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小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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小説の書き方本については大塚英志著「物語の体操」がおすすめです。

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そういやZOZOSUIT届いたんですよ。凄いっすね、あれ。本当に体の詳細な寸法図ることができて、その後、自分のサイズで絞り込んだ服を買うことができるようになるんですよ。こういうエクスペリエンスを提供することができるんであれば、スタートトゥデイがなんだかんだ言われつつ株価上昇しているのは分からなくもない。


ZOZOTOWNに関しては一応、おまかせ定期便をお願いして月イチで2~3着ほど服を買うかなーって関係。僕はおしゃれが分からんのでまぁそれなりに重宝してはいるのよ。いろいろと田端信太郎氏が悪評立ってたりするのは知っている。それでも一応「ブランド人になれ」は購入して途中までは読んである。



セルフブランディングってか田端氏の半自伝みたいな内容だね。別に言われるほど悪くはないよ。「フォロワー1000人以上居ないとだめだ」とか「炎上しない人間は燃えないゴミ」みたいな過激な部分ばかりが取り上げられて叩かれているみたいだけど、そもそも田端市は実績を残してきた人間なのでそれなりに戦略的にブランディングをしてきた人なんである。別に自分の人生を振り返って田端氏みたいになろうとは思わんけど、そういう人生があることを認めないほど心が矮小ではない。


他にもスタートトゥデイに関してはスキャンダルの影が絶えないみたいだけど、それでもちゃんとした商売は出来ている訳ですからねぇ。僕は株式投資もするんであるけど、実績は残しているしスタートアップにはこれぐらい勢いがあってもいいかなーって思う。


んー、この話題で1000字は厳しかったか。今日の本題もキーワードプランナーあたりから適当な話題を持ってきて1200字ほどを埋めようか。


じゃぁ、今日は「小説の書き方の本に関して」でゲットフューチャー!(意味不明)


そうだな、僕は小説の書き方にかんしては大塚英志氏の「物語の体操」で学んだ。



修行時代はこんな感じで物語のプロットカード出力のスクリプトを作成して、いろいろと書こうとしてたりしていた。


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そうだね、まぁ僕もそこそこ物語を書けるようになってるとはおもうけど、こういう芸事にかんしては何事も守破離が肝心になってくる。本当に物語を語る力を得るためには大塚さんの言う通りに筋トレのような100本プロット作成は力になるんですよ。まずはきっちりと頭の中に決まったプロットを組み上げる力を身につける。その後、実際に自分で書いていくってのが小説を書けるようになる近道です。


それについてはだいたいここでまとめたかな。


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僕が書いているのは大体「行きて帰りし物語」の構造をそのまま使っているパターンが多い。変わらない日常生活を送っていた主人公が誘いを受けて冒険へ旅立ち、向こう側の世界へ行って力を得て帰ってくるという物語だ。 僕の書いた小説だとこれが構造ははっきりしているのでわかりやすいかもしれない。


ナナシノユウレイwww.pixiv.net


玲は真輝の要請を受けて家族に会いに行く冒険に旅立つ。そして、二人は冒険の末に向こう側の世界に辿り着く。トンネルの下のシーンがあるでしょ? あれはあの世とこの世が交錯している向こう側の世界です。玲はあの世で真輝と戦うことで、真輝をこっち側の現世につれもどしたって物語なんですよ、あれ。


行きて帰りし物語についてはこちらで書いたかなぁ。


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よく昔話や神話などには何かを求めて旅をする主人公が現れる。指輪物語のフロドは世界を滅ぼす力を持つ指輪を滅ぼすために旅をする。桃太郎は人々を困らせる鬼を退治するために鬼ヶ島を目指す。ヤマトタケルは兄を殺し父に追われ、九州の征伐のために旅をする。共通するのは旅を通じて何かを得ようとすることだ。

彼らの旅で、クライマックスシーンでは「向こう側」に突き抜けて何かが変わって元の世界に戻ってくる。フロドは滅びの山で誘惑に負けてしまうが、それでも指輪を滅ぼし日常に戻ってきて村人たちの生活を見守る。桃太郎は鬼が島という異境に乗り込んでゆき、鬼を退治して宝物を得ておじいさんとおばあさんの所に戻ってきて幸せに暮す。ヤマトタケル熊襲征伐の際に女装して殺し、タケルの名前を得る。

この物語類型にある形は、何かを得ようとする主人公が旅をして「向こう側」に行き力を得て戻ってくるという決まった形だ。この行きて帰りし物語の類型を創作で書くために使いやすくまとめたチェックシートが大塚英志の『ストーリーメーカー』にあるので掲載しておこう。

1. 日常の世界
2. 冒険への誘い
3. 冒険への拒絶
4. 賢者との出会い
5. 第一関門突破
6. 試練・仲間・敵対者
7. 最も危険な場所への接近
8. 最大の試練
9. 報酬
10. 帰路
11. 復活
12. 宝を持って帰還

大塚英志 ストーリーメーカーより


このように「行きて帰りし物語」の定形を一つ身に付けておくだけでプロット力が違うし、これは実際にプロも使っている方法である。この種の物語の構造は古典や神話と呼ばれる物語にはいくつもの類型がある。その中から使えるものを見つけ出して、自分なりにカスタマイズしていくのが小説を書けるようになるのに手っ取り早く方法であろう。


小説の書き方の本に関しては下記の二冊がおすすめです。



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