素晴らしい成果物ができ上がることもあるんじゃないかと僕は思う。


人生において何かしらの成果を残そうと思うのであれば、自分ができることをコツコツと積み重ねていくのが一番いいんじゃないか? というのが僕の暫定的な推論である。自分が楽しいと思うことにじっくりと取り組んで、焦らずに一歩ずつ歩むことが満足いく生き方ができるんじゃないかと思うね。

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