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『イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」』(安宅和人著)を読了した。

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『イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」』(安宅和人著)を読了した。


今日は「イシューからはじめよ」(安宅和人著)を読了したので、その感想を書いておこう。なんか、知的生産系の本らしくて僕はその手の本を色々と集めているのでこの本も読んでみようと思ったのだ。


www.ituki-yu2.net


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なんか、この本はこれらの本と比べると如何にして効率的なアウトプットをするのか?という事に特化した本なのだけど、ひたすらロジカルにフレームワークを説明した様な本だった。


作者の安宅氏はマッキンゼーに勤めた後に脳科学の研究もやってるようなビジネスとサイエンスの両方に精通している様な人なのだ。で、そのコンサルティングで学んできたアウトプットのテクニックを本書でまとめてあるという感じ。圧倒的に生産性の高い人はどのようにして仕事をしているかの仕事術の本であった。


で、圧倒的に生産性の高い人になるためにはどうすれば良いのか?という問いにはタイトルにもある通り「イシューからはじめよ」という。イシューというのはこういう意味である。

イシューとは、一般的な用語としては「論点」「課題」「問題」などと訳されることが多いが、「クリティカル・シンキング」においては、論理を構造化する際に、その場で「何を考え、論じるべきか」を指す。 「イシューを特定する」とは、「何を考えるべきか」「受け手の関心は何か」を熟考し、「考え、論じる目的」を押さえることを指す。


mba.globis.ac.jp


なんというか、「他者と共有可能で、明確な解決策が求められている、価値のある問」みたいな事が書かれていた。それを最初にはっきりと定義しておくことでバリューのある仕事(価値のある仕事)をすることができるのだという。


本書で扱われているのはほとんどどういう風にして価値のあるアウトプットをするかのフレームワークの使い方みたいな話であった。僕は流し読みで読了しているので、明確に理解している訳でもないので他の人の解説リンクを貼り付けるに留めよう。


note.com


本書を読んで役立つような人は、プレゼンや説明資料などのビジネス文書のアウトプット能力を高めることが求められているようなビジネスマンであるかと思われる。前提をちゃんと定義して、説明の流れを決めておき、図表などに落とし込んで、読み手の心を掴んで効率的なプレゼンをする、みたいな事が解説されているのである。


僕もまぁ、ビジネスマンちゃビジネスマンなんだけど、技術者であるが故に大してプレゼンをしたりする必要はあんまりないのである。エンジニアにもベンダー系の企業に勤めているSEなどは仕様書とかの資料をまとめて客先に説明する必要がある会社もあったりする。だけど、僕がやってるのは自社開発で、基本的にソースコードを弄ることがメインのPGなので、ここで書かれている様な事はそれほど使わないかなーという感じである。


でも、僕はブログを書くのであるし、読み手を納得させるアウトプットができれば読者数も増えるかもしれない。とも思うのだが、僕の文章執筆のスタイルというのはどっちかというとビジネス文書の様なプレゼンじゃなくて、徒然草的な随筆なので、効率的に伝わるように図表などを用意したりして説明するというよりは、心象描写を積み上げて筆跡を積み重ねて描写するという表現の方に近いのである。


ただまぁ、インプットをあまりやりすぎても自縄自縛に陥って効率が悪くなるなどのアウトプットに対する心構えなどは学ぶべきところは多かったと思う。僕が気になってたのは序盤あたりにあった、答えのない問に悩むのは全く意味がなく、意味があるイシューのために頭を使うのが考えるということだみたいな言葉である。


コンサルタントとかプレゼンを沢山やる機会のある業種とか、知的生産のアウトプットのやり方をしっかりと学びたい人は読んだほうがいい本かもしれないですね。


イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

  • 作者:安宅和人
  • 発売日: 2010/11/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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